スペック不足だけど「VRデビルマン展」の無料スペースで遊んでみたよ。

先日4/28より開催中の「VRデビルマン展~悪魔の心、人間の心~」。
発表時からずっと気にはなっていたものの
使用できるVRヘッドセットが指定されていたり
デスクトップ版はゲーミングPCが推奨されていたりという敷居の高さに
どうしたものかと悩んでいたんですが
動作確認などのために無料スペースが用意されているということで
ダメ元で突撃してみました。

グラフィックボード? そんなもんねえよ!
こちとらオンボードのノートパソコンだよ!

できるマーン!

えーとそんなわけで最初の起動に時間はかかりましたが
意外にもそれなりにスムーズに動きました。
ぶっちゃけ起動しない、もしくは起動してもカクカクだと思っていたので
普通に会場を回れるレベルに動いたのに自分でもびっくりです。

ちなみに自分のノートパソコンのスペックは
・CPU Core i 5 第6世代(推奨環境未満)
・メモリ 16GB(推奨環境と同じ)
・グラボなし(推奨環境未満)
・ストレージ SSD 500GB
です。

2016年に8万円ほどで購入した当時としてはミドルスペックのノートパソコンに
自前でメモリを増設、HDDをSSDに換装したものなんですが
いやーこの増設と換装が効きましたね。

少なくとも「VRデビルマン展」の無料スペースは
そこまで緻密な3Dグラフィックというわけでもなかったので(失礼)
恐らくメモリさえあればかなり頑張れるってことなんじゃないでしょうか。

常時4~5GBくらい使ってるみたいなので8GBだとかなり厳しいと思います。

まあぶっちゃけ自分のように自前で増設・換装をしていなければ
メモリ16GB以上のPCなら普通はグラボ積んでると思うので
公式サイトに書いてある通り「推奨環境はゲーミングPC」でいいと思います。はい。

そして無料スペースをぐるぐる回ってみた感想ですが
いやー予想以上に雰囲気が良かったですね。
ぶっちゃけ最初は仮想空間への参加チケットが2200円~というのは
かなり割高だと思っていたんですが
ここまでしっかりとした「展覧会」っぽさがあると
決して高くはないんじゃないかと考え直しました。

近年は国内外問わずストリートビューなどで館内の一部を見せてくれたりする施設も多く
(海外だと大英博物館、国内だと上野の国立科学博物館など)
自分もそういうのは結構楽しんでいたんですが
「VRデビルマン展」はアバターを操作して会場を回る、というタイプになっており
ストリートビューよりも「参加している」雰囲気を味わえるのがすごくいい感じです。
いやーほんと入口で「デビルマンのうた」が流れてきた時のワクワク感はたまらないですよ。
ここすき。

ただあくまでも「VR」ということで
VRヘッドセットでの操作に最適化されているようで
デスクトップ版でのキーボード+マウスの操作にちょっと難があったのが気になったところ。
見たい看板やディスプレイを正面に持っていくために細かな調整が必要なので
「正面を向く」などの視点リセットがキーボードで出来たらなあ、とは思いました。
あとストリートビューに慣れてるとホイールで拡大縮小できないのが戸惑いますね。

そんなこんなで無料スペースは十分楽しめたんですが
有料チケットを買うかどうかはちょっと考え中です。
値段については納得しているんですが
やっぱりグラフィックボードのないパソコンで最後まで楽しめるかどうか、
というのがネックになってるんですよ。
恐らく有料スペースはもっと派手になっているんでしょうし
途中で強制終了される可能性も高いと思ってます。

そんなわけで現在進行形で悩み中の「VRデビルマン展」。
まあ会期は5月いっぱいあるのでのんびり考えたいと思います。
ダメ元で2200円をぶん投げられる覚悟があればいいんですが。

ところで今の時代のゲーミングPCってどんな立ち位置なんですかね。
ここ数年のeスポーツの台頭や日本でも急激にSteamが普及したことなどから
「ゲームしてる人はみんなゲーミングPC」「自分は完全に時代遅れ」
みたいなイメージもあったんですが
逆に「パソコン持ってなくてスマホだけ」という人も多くなってるみたいですし。
この「VRデビルマン展」ではメイン層をどんなふうに考えているのかなあ、と。

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