全ては、一つに繋がっていた──。
これまでに起こった一連の事件は、スクラッグの残党の暗躍によるものだった。
ウィルの真意を知りジョーイは安堵するも、
人類がその事実に気付いたのは余りにも遅すぎた。
スクラッグ残党に操られる植物兵器、占拠されるホワイトハウス。
そして、確実に近づく首領ゴゴールの復活の時。
人類にとって絶体絶命の危機が迫る中、ジョーイに迷いは無かった。
全てに決着を付けるため、今、ジョーイとヒーローマンは空を駆ける。

最終章・序章といった雰囲気の第23話。
サイやデントン先生、そしてリナと別れ
ヒーローマンと共に敵に真っ向から突っ込んでゆくジョーイ、と
否が応でも盛り上がる展開。
「必ず帰ってくる」「もう思い残すことはない」と
着実に死亡フラグを立て続けるジョーイに果たして明日はあるのか?
…という冗談は置いておくとして
残念ながらヒーローマンの〝新しい力〟とアクションシーンはまたも次回にお預け。
次回予告ではスクラッグ軍団を相手に大立ち回りをしているし
来週こそは新必殺技を観られるだろうか。

そして今回の見所は何と言っても「こんなこともあろうかと」
開発していた強化装甲に身を包んだフルアーマーヒーローマン(仮称)。
…うーん、いい感じに微妙なデザインだ。
これ以上マッチョにしてどうしようって言うんだろうデントン先生は。
この完全に間違ったベクトルでのパワーアップは
まるで「ヤマトタケルOVA」のスサノオ第三形態を見た時のような違和感があるなあ。
ただ以前暴走した時のレッドヒーローマン(仮称)と比べると
「人の手による強化」と「ヒーローマンの意思による強化」の方向性の違いが見られて
これはこれで面白いかもしれない。

しかしこういう追加装甲パワーアップだと
「熱血最強ゴウザウラー」のガクエンガーVS機械神のような
攻撃を受け装甲を破壊されながら突撃→勝利の演出を期待してしまうなあ。

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ROBOT魂 [SIDE HERO] ヒーローマン

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  アニメ・漫画, HEROMAN

記事タイトルの通り、先日8/31をもってツクールDSコンテストの作品公開期間が終了し、
それに伴い自作品「機神少女」も公開終了となりました。
何度か作品数を絞る簡易審査がありましたが、無事完走することが出来ました。
プレイして下さった皆様、評価して下さった皆様、ありがとうございました。
そして全てのツクールDSユーザーの皆様(自分も含めて)、本当にお疲れ様でした。

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  機神少女(ツクールVX/DS), RPGツクール

VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
今日で8月も終わりだけど夏の陣レビューはまだ3回目だよ!
まだまだ夏の暑さは終わりそうもないしゆっくり感想書いていくよ!
どうでもいいけど地方民だから「夏休みは8/31まで」にすごい違和感があるんだよ!


No.15 ファイアーエンブレムもしもの神~体験版~
20108031-1.png
タイトルから分かるようにFEをインスパイアしたツクールXP製のSRPG。
体験版とは言ってもボリュームはあるしストーリーも区切りの良いところまで進む。
元ネタは未プレイだから比較は出来ないけどとにかく戦闘バランスが秀逸。
敵味方共にHPがさほど高くないからさくさく進むし
考え無しに突っ込むとすぐ死ぬけど考えればしっかり勝てる、という理想的な難易度。
〝みんなで戦ってる〟のをこうやって感じられるのはSLGならではだなあ。
ゴメスを壁にして遠距離攻撃おいしいです。
ユニットの向いてる方向が変わると本能的に後ろを取りたくなってしまうから
向きは正面固定でも良かったんじゃないだろうか。
あとFEよりシャイニングフォースのほうが好きです。


