ショコラの姉、ヴァニラが加わって更に賑やかさを増していく探偵事務所。
だが彼女の出現は、ショコラにある決断を迫ることとなる。
実家との確執。ウソを付き、誤魔化し続けてきた自分の本当の想い。
苦悩の末、自らの〝居場所〟を勝ち取るため、
ショコラは涙を隠そうとせずアリスたちとの一時の別れを選択する。

マンガタイムきらら連載の
「探偵事務所が舞台の探偵業をしない四コマ漫画」堂々完結の第4巻。

ああもうショコラかわいいなあ。
1巻巻末の銭湯話といい
2巻カラーの所長との出会いといい
どうしてこうツボに入るエピソードばっかりなんだよショコラかわかわ。

というわけで主人公はアリスじゃなかったんだよ!
と思ってしまうくらいにショコラ中心に話が動いていた最終巻。
その一方で既存キャラのエミリーやガーネットが割を食った感じが少々。
今回はメインになるエピソードほとんど無かったし完全に脇キャラだったなあ。
きらら系列で全4巻ともなると結構な長期連載だとは思うけど
各キャラのいろんなエピソードまだまだ読みたかったというのが本音。
こんなに終了を惜しんだ漫画は久しぶりだよ本当。

作者様のサイトを見て落ち武者のデザインが武者ガンダムなのに納得してしまったりと
四コマならではの小ネタも豊富。
そして今回一番吹いたのは「お疲れ様会」背景の豆オンリー。

 

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  四コマ漫画, アニメ・漫画

廃墟と化した関東にそびえ立つ髑髏城〝スカルキャッスル〟は、まさに地獄だった。
ディーモンたちに精神を支配されてゆく人間たち。
ジンメン、そしてシレーヌの復活。
体を取り戻し、地獄の番犬ケルベロスを従えた人犬〝ミキ〟。
事態が混迷を増してゆく中、ジャックとスカルキングは再び相見える。

かつての「逆襲ハニー編」を彷彿させる城内潜入作戦。
とにかく事態を混乱させまくって最高潮になったところでブチッと切って完結!
という良くも悪くもダイナミックプロ的な展開。
現在連載中の「激マン!」が
自伝マンガとは名ばかりのデビルマン描き直しになってるのを見ても分かるけど
ずっとデビルマン描きたかったんだろうなあ豪ちゃん。

一つ気になったのが髑髏城〝スカルキャッスル〟のデザイン。
これ石川賢氏の「神州纐纈城」で出てきた纐纈城にすごいそっくりな気がする。
「神州纐纈城」の発行が2004年で
「新バイオレンスジャック」が2005年からの連載だし
恐らく間近で見ていて影響受けたんだろうなあ。と感慨深くなる。
顔が無くて仮面被ってる城主とかそのまんまだし。

そしてラストの「スカルキングの顔=不動明」というまさかの展開。
これいろんな考察出来ると思うけど
単純に
「最初は飛鳥了にしようと思ってたけど読者に言われまくったからやめた」
「何か謎も増えるし格好良いから不動明の顔にしよう」
ってしただけなような気もする。
デビルマンレディーでも「レディーの正体=牧村美樹」を読者に指摘されまくって
「じゃあ絶対にそういうふうにしないぞ」と別の設定にしたことをエッセイで書いてたし
失礼ながらそんなふうに邪推してしまったり。

何はともあれ「新バイオレンスジャック」完結。
これまでの設定と矛盾した部分もあるし時系列的にも繋がらない「新」だったけど
「ネオデビルマン」の「インザダーク編」なんかと同じ方向性だと思うことにしよう。
あっちも本編の流れにはどうしても組み込めない外伝エピソードだったし。

……で「戦国魔人伝」はいつ単行本に収録されるんだよ!
正直今回が最後のチャンスだった気がするんだけど。

上巻の感想はこちら

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  バイオレンスジャック, アニメ・漫画, ダイナミック系

筋肉はゴリラ!
牙は狼!
燃える瞳は原子の炎!
暴力と血の臭いを携え、あの男が帰ってきた!

