第08話「おおかみさんとねずみの嫁探しとやっぱり豚はこういう扱い」

学園に立てこもる凶悪テロリスト「三匹の豚」。
対するは大神さん、亮士くん、りんごちゃんの御伽学園選抜メンバー。
大神さんたちは「三匹の豚」に対抗すべくフル装備で挑むが、
完全アウェイ状態の状況に加え、三つ子である「三匹の豚」の抜群のチームワークにより
大神さんたち三人は徐々に追い詰められ、そして脱落してゆく…。
だが、それは本編とは全く関係無かった!

いつもと違う映画予告風のアバンタイトルといい
大神さんの過去や羊飼といった本筋部分には全く触れないところといい
忠太郎とハーメルがあたかも視聴者のような視点で
「オオカミさん~」の登場人物にダメ出しをしていくストーリー展開といい
本編からやや外れた「スタッフのお遊び」的な部分が垣間見られた第8話。
〝ソウルネームはセバスチャン〟から始まり
えっちなのはいけなかったり手乗りタイガーだったり超電磁砲だったりしたのがその証拠。
「三匹の豚~」を自主制作映画の扱いにしたのもその一環なんだろうけど
「とにかく原作エピソードを消化しなくちゃならない」焦りのようなものを
感じてしまったのは自分の勘ぐりだろうか。

というわけで良くも悪くも制作側の悪ノリが画面裏に見えてしまった今回のエピソード。
テンポはすごく良かったからメタネタ、楽屋ネタが好きな人には堪らないんだろうなあ。
自分もそんなに嫌いじゃないんだけど最後のナレーションの「まさかの超展開~」が
言い訳じみたものに感じられてしまったので「何だかなあ」な気分に。

ところで地蔵先輩より乙姫さんのほうがよっぽど地雷だと思うんだけどどうだろう。
相方(浦島くん/花咲先輩)が女好き/ストイックという正反対の性格だから
そう見えるだけかな。

   

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  アニメ・漫画, オオカミさんと七人の仲間たち

第07話「おおかみさん地蔵さんとダブルデートする」

今回の御伽銀行への依頼人は野球部でレギュラーとして活躍する花咲先輩。
何でもここ最近、自分の知らぬ間に身の回りの世話をする〝不法侵入者〟がいるという。
御伽銀行は花咲先輩の自宅に隠しカメラを仕掛け状況を見守るが、
その正体は堅物として知られる地蔵先輩だった。
以前、雨の日に助けられて以来ずっと惹かれ続けていたという地蔵先輩の告白。
花咲先輩はそれを一度は断るが、御伽銀行のプロデュースにより
大神さんと亮士くんを巻き込んだダブルデートを行うことになる。
りんごちゃんの監視の下、二組のデートは大きな事件もなくつつがなく進んでゆくが、
大神さんにアクシデントが発生し事態は思わぬ方向へと向かい始める…。

1クールだとしたら折り返し地点に入ったオオカミさん第7話。
シリーズ構成上、今回の話のキモは
・昔の大神さんを亮士くんに見せる
・羊飼と亮士くんを対峙させる
の二つなんだろうけれど
それ以外の部分がおざなりと言うかかなり適当に済まされてしまってたのがちょっと残念。
花咲先輩と地蔵先輩は二人ともいいキャラだったから
ダブルデート中の二人の様子をもっとじっくり見せてほしかったなあ。
大神さんの記憶喪失→回復もかなり駆け足なイメージだったし
結果的にどっち付かずになってしまうより
二つのエピソードに分割する、あるいは前後編にしたほうが良かったんじゃないだろうか。

とまあ残念な部分もいくつかあったけど
「亮士くんと羊飼の対決」という点で見てみると必須だしなかなかの燃えエピソード。
自らを「嘘吐き」と敢えて言うことで精神的に揺さぶりをかけるところなんかは
亮士くんの表情の変化とかも合わせて非常に演出が上手かったなあ。
今は身体的にも精神的にも敵わない相手である羊飼に
亮士くんが果してどのように立ち向かっていくのか、が今後の焦点になっていくんだろうか。
作品の雰囲気的に決着自体はあっさり流されちゃいそうな気もするけどね!

   

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  アニメ・漫画, オオカミさんと七人の仲間たち

全ては、一つに繋がっていた──。
これまでに起こった一連の事件は、スクラッグの残党の暗躍によるものだった。
ウィルの真意を知りジョーイは安堵するも、
人類がその事実に気付いたのは余りにも遅すぎた。
スクラッグ残党に操られる植物兵器、占拠されるホワイトハウス。
そして、確実に近づく首領ゴゴールの復活の時。
人類にとって絶体絶命の危機が迫る中、ジョーイに迷いは無かった。
全てに決着を付けるため、今、ジョーイとヒーローマンは空を駆ける。

最終章・序章といった雰囲気の第23話。
サイやデントン先生、そしてリナと別れ
ヒーローマンと共に敵に真っ向から突っ込んでゆくジョーイ、と
否が応でも盛り上がる展開。
「必ず帰ってくる」「もう思い残すことはない」と
着実に死亡フラグを立て続けるジョーイに果たして明日はあるのか?
…という冗談は置いておくとして
残念ながらヒーローマンの〝新しい力〟とアクションシーンはまたも次回にお預け。
次回予告ではスクラッグ軍団を相手に大立ち回りをしているし
来週こそは新必殺技を観られるだろうか。

