帯にあるように4巻からずっと眠り続けていたエンギが満を持して復活、
そしてエルクレスの正体が明らかになり
いよいよ終章開幕といった雰囲気が出てきた「夢喰いメリー」の第8巻。
いやあ相変わらず表紙のメリーさんがかわいいなあもう。
完璧超人な転校生、白儀くん周りの謎を除けばだいたいの伏線も解消された気がするし
彼が最後にジョーカー的な役割を果たしそうな気も。

また今回は双子の夢魔「アハテルノーテ」との戦闘シーンが
ページの半分ほどを占めており、
女性キャラだろうがなんだろうがお構いなしに鼻血やら何やらを流しつつ戦う姿には
ああそうかこれは少年漫画なんだ、燃え漫画なんだ、バトルアクション漫画なんだ、と
妙なところで納得してしまったり。

ところで今回は「幻界との門」に言及した部分が多く見られたけど
この設定ってなんだか「幽☆遊☆白書」の「魔界の扉」を思い出すんだよね。
もしそうなら最終的に門番メリーさんの管理の下に
人間たちと夢魔たちが和解~共存の道を歩んでいくというラストが見えてくるんだけど
果たしてどうなることやら。

そして普段はあんまり店舗特典とか気にしないんだけど
今回はイラストのデザインに惹かれてメロンブックスのペーパーファイルを選択。
クリオネちゃんの病んだ目つきがたまらんねひゃっほい。

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  夢喰いメリー, アニメ・漫画

1話2ページながらもチャンピオンでしっかりと存在感を見せている
「木曜日のフルット」の2巻が発売。
少ないページならではの切れのいいギャグは今回も健在。
ラストのシュールなコマが笑いを誘う水溜まりの話や
ちょっと人情モノっぽい「魔犬の巻」やマリアの卵を守ろうとする話など
普通のギャグ漫画に留まらないオチを見せてくれる話もあるし
意味のない自転車の鍵の番号が「1374=意味なし」だったりする小ネタも含めて
どこから読んでも面白い、いろんな楽しみかたが出来る漫画だなあ、としみじみ。

ただちょっと引っかかったのが1巻に比べて
時事ネタや風刺ネタの入っているエピソードがかなり多くなっていること。
そういう話は良くも悪くも週刊誌に載ってるような感じの雰囲気で
ゆる~く楽しいがコンセプトの「フルット」にはちょっとそぐわない気も。

そして鯨井先輩の無職ネタがやけに取り沙汰されるようになったのも気になるところ。
「それ町」の紺先輩なんかを見てても
石黒氏はこういうキャラが好きなんだなあっていうのは分かるんだけど
そのあたりの掘り下げをやっていくとどうしても
漠然とした不安=エグい感じの雰囲気になっちゃうし
個人的にはあんまりそういうのは好きじゃなかったり。うーん。

 

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  アニメ・漫画

週刊少年サンデーのWEBコミックサイト「クラブサンデー」で
サイボーグ009の完結編「conclusion GOD’S WAR」がついに連載開始。

小説版・上巻の発売から5年、
完結編アニメ化という触れ込みだった平成版009から10年、
そして「天使編」「神々との戦い編」から数えると40年の時を経ての完結編。
いやあ長かった。比較的新しいファンである自分から見ても長かった。
なんかもうここまで来ると
どんな形でもいいから最後まで見せてくれーってのが正直な気持ちなんだけど
小説+漫画という石ノ森氏が望んでいた(と思われる)
最良の形での発表になったわけだし
満を持してって感じでこれは素直に嬉しいなあ、と。
まあぶっちゃけ今年を逃したらサブタイトル的に考えてヤバすぎるんだけど。

そんなわけで今回の完結編第1話、基本的には小説版のプロローグと第1章を
まとめてダイジェストっぽくした雰囲気だったけど
光の者たちのビジュアルや「収穫ノ時」というフレーズなど
「天使編」の要素が色濃く入っているなあ、と思われるところがちらほら。
石ノ森氏とギルモア博士の邂逅が病床の他に仕事場でも行われているなど
アニメ版の設定が混じっているところもあるし
まさに今までの断片の集大成という感じで完結編がついに始まったんだなあ、としみじみ。
もう読めるだけで感無量。

そんなわけで早くも来月が待ち遠しいんだけど
気になるのは一体どれくらいのボリュームになるのかという点。
「天使編」の時点で石ノ森氏の構想は単行本10巻以上にまで広がっていたみたいだし
とにかく最後まで読みたいんけどこじんまりとした感じで終わって欲しくもないし
そこらへんは複雑なところ。
特に次回以降はどんどんストーリー性が出てくるところだしページ数が気になるね。