単行本化アナウンスもされたもののお蔵入りになっていた
「新バイオレンスジャック」がついに上下巻で同時発売。
しかも帯によると100P以上の大幅描き下ろしを加え再構成、というまさに完全版。
連載時は「これまとめて読まないと分からないな」と途中で切っちゃったんだよなあ。
メディアファクトリー発行な所に大人の事情を感じるけど気にせず喜ぼう。

さて、まずこの「新ジャック」を読む前に念頭に置いておきたいのが
かつての「バイオレンスジャック」最終エピソード「魔王編」において明かされた
「ジャック=デビルマン」という図式。
本編完結後に描かれたエピソードということで「ジャックの正体」は無視出来ないわけで、
それは以前に「魔王降臨編」で夢枕獏氏が指摘していた通り。

そのことを踏まえた上で今回の「新ジャック」を見てみると
まず帯には「バイオレンスジャックが復活する時、デビルマンの新たな神話が始まる!」
折り込み広告には「これはデビルマンの正統な続編である!」
と、ジャック=デビルマンを隠す気がゼロ。
そして本編も当然のように
スカルキング=スラムキング=飛鳥了っぽい伏線があったり
ジャックの目の下に不動明の目の下のアレが出てきたり
ハルマゲドンがかつてあったようなセリフを喋ったりと
「デビルマン」やかつての「バイオレンスジャック」を意識した内容まっしぐら。
何だこの未見の人置いてけぼり+タチの悪いファンがニヤニヤする展開は。
これ知らない人は全然分からないよなあ。
連載が打ち切りっぽく終わってしまったのもそのせいだったんだろうか。
まあコアなファン以外が単行本買うとも思えないからいいんだけどね!

そしてスラムクイーン登場+舞台が地獄であることが示唆されて下巻に続く。
巨大化したり服をイメージしたりと
「精神力が物を言う地獄」っていうのは「デビルマンレディー」と全く同じ設定だなあ。
もし本当に「新ジャック」の舞台が地獄なら
時系列的には「デビルマン→新ジャック→ジャック」となって
死んだ不動明が復活する話とも考えられそうだ。

下巻の感想はこちら

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  バイオレンスジャック, アニメ・漫画, ダイナミック系

何やらガンプラのすごい新レーベルが出たぞ、という話。
雑誌の情報などを見ると
1/144サイズにMG並の技術を詰め込んで
更にゲート跡が目立たないパーツ分けに陰影を意識した塗装、
とパチ組み派にはかなり嬉しい仕様らしい。
というわけでさっそく買ってきて箱だけ開けてみた。

箱の大きさ自体はHGUCなど既存の1/144ガンプラとさほど変わらないけど
ランナーの枚数が多いしパーツ分けもすごい細かい。
MG以上のサイズは全く作ってないから
内部フレームとやらとも初対面。
なるほど最近のガンプラが〝立体パズル〟と評される理由が分かった気がする。
そして大量のシールやデカールに小冊子のような説明書、
専用のアンケート葉書まで同梱。
本気だ…! バンダイは本気だ…!
というかこれ実売2000円未満(大型量販店3割引で計算)で売っていいのか本当に。

とりあえず机を掃除しよう。
机の上真っさらな状態で作らないと絶対にパーツ失くすわこれ。

ところでパーツの切り離し方やシールの張り方まで丁寧に説明書に載ってるってことは
今回のRGでガンプラ新規客を開拓していくぜってことなんだろうなあ。

  

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  プラモデル, アニメ・漫画, 玩具

ジョーイたちを〝光〟とするならば、彼は〝影〟だった。
ヒーローマンを〝白〟とするならば、彼は〝黒〟だった。
そしてジョーイたちを〝ヒーロー〟とするならば、彼は〝ダークヒーロー〟だった。
高層ビルから眼下を望む、月光を浴びて漆黒に輝くその男は、
スクラッグの痕跡を世界から根絶させるため合衆国各地で暗躍していた…。

ウィル…すっかり変わっちまって…。
というわけで半ば予想通りのダークヒーロー=ウィルの登場回。
ヒーローマンを足蹴にして
「闇に隠れて生きる」とか言っちゃったり
容赦なくサイの武器を破壊して
「お前らはヒーローごっこでもやってろ」と言い放ったり
なんというテンプレ通りのダークヒーロー。
これが残酷な真実を受け入れた男の姿か。
ウィル周りのシーンは絵柄まで変わっちゃってるし。

そう言えばサイの足の怪我ってウィルが原因なんだっけ。
あにてれ新PVでのサイの描写を見ると
その辺りでまた一エピソードありそうな気も。

そしてスクラッグの残骸や武器を残しておくことが
新たな脅威をもたらすことを示唆しつつTo Be Continued。
たぶん宇宙人にしか分からない電波とか発してたりするんじゃないかな。
ウィルがピンポイントに場所を感知出来ているのもそのためだろうし。
もしそうならちゃんと説明して共同戦線すればいいじゃないとは思うけど
そこはまあお約束ってことで。

そして次回はヒューズによってプライベートビーチに招待されるジョーイたち。
さすがアメリカ西海岸は違うなあ。

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  アニメ・漫画, HEROMAN