そして今回の見所は何と言っても「こんなこともあろうかと」
開発していた強化装甲に身を包んだフルアーマーヒーローマン(仮称)。
…うーん、いい感じに微妙なデザインだ。
これ以上マッチョにしてどうしようって言うんだろうデントン先生は。
この完全に間違ったベクトルでのパワーアップは
まるで「ヤマトタケルOVA」のスサノオ第三形態を見た時のような違和感があるなあ。
ただ以前暴走した時のレッドヒーローマン(仮称)と比べると
「人の手による強化」と「ヒーローマンの意思による強化」の方向性の違いが見られて
これはこれで面白いかもしれない。

しかしこういう追加装甲パワーアップだと
「熱血最強ゴウザウラー」のガクエンガーVS機械神のような
攻撃を受け装甲を破壊されながら突撃→勝利の演出を期待してしまうなあ。

   

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  アニメ・漫画, HEROMAN

記事タイトルの通り、先日8/31をもってツクールDSコンテストの作品公開期間が終了し、
それに伴い自作品「機神少女」も公開終了となりました。
何度か作品数を絞る簡易審査がありましたが、無事完走することが出来ました。
プレイして下さった皆様、評価して下さった皆様、ありがとうございました。
そして全てのツクールDSユーザーの皆様(自分も含めて)、本当にお疲れ様でした。

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  機神少女(ツクールVX/DS), RPGツクール

VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
今日で8月も終わりだけど夏の陣レビューはまだ3回目だよ!
まだまだ夏の暑さは終わりそうもないしゆっくり感想書いていくよ!
どうでもいいけど地方民だから「夏休みは8/31まで」にすごい違和感があるんだよ!


No.15 ファイアーエンブレムもしもの神~体験版~
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タイトルから分かるようにFEをインスパイアしたツクールXP製のSRPG。
体験版とは言ってもボリュームはあるしストーリーも区切りの良いところまで進む。
元ネタは未プレイだから比較は出来ないけどとにかく戦闘バランスが秀逸。
敵味方共にHPがさほど高くないからさくさく進むし
考え無しに突っ込むとすぐ死ぬけど考えればしっかり勝てる、という理想的な難易度。
〝みんなで戦ってる〟のをこうやって感じられるのはSLGならではだなあ。
ゴメスを壁にして遠距離攻撃おいしいです。
ユニットの向いてる方向が変わると本能的に後ろを取りたくなってしまうから
向きは正面固定でも良かったんじゃないだろうか。
あとFEよりシャイニングフォースのほうが好きです。


No.16 Falconeye
20108031-2.png
ツクール製のゲーム…ではなくツクール200Xのためのピクチャ操作補助ツール。
クリップボード上にイベントデータを出力してツクールに貼り付け、といった操作感から
〝ピクチャ部分に特化したTkoolBridge〟といった印象。
ドラッグするだけで表示可能だからちょっとしたビューアとしても使えるし
やっぱり視覚的に分かるっていうのはありがたいなあ。
意味もなく手持ちのピクチャをぐりぐりと動かしてみたり。
こういう制作支援ソフトってエンドユーザー側としてはどこまでも我儘になれてしまうから
作者様には非常に申し訳ないんだけど
ムービーみたいに実際の動きを確認出来るプレビュー機能が欲しいかも、と言ってみる。


No.19 NightmareBusters -溺月-
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新人の討夢師〝アリア〟がスリープやバフォメットと共に悪夢<ナイトメア>と戦う中編RPG。
自作戦闘やポイントによる成長、スキルコーディネイトなど多くの独自システムがあり、
特に一定条件で発動する追撃は非常に強力で効果音も合わせて気持ちいい。
とは言え戦闘難易度は追撃の爽快感を感じる余裕もないくらいにシビア。
ほとんどの装備品に耐性と弱点が付加されており、ちょっと装備を間違えると
雑魚戦でも容赦なく吸収されたり無効化されたり反射されたり全滅したりする。
元ネタの一つにアトラスゲーがあるらしいけど
先制攻撃の凶悪さといい殺るか殺られるかの戦闘といい確かにアトラスゲー的なバランス。
ストーリーは予想よりも短く淡々と進んだ気がしたけど
少々の後味の悪さと共に各キャラの〝それから〟を考えさせるEDは
雰囲気が出ていていい感じ。
ランダムエンカウントでしかもエンカウント率がやや高い気がしたから
雪原マップはもうちょっと歩きやすくしても良かったんじゃないだろうか。


No.20 かレン~前編~
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心の病に冒されたヘレンが自らの過去とアレックスを求めてさまよう見るゲ(前編)。
タイトル画面からは想像出来ないくらいに本筋のストーリーはシリアスだが
全体に漂うのはやはりおかしいと言うかカオスというか変な雰囲気。
玄関でいきなり服が脱げる理由なんかは考えちゃいけないんだろう。
この作者様の作品はいつもキャラが無言で効果音やアニメでの演出が特徴的だけど
今回はキャラが普通に喋ってたからちょっと新鮮な気も。
次回予告だけは「うん、これはひどい」と素直に言わせて貰うことにしよう。


No.21 三馬鹿でもわかる変数講座
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「スイッチとは何か?」から始まり
最終的に横スクロールアクションの作成まで続く(現時点では途中まで)講座系ゲーム。
実際のツクールの画面をピクチャとして用いていており、
段階的に自作戦闘が出来上がっていくのが非常に分かりやすい。
更に講座内で作った自作戦闘やアクションを実際に動かせるのもいい感じ。
ただ自分のゲームが毎回デフォ戦+デフォメニューでやってるから
「変数=自作戦闘」という前提がちょっと気になったり。
アイテムを管理出来たり文字変数使えたりするのもすごいところだと思うんだよ!


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  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール