今年もよろしく美味しんぼ
というわけで2022年です。2が3つもあるので縁起がいいです(謎)。
新元号新元号とあれだけ騒いだ令和もいつの間にか4年です。

そんなこんなで当ブログも数年ほど停滞状態だったものを
サーバー移転とWordPress化を行っての再始動から1年が経ちましたが
漫画やアニメの感想をメインに更新頻度的な意味では
何とかブログの体裁も整ってきた感じがします。
ちなみにWordPressのビジュアルエディタにはいまだに慣れないです。
pタグとかいつの間にか勝手に入ってるのは仕様なんですかねこれ……?

とは言えまだまだ書きためている記事があったり
昔の旅行の話とかも書きたかったり
その他にもアレやコレや新しく始めたいこともいろいろあるのですが
まずは明日の初売りなのです。

何はともあれ今年もよろしくお願いします。はい。

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   雑記

アニメ『ゲッターロボ アーク』の制作スタッフによる公式同人誌とも言える
「お疲れ様本」が無事に届きました。
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通販のみの受注限定生産で1冊でも2冊でも送料は同じだったので
その場のノリで2冊購入してしまいました。
ほらアレですよ。布教用とか保存用とかそういうやつですよ。

というわけでこちらの「お疲れ様本」ですが
ページをめくっていきなり驚かされたのがシリーズ構成・脚本の早川氏が
「『號』『真』のエピソードが両方とも19年前になった理由」について触れていたこと。
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いやー本編中では意図的にボカされていた感じでしたし
まさか最後の最後でここに言及してくれるとは思いませんでした。
どうやら今回のアニメ化に際して『サーガ』の時系列をアニメ用に再構成したようですが
そうなってくるとそのアニメ用の年表を見たくなってきますね。

そして本書のメインは何と言ってもスタッフの面々の一言コメントや一枚イラスト。
過去のOVA全てに関わった方から本作『アーク』でゲッター作品に初参加となった方まで
まさに全員集合、的にたくさんのイラストが見られるのが本書の魅力です。
いわゆるイメージ映像的なものからデフォルメの効いたSD風のもの、
「ウザーラの上で腕組みをするアーク」など原作のシチュエーションを活かしたIFモノなど
ゲッターの懐の広さを感じさせる種々のイラストは
A4の大判サイズでじっくり眺められることもあって非常に楽しいですね。
ところでしれっと混ざってるゲッター暗殺者は大丈夫なんですかねいろいろと。

そして巻末の座談会は川越監督をはじめとする主要スタッフが
最終回前のギリギリのスケジュールなどについても赤裸々に語っており
まさに全13話の放送を無事に終えての「お疲れ様」に相応しい内容。
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映画『2010年』にインスパイアされたと思しき『號』終盤のセリフ回しについては
以前に自分もちょっと書いたことがありますが
こうして制作側からの言及があったのは初めてなんじゃないでしょうか。

また設定資料での目玉はNGイラストとして
Blu-rayのブックレットやオフィシャルワークスにも載っていない
「カムイの母の初期案」や「ゲッター天の検討用ラフ」が掲載されていたこと。
本編では幽閉されたカムイを助け出す、というプロセスがあったので
ゲッター天とは火星の大地での対峙となりましたが
検討用ラフを見ると初期の構想では宇宙空間で遭遇する、
みたいな感じだったのかもしれないですね。
個人的には検討用ラフのほうがゲッター天の巨大感もはっきりしますし
惑星規模、宇宙規模の雰囲気が強く出ていて好きですね。

それとカムイの母の没デザインって明らかに「彼女」ですよね。
もしかしたらそこで繋がりを持たせる予定もあったのかもしれないですが
話が更にややこしくなりそうですし
このあたりは裏設定レベルに考えておいたほうがよさそうです。

そんなこんなでBlu-rayの3巻とほぼ同時期の発売となった「お疲れ様本」。
いわゆる通販限定の同人誌的な本なのでページ数を考えれば値段はやや高めですが
A4サイズの大きなイラストは眺めていて楽しいですし本書が初出となる情報もありましたし
アニメ版『アーク』の締めくくりとしてしっかりと押さえておきたいところですね。

というわけでアニメ版ゲッターアークのメディア展開もこれで一区切り、な感じですが
どんな形であれ今後もゲッターロボという作品は続いていくでしょうし
それがいつになるかは分からないですけど
新たなゲッターとの再会を楽しみにしていきたいと思います。

友よまた会おう!