No.16 Falconeye
20108031-2.png
ツクール製のゲーム…ではなくツクール200Xのためのピクチャ操作補助ツール。
クリップボード上にイベントデータを出力してツクールに貼り付け、といった操作感から
〝ピクチャ部分に特化したTkoolBridge〟といった印象。
ドラッグするだけで表示可能だからちょっとしたビューアとしても使えるし
やっぱり視覚的に分かるっていうのはありがたいなあ。
意味もなく手持ちのピクチャをぐりぐりと動かしてみたり。
こういう制作支援ソフトってエンドユーザー側としてはどこまでも我儘になれてしまうから
作者様には非常に申し訳ないんだけど
ムービーみたいに実際の動きを確認出来るプレビュー機能が欲しいかも、と言ってみる。


No.19 NightmareBusters -溺月-
20108031-3.png
新人の討夢師〝アリア〟がスリープやバフォメットと共に悪夢<ナイトメア>と戦う中編RPG。
自作戦闘やポイントによる成長、スキルコーディネイトなど多くの独自システムがあり、
特に一定条件で発動する追撃は非常に強力で効果音も合わせて気持ちいい。
とは言え戦闘難易度は追撃の爽快感を感じる余裕もないくらいにシビア。
ほとんどの装備品に耐性と弱点が付加されており、ちょっと装備を間違えると
雑魚戦でも容赦なく吸収されたり無効化されたり反射されたり全滅したりする。
元ネタの一つにアトラスゲーがあるらしいけど
先制攻撃の凶悪さといい殺るか殺られるかの戦闘といい確かにアトラスゲー的なバランス。
ストーリーは予想よりも短く淡々と進んだ気がしたけど
少々の後味の悪さと共に各キャラの〝それから〟を考えさせるEDは
雰囲気が出ていていい感じ。
ランダムエンカウントでしかもエンカウント率がやや高い気がしたから
雪原マップはもうちょっと歩きやすくしても良かったんじゃないだろうか。


No.20 かレン~前編~
20108031-4.png
心の病に冒されたヘレンが自らの過去とアレックスを求めてさまよう見るゲ(前編)。
タイトル画面からは想像出来ないくらいに本筋のストーリーはシリアスだが
全体に漂うのはやはりおかしいと言うかカオスというか変な雰囲気。
玄関でいきなり服が脱げる理由なんかは考えちゃいけないんだろう。
この作者様の作品はいつもキャラが無言で効果音やアニメでの演出が特徴的だけど
今回はキャラが普通に喋ってたからちょっと新鮮な気も。
次回予告だけは「うん、これはひどい」と素直に言わせて貰うことにしよう。


No.21 三馬鹿でもわかる変数講座
20108031-5.png
「スイッチとは何か?」から始まり
最終的に横スクロールアクションの作成まで続く(現時点では途中まで)講座系ゲーム。
実際のツクールの画面をピクチャとして用いていており、
段階的に自作戦闘が出来上がっていくのが非常に分かりやすい。
更に講座内で作った自作戦闘やアクションを実際に動かせるのもいい感じ。
ただ自分のゲームが毎回デフォ戦+デフォメニューでやってるから
「変数=自作戦闘」という前提がちょっと気になったり。
アイテムを管理出来たり文字変数使えたりするのもすごいところだと思うんだよ!


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  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

センターシティの連続誘拐事件は一応の解決をみたが、その犠牲は大きかった。
結果としてサイを傷付けてしまい、苦悩するジョーイ。
そんな彼の脳裏に浮かんだのは、かつて炭鉱内の火災事故において
身を挺して人々を救った父、ブライアンの姿であった。
父こそが真のヒーローだと信じるジョーイと、
「家族との約束一つ守れない男がヒーローの筈がない」とそれを一蹴するホリー。
二人の姉弟喧嘩は、ジョーイに〝ヒーローとは何か〟を改めて考えさせることになる…。