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それにしてもWEBコミックでの連載っていうのはどうなんだろうねこれ。
いやもちろん誰でも無料で読めるというのは願ったり叶ったりなんだけど
初期の「サイボーグ009」をリアルタイムで読んでいた世代は現在50~60歳、
これは私の両親の世代である(確認済み)。
果たしてそういう世代の人たちに「クラブサンデー」でのWEB連載という形で
009完結編をアピール出来るのかというと微妙なところだし
かといって新規読者を開拓するにしては説明不足、描写不足な点が多すぎるし
そういう意味では完全に熱心なファン向け、内輪向けの作品なんだよなあ、と。
恐らく秋の映画「009 RE:CYBORG」に単行本発売を合わせてくるだろうから
そうしたら少しは宣伝になるのかな。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009

デビルマン40周年を記念して「改訂版デビルマン」が刊行開始。
デビルマンは何だかんだで数年おきくらいに新装版が出てるけれど
今回は「改訂版」と銘打たれているように
1980年代から長らく底本となっていた「豪華愛蔵版」(以下:「愛蔵版」)以来の
一大改稿が行われたといった印象。

「あとがき」にもあるように
人物や背景などの修正がかなりの部分にわたって行われており、特に
・悪魔の像が見せるデーモン世界のイメージ
・明と了の乗った車がデーモンに襲われるシーン
・デビルマンに変身した明がデーモンたちを虐殺するシーン
などは単なる修正に留まらずコマやページそのものを描き下ろした部分も多く
「激マン!」とはまた違った形でのリメイクを見せてもらった感じ。

それでいて「愛蔵版」ではなぜかカットされていた
・明が病院にいる了を見舞いに行くシーン
・ゼノンの夢に怯える明
なんかのエピソードもしっかりと収録されており
そのあたりはオリジナル版と愛蔵版のいいとこ取り。
このペースだと了のデーモンハンター編もちゃんと収録されるんじゃないだろうか。

そんなわけで「愛蔵版」をベースにして
カットされたオリジナル版エピソードを復活、更に加筆修正が施された
まさに「改訂版」(あるいは完全版?)に相応しい内容だった今回の改訂版デビルマン。
ただ一つだけ不満があるとすれば全4巻構成という部分かなあ。
かつての「愛蔵版」は全5巻で
それに合わせて描き下ろしやカラーページが組まれている形だったから
全4巻にするとどうしても単行本としてのまとまりが悪くなっちゃうんだよなあ、と。
やっぱり1巻は猫デーモンが飛ぶところで締めたほうが良かった気がするし。

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この「あとがき」に書かれてることってけっこう興味深いんだよね。
いわゆるオリジナル至上主義がはびこっているデビルマン界隈に
果たして「改訂版」は一石を投じることが出来るのか、的な感じで。

  

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  アニメ・漫画, ダイナミック系

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最終話タイトルと話数が分かってしまうSRポイントは一応塗り潰しときました。

先週購入した「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」の1週目をクリア。
前編の「破界篇」を超えるボリュームという触れ込みだったけど
確かにプレイ時間は前作よりもかなりかかった…というか
後半の敵の数が多く久しぶりにMAP兵器が猛威を振るうスパロボだったなあ、という印象。
普通ならイベントで退却しそうな数の軍団とも
そのまま戦うような感じのシナリオが多かったし。

それに加えて版権ボスのLvが軒並み90代ということもあって
通常プレイでもLvがみんな70~80まで上がるのがちょっと新鮮だったり。
資金やPP、撃墜数も1週目とは思えないくらいに稼げたし
SP周りの追加技能、各種エンブレムの効果なんかも含めて
とにかく大盤振る舞いという感じで
そういう意味では後編にふさわしくスケールアップしてたのかなあ、と。

そして主題歌「鋼のレジスタンス」がすごい格好良いのも嬉しいところ。
「Crest of “Z’s”」「NOAH」と特にZシリーズは変にひねくれた曲調の歌が多かったけど
今回はとにかく正統派でいい感じ。
スパロボ主題歌の中では「鋼の救世主」「GONG」に続く個人的ヒット曲だわこれ。

というわけで2週目以降は攻略が出揃ってからにして
他のことに取りかかりたいところ。
ここ数日はかなり睡眠時間削ってたしとりあえず寝よう。

   

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  スーパーロボット大戦, ゲーム