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ゲッターロボ 1

ゲッターロボ 1

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボアーク(アニメ)

アニメ『ゲッターロボ アーク』の最終巻となる
特装版Blu-rayの第3巻が無事に届きました。
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というわけで2巻までと同様に本編ディスクの他、サントラCDに
約50Pのブックレットが付属して今回も情報量がたっぷりのゲッターアークBlu-ray。
最終巻ということでメカニック紹介はエンペラーからバグに真ゲッタードラゴン、
そして本編ラストを飾ったゲッター天(ワン)まで載せている大盤振る舞いですし
設定画でも『號』の回想シーンで登場したメカザウルス
(ブックレット内では「ジャテーゴのメカザウルス」「超弩級メカザウルス」の名前で記載)
など見たかったものをしっかりと見せてくれたのが嬉しいところ。
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逆に「アニメオフィシャルワークス」で目玉として紹介されていたザウルス2と3が
こちらにも何の説明もなく載っていたりと相変わらず内容の重複が多いのには
全部追ってるファンからすると「もっと別の設定画を見せてくれ」と思ってしまいますが
まあこのあたりは仕方ないですね。

そして川越監督のインタビューも最終巻らしく
過去のOVAを含めた企画の立ち上げから『アーク』終盤の展開までを総括する内容。
「百鬼羅王鬼の予定だったのがプロデューサーの意見も入ってウザーラになった」というのは
ここのインタビューで初めて出てきた情報なんじゃないでしょうか。
「百鬼帝国の残党が操るメカ」としては確かに羅王鬼のほうが妥当なんでしょうが
巨大なウザーラのスケール感が欲しかった、というのも頷けますね。
どちらにせよ原作にはない展開なので読者はビックリなのです。

またアークチームを演じた内田氏、向野氏、寸石氏の対談も今回のブックレットの見所。
竜馬や隼人をはじめとして本作は過去のOVAからの続投も多く
結果としてすごいベテランキャストが集まる作品になりましたが
その中でも本作がデビューとなる向野氏を初めとしたアークチームの面々は
文字通り「世代交代をした新生ゲッターチーム」なので
オーディションや収録時の話など初々しさのある内容だったのが新鮮で良かったですね。
これまでのインタビューでは川越監督をはじめとする主要スタッフが皆
ゲッターの原体験として70年代のアニメやサンデー版を語っていたのに対して
アークチームを演じた3人が揃って「ゲッターの入り口はスーパーロボット大戦」というのも
非常に新世代らしいところだと思います。
しかも世代的には恐らく第4次や新スパじゃなくてαやZシリーズですよね。
うーん新しい新しい。
あ、自分は第4次Sです。(隙自語)

それと本編ディスクのTV放送版(配信版)からの変更・修正点ですが
バグの攻撃を受けたアークの半壊の顔がアップになるシーンのCGが
滑らかになっていたところだけははっきりと分かりましたね。
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TV放送版(配信版)では圧縮した画像データを強引に拡大したみたいに
不自然なドットっぽい粗さが残っていた場面でしたが
Blu-ray版では非常に綺麗になっています。うーんキレイキレイ。
もしかしたら自分が気づいていないだけで
メカCGについてはBlu-rayで改善されている部分が他にもあるかもしれないですね。

そんなこんなでTV放送+Blu-rayで
今年の下半期はすっかり夢中になってしまったアニメ『ゲッターロボ アーク』。
このBlu-ray3巻とほぼ同時に発送となった「お疲れさま本」も無事に届いていますし
明日あたりにそちらの記事をガーッと書いて投稿したいと思います。

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ゲッターロボ 1

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボアーク(アニメ)

ゲッターウィルの体内に突入し
ウィルの意思そのもの=虚無と対峙する竜馬たちが描かれた
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第36話。

