永井豪 「デビルマンサーガ 第94話」 感想

以前と変わらずに距離を詰めてくる白縫さんに対する勇希の困惑、
そして魔将軍ザンやレイの部隊が世界各国に売り渡されたことに言及された
『デビルマンサーガ』の第94話。

というわけで今回も前回に引き続いてちょっと地味な展開。
あれだけ盛り上がったシレーヌ戦のあとなので仕方ないですが
こういう話が動かない展開が続くのはちょっと辛いですね。
アスカ側のパートは今回もなかったですし。

それと今回は白縫さんが
「美紀ちゃんを襲ったのは自分ではなくシレーヌ」と弁明しつつ
「アモンの中の勇希を感じていた」と言い放ったり
それに対して勇希が「あれはアモンで自分ではない」と返したりと
今回は「アーマーの影響、鎧の人格と自分との同一性」を中心に
会話が展開していた感じですね。
まだまだ勇希はそのあたりに悩んでいるみたいですし
貝阪氏みたいにスッキリ出来る日は来るんでしょうか。

そしてデーモン・アーマーを各国が所有することによる世界大戦、
それによる悪魔の世界の到来を予期させる貝阪氏の台詞と共に次回に続く。
うーん何て言うかこのあたりはちょっとアンバランスに感じますね。
異次元に行ったアスカたちが既に神々の領域に踏み込んでいるのに
こっちは今さら国同士の戦いかあ、的な。

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