昨年（令和6年）の4月にリニューアルしたと聞いてから
ずっと気になっていた利府町の郷土資料館に行ってきました。
利府は地元からそんなに遠いわけではないんですが
いわゆる盲腸線の終点で仙台からだと必ず乗り換えが必要になってしまうので
なかなか行く機会が無かった感じですね。
そんなこんなでまずは利府駅に到着。
記憶が正しければ高校生の頃、スタジアムで行われた
高総体の応援に駆り出された時以来なのでマジで20数年ぶりになりますね。
そして町の中をのんびりと歩いて
郷土資料館が入っている「利府町中央児童センター『ぺあくる』」に到着。
亘理町や村田町なども図書館や公民館と資料館が併設になっていましたが
子どもがたくさんいる児童館が併設というのは初めてですね。
しかも1階が建物外のバスケコートを含む遊び場で2階が児童館、
そして3階が資料館という構造なので
階段を上って3回まで行く途中で子どもたちやら児童館の先生やらと
たくさんすれ違うんですよ。
いいのか……？ ここにいていいのか……？
大人1人だと完全に不審者じゃないか……？
迎えに来た保護者みたいな顔をしておいたほうがいいのか……？
そんなことを思いつつ
なかなかのアウェイ感と共に3階の郷土資料館に到着。
いやーすごくいい資料館じゃないですかここ。
子どもたちに向けたメッセージなどはあるものの
展示パネルは地名や固有名詞を除けばフリガナ等は振られておらず
文体も含めてしっかりと一般向けの内容。
展示室のボリュームはちょっと広めの教室くらいでしたが
縄文土器から弥生土器、土師器に須恵器までが揃っているなど
原始〜古代をメインとした展示物がたっぷりです。
また中性～近世以降についても松島の国宝、瑞巌寺に関係する展示物を紹介していたりと
仙台から多賀城、塩釜、そして松島へと続く仙石線沿線からちょっと内陸、という
利府町の立地ならではの展示物がたくさんあり
しっかりと地域の資料館としてアピール出来るものになっている感じですね。
また施設案内のリーフレットのほか、全8ページのA4フルカラーの
読み応えのある展示案内が無料で配布されていたのも嬉しいところ。
こういうのがあると後でのんびりと読み返したりファイリングしたりして楽しめるのです。
ありがたやー。
それとこの利府町郷土資料館のキャラクターである「あさガオー」と「みヤギー」は
昨年の「ミュージアムキャラクターアワード2024」で全国1位になったらしいですが
確かによく出来たデザインだと思いますね。
ミュージアムキャラクターアワード2024 投票結果発表 | アイエム［インターネットミュージアム］
https://www.museum.or.jp/museum-chara/2024/result
この手のキャラは余りにもそのままだったり
逆に全く関係がなかったり……みたいなものも多いんですが
「あさガオー」と「みヤギー」はしっかりと
資料館の見所となる展示物をキャラクターに落とし込んでいる感じです。
まあ「ミュージアムキャラクターアワード」は
1位になったキャラクターは翌年度以降のエントリーが不可らしいので
ガチの人気投票というよりも「持ち回りでいろんな地域のキャラクターを紹介する」
みたいな性格が強いイベントだとは思うんですが
それはそれとしてよく出来ているとは思うのです。
そんなわけで資料館を後にして
せっかくなので役場まで足を伸ばしてマンホールカードを貰ったり
駅に直結している観光案内所で電車の待ち時間を潰したりと利府町を満喫。
特に利府町観光協会のキャラクター「リーフちゃん」は普通にかわいいと思ったので
ついついグッズを購入してしまいました。
CDなども出ているらしく気になったんですが
予算の関係などもあり今回はクリアファイルとノートだけを購入です。
ぬいぐるみとかフィギュアとか出してくれませんかね。
特にねんどろいどとかかなり向いていると思うんですが……。
そんなわけで駅から資料館、役場を経由して再び駅に戻るという
駆け足での約2時間程度の滞在でしたがしっかりと楽しめた利府への小旅行。
もっと時間があれば利府城あたりまで足を伸ばしても良かったんですが
電車の本数も少ないですからね……。