これまで断片的にしか出てこなかったジョーイの父を中心とする過去が明らかになり、
ジョーイがヒーローマンと共に戦うことを改めて決意する重要な話…なんだけど
正直「もうちょっと巧く見せられなかったのかなあ」と思う所がちらほらと。
特に
・ブライアンの死に様が画面上だと〝無駄死に〟にも思えてしまう
・夫の死後、二人の子供を育ててきた母親についての言及がほとんど無し
の二点は気になるところ。
せめて「誰か一人が犠牲にならないと起爆装置を作動させることが出来ない」
とかの演出がないと〝自己犠牲的なヒーロー〟としては弱いような気がするなあ。
前半が回想メインで進んでただけに
後半のリナの家出が取って付けたようなものに感じられてしまうのもちょっと残念。
恐らく話数の関係なんだろうけど
過去話で一話、ウィルとリナで一話まるまる使うような話でも良かったんじゃないだろうか。
それにしてもすっかり悟りを開いたウィルは格好いいなあ。こんな中学生いねえよ!

というわけで構成も含めてちょっと不満点が多く出てきちゃったけど
ジョーイの意思に呼応して生まれた「ヒーローマンの新しい力」や
ラストでデントン先生から告げられる〝決戦への予感〟など、次回への引きはほぼ完璧。
ここからはノンストップでクライマックスまでなだれ込みそうだし
これまでの謎が一気に解き明かされる推理パート含めて期待。

まだOP映像にしか出てきてない技が
超電磁スピン(仮)とストナーサンシャイン(仮)と二つもあるんだよなあ。
「新しい力」はそのどちらかなんだろうか。
そう言えばヒーローマンがハイパー化巨大化出来る設定もあったっけ。

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  アニメ・漫画, HEROMAN

人の頭脳を加えた時、本当にマジンガーZによる世界の破滅は食い止められるのか?
暴走したマジンガーによりもたらされる終焉、
全ての望みがZEROとなり、そしてループする世界。
気の遠くなる程の終末を見届けてきたミネルバXは、遂にある一つの世界へと辿り着いた。
兜甲児が自らの意思でマジンガーを駆り、
さやかやボス、そしてシローらと共にDr.ヘル率いる機械獣軍団と戦い続ける日常。
果たしてここは本当に「理想の、素晴らしい」世界なのか?
戸惑いつつも幸せを享受するミネルバXは、
やがてこの世界の真実、そして「マジン大戦」について知ることになる…。

「真マジンガー 衝撃! Z編」のサポート連載という形ながら、
アニメや他のマジンガーシリーズとは
全く異なるストーリーが展開する「真マジンガーZERO」の3巻。
無限ループする世界やエヴァンゲリオンの如く暴走し「増殖と吸収」を繰り返すZなど
(「エヴァ」が多々のダイナミック作品をオマージュしていることを考えると逆輸入か?)
これまでのマジンガーシリーズには無かったような世界観が魅力だけど
何より大きな違いは主人公「兜甲児」の位置付けだと想うんだよなあ。

永井豪氏による漫画版「マジンガーZ」の最初のページに
「君がもし人間以上の力を持ったら、その力をどう使う?」
というセリフがあるように、マジンガーZという物語は
「普通の少年が力を手に入れてしまう等身大の物語」であることが強調されている。
これは「マジンサーガ」や「Zマジンガー」などといった後の作品でもぶれておらず、
どの作品においてもあくまで兜甲児は
「ひょんなことから強大な力を手に入れた普通の少年」として描かれている。

けれども本作の甲児は違う。
素手で作業用ロボットを破壊したり暴走したマジンガーに強引に乗り込むなど
1巻から人間離れした力を持つことが示されており、
この3巻でそれが「差異次元からの干渉」であると明かされる。
「輪廻する世界」と「平行宇宙からの干渉を受けることが可能な兜甲児」。
間違いなくこの二つのキーワードは繋がっているであろうから
「兜甲児=普通の人間ではないこと」が本作の特徴であり肝の部分なんじゃないかなあ。
本巻のラストを見る感じまだまだ仕掛けがありそうで楽しみだわ。

それにしても「仮面ライダーSPIRITS」といい「偽書ゲッターロボダークネス」といい
最近は漫画の中で主題歌を使う演出が流行りなんだろうか。
この間始まった島本版Gガンも確かそうだったっけ。

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, 真マジンガーZERO