そんなわけでクライマックスに向けての最終決戦で盛り上がる
今回の『DEVOLUTION』はウィルの体内での問答が中心の展開。
ゲッター線が生命であるならば
ゲッターロボは他者の生命をエネルギーとして奪って
動いているロボである、というのはこれまでになかった視点でハッとさせられますね。
まあそこらへんを突き詰めてしまうと
ゲッターウィルの理屈は「命を大事にしない人類はぶっ殺してやる!」に
なっちゃうわけなんですが。

そしてウィルの持つ武器=エンペラートマホークが
超合金魂のエンペラーのものと同デザインなのも気になったところ。
本作のゲッターロボもかなり早い段階で玩具化が発表されていましたし
『EVOLUTION』は玩具との連携を見据えて企画が進んでいる感じもしますね。
複雑なデザインのせいでどれもこれも高額すぎるのがタマにキズですが。

そしてウィルのビームによって
竜馬たちが倒されてしまうところで次回に続く。
個人的にはビームじゃなくてもっと得体の知れない攻撃方法が見たかったんですが
まあゲッターと言えばやっぱりビームだしこれでいいのかなあ、と。

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ゲッターロボ 1

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボDEVOLUTION

今年の1月に発売された「SDガンダム外伝メモリアルブック」の続刊となる
「ナイトガンダム物語(ゼロガンダム編)」から「聖伝」までを網羅するガイドブック
「SDガンダム 新SDガンダム外伝メモリアルブック」が発売。
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「SDガンダム SDガンダム外伝メモリアルブック」 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1322.html

本書については前巻に封入された折り込みチラシに「企画進行中」とあったものの
「後期作品だけの本が本当に出せるんだろうか」と需要などを含めて少々の不安があったので
こうして無事に発売されて何よりです。ありがとう本当にありがとう。
前巻は帯をめくったイラストが「真悪参→騎士ガンダム」になっている演出がありましたが
本書でも「啓示騎士エックス→勇者エックス」で同様の表現がされているのがいいですね。

というわけで約1年ぶりの新刊となった「新SDガンダム外伝メモリアルブック」ですが
本の装丁や中身の構成、ページ数も前巻と全く同じとなっており
その情報量は言わずもがな。
当時は尻切れで終了してしまった「鎧闘神戦記」と「聖伝」についても
「鎧闘神戦記」は後年の復刻版で新規展開された
第4弾「光臨の超鎧闘神」も含めてしっかり紹介されていますし
「聖伝」も漫画やガシャポンで展開された後半部分までしっかりとカバー。
特に「聖伝」は「アルティメットバトル」で展開されたものを除けば
2021年現在まで復刻や新作も出ていないですし
リオン・カージ世界とスダ・ドアカの関係など近年にフォローアップされた部分も含めて
その全体像を俯瞰することが出来る文字資料、というのは
恐らく本書が初めてなんじゃないでしょうか。
自分はカードダス以外はあんまり興味がなかったので
ぶっちゃけ「聖伝」後半の具体的なストーリーは本書で初めて知りましたよ。
もうこれだけで嬉しい……嬉しい……。
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また個人的には両面プリズムや二重プリズムといった
「カードダスそのもの」の仕様の変化にしっかりと触れてくれていたのが良かったところ。
同時期のドラゴンボールのカードもそうでしたが
インフレした数値をリセットするための単位の変更
(騎士ガンダムの場合はHP→BHP、ドラゴンボールの場合はBP→DP)や
両面プリズム、二重プリズム、隠しプリズムの登場など
当時はカードダスそのものがいろんな試行錯誤を強いられていた気がするので
このあたりにもしっかりと言及していたのは嬉しかったですね。
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ところで本書のインタビューにあった「最大のライバル」は
ドラゴンボールカードのことでいいんですよね。

そして意外だったのが本筋とは別口である「スーパーバトル」について
当時の提案書が載っていたりとかなり詳しい話がされていたこと。
ファルコやコナン(=コマンド)には復刻版や「新約」で掘り下げが行われている
先代の円卓の騎士も絡めての記載もありましたし
まさか1ページ丸ごとフューラーザタリオンにスペースを取っているとは思いませんでした。
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ただ「スーパーバトル」にここまでしっかりと触れてくれるなら
「スペシャル」の話も入れてほしかったなあ、という部分はありましたね。
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いわゆる総集編~次回予告風に展開された「SDガンダム外伝スペシャル」は
何とかして新規客を取り込もうとした当時の状況が窺えるシリーズだと思いますし
本書にも「スペシャル」に使用されたイラストがかなり載っているのに
インタビューでもほとんど言及がなかったのはちょっと寂しい気もします。
「スーパーバトル」はカラーページで当時のディスプレイパネルが紹介されているのに
「スペシャル」は載っていませんでしたし。

また巻末のインタビューではカードの番号をリセットして
「新」としてシリーズが展開されるようになった理由や
転職やアイテムといったRPG的な要素を入れて原点回帰を目指した
「聖伝」の方向性などについての話が載っているんですが
肝心のシリーズが打ち切られた経緯については
「時代に逆らえず大きく広げることが出来なかった」と曖昧な表現をされていたので
実際の売り上げの推移なども含めて
このあたりの話を詳しく聞きたかったなあ、というのがありますね。

えーといやリアルタイム世代だからこそぶっちゃけて言っちゃいますけど
「聖伝」は線の少ない丸っこいデザインなど全体の雰囲気が低年齢向けになったこともあって
自分の周りではすごい不人気で評判が悪かったんですよ。
カードダス自体が大好きだった自分は特に気にせずガチャガチャやってましたが
「キャラやモンスターが格好悪くなったからイラネ」という人も多かったですし
そもそも原点回帰をした剣と魔法のファンタジーRPG的な世界観自体が
FF7が発売した1997年に出すには「古臭くてダサい」印象が
当時のスレた子供たちの間にあったのは否めないと思うんですよ。

今でこそエンタメ系は流行が一周して猫も杓子も異世界モノ、みたいになってますが
90年代末期から10年くらいはライトノベルの新人賞も
「異世界ファンタジーは門前払いだから学園ものにしろ」みたいな時代でしたからねマジで。

せっかくのメモリアルブックでそういうネガティブな話を聞きたいとか
打ち切りの経緯について詳しい話をしてほしい、っていうのが
失礼なことだって言うのは分かります。

ただですね、何も知らされずにいつまで経っても続きが出ない理不尽さを
小学生の頃にリアルタイムで体感した身としては
どうしてもそのあたりの事情を知りたいところがあるんですよ。
どんなに不人気で売り上げが不振だったとしても
あの時カードダスの続きを待っていた子供は確かにいたんです。
当時のカードを大事に持っている大きな子供はここにいるんです。
ただそれだけは伝えたかったんです。はい。

というわけで当時打ち切られたシリーズの書籍、ということもあって
ついついノスタルジーというかセンチメンタル(?)な文章を綴ってしまいましたが
「聖伝」までをしっかりカバーしてここで一区切り、といった感のある
騎士ガンダムのメモリアルブック。
折り込みチラシでは「新約」の最新作である「騎士王物語」の宣伝をしていましたが
今後の展開としては「新約」のガイドブックも期待したいところですね。
「新約」も既に同じような本を1~2冊は出せるくらいに続いていますし
プレバン限定での商品展開に加えて過去話やらユニコーンによるアルティメットバトルやら
完全に一見さんお断り状態になってしまっているシリーズを整理するという意味でも
書籍の形でストーリーや設定、時系列を確認出来るような本は
「新約」でも是非とも出してほしいのです。

ちなみにWikipediaでは「聖伝」から「新約」までの期間に発表された
「列伝」「英雄伝」も同一シリーズとしてカウントされているみたいですが
本書では全く触れられていませんし
自分もこの2つはシリーズには含まれないって認識なんですよね。
いや別に嫌いだとか認めたくないとかそういうわけでは全くないんですが
両方ともカードダスで展開された作品ではないですし
カードをメインに考えたい自分としては
「別作品に騎士ガンダムがゲスト出演した」くらいの印象しかないのです。

ほらアレですよアレ。
スパロボ30にOGキャラがたくさん参加してるからって
30がOGシリーズにはならないでしょ、的な。

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  トレーディングカード, SDガンダム, コレクション, 玩具