ん、これこれ! と思わず言いたくなる一冊。ヒマな時に肩の力を抜いて
くっと読める短編が17作でボリュームも十分。湯気の温かそうな描写が秀逸で
やしいけど旨そう、と思ってしまうなあ。個人的には銭湯で牛乳を飲んだ時の
っ、んっ、んっ、という効果音が新鮮で好みだったり。
群のセンスを持つ
たいの新人、水沢悦子先生の初単行本ということでこれからの活躍が楽しみ。
も「花のズボラ飯」も一年以上連載してたし次の単行本はまだまだ先なんだろうなあ。

   

とまあ冗談は置いておいて普通に感想を書くと
まさにズボラな主婦版「孤独のグルメ」という印象。
全てのエピソードが第一話の「ご飯が無いチンゲール!」のノリのまま進むので
すごい好き嫌いが激しい作品だと思うんだよなあ。
正直うさくん水沢悦子先生の汗や涎を強調した絵柄は
人によっては〝下品〟と感じてしまうほど大仰なものだし。

ただ個人的にはすごい好きなんだよなあこのセンスや空気感。
「孤独のグルメ」と違って自分で簡単に実践出来る料理ばっかりというのも魅力。
あっちは東京周辺の店が多くて簡単に行ったり食べたり出来るものじゃないし
実際のものを食べられたのはシュウマイ弁当くらいかな。

他にも各所に「孤独のグルメ」ネタが見られたり
ポトフの材料に「祖先の霊」がさりげなく入っていたりと遊び心やネタ部分もたくさん。
主人公の夫「ゴロさん」をあの人じゃないかと妄想してしまう人は
自分も含めてかなりいるんだろうなあ。

ぬっく。

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  グルメ漫画, アニメ・漫画

リボルテックヤマグチのNo.99としてゲッターアークが満を持して発売。
漫画版ゲッターのリボ化は以前の「~號」以来2つ目になるけど
今回は「~號」と違ってアニメ版のない作品ということで
今後のゲッターラインナップにいろいろと期待してしまうなあ。
最近のリボは巨大サイズや高価格のものも出てるみたいだし
ドラゴンと同スケールでのウザーラとか出ないかな。置き場所も予算もないけど。

以下、相変わらずの携帯画質の写真を何枚か。

 20101217-1.jpg
内容的にはいつものリボゲッターで安心の出来なんだけど少々不満なのが塗装。
目のふちの黒い部分は店頭で見てもかなり違いがあったし
自分が買ったのは二の腕や太ももの墨入れがかなり雑で
はみ出してたり掠れてたりする部分がちらほら。
しかもウイングのリボ球が初期状態で割れてたり。
顔はいいのを選んだつもりなんだけどなあ。
そんなわけでリボは毎回個体差があるけどアークは特に差が激しい感じ。
あんまり細かいところ気にしないタチだけど今回はかなり気になるわ。

 20101217-2.jpg
とは言えプロポーションは良好で
特に二つ繋げると身長以上の高さになるトマホークがかなり格好いい。
真ゲッターのトマホークよりは小さいけど
柄が太い分こっちのほうが重量感があっていいかもしれんね。

 20101217-3.jpg
そして予想外によかったのがこの敵メカエフェクトパーツ。
正直これを付けるくらいならマシンガンの一本でも欲しかったなあ、
と思ってたけどかなり細かい造型+塗装で予想以上にいい感じ。
ただこういう有機物的メカってゲッターより虚無戦記のイメージのほうが強かったり。

というわけで久々のリボルテックだったゲッターアーク。
N0.100のエヴァ初号機は正直「またエヴァかよ」な感じで現在悩み中。
来月発売の大全2にもクリア版が付くみたいだしそっち狙いでスルーでもいいかな。

   

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  フィギュア, アニメ・漫画, ダイナミック系, 玩具

4巻ラストの盛り上がりそのままに始まる総力戦。
夢路やジョンたちが死力を尽くして戦う中、
〝自分が何者なのか〟を思い出したメリーによって夢とキボーが動き出し、
物語は謎の転校生の出現によって新章に突入する…
と一つのクライマックスと言ってもおかしくないくらいの
盛り上がりを見せてくれた夢喰いメリー第5巻。
うーん今回の表紙いいなあ。
店舗特典とかだとサービス的な意味合いでいろんな格好してるけど
やっぱりデフォの服装が一番格好いいわメリーさん。

来月から放送開始のアニメも今回の5巻エピソードあたりで一区切りにするのが
一番いいと思うんだけどどうなんだろう。
エンギとの戦いの時などに見せた空間破壊をビジュアル的に
どう見せてくれるのか、とかけっこう気になってるんだよなあアニメ版。
今後の放送局追加とかWEB配信とかによっては
久しぶりにアニメ見ることになるかも。

そして一区切りとは言ってもここまでの謎が全部解き明かされたわけではなく、
特に主人公、藤原夢路に関しては新たな謎が提示されただけ、
という状況なのが気になるところ。
夢路関連の伏線は第1話の時点で既に貼られていたりするんだけど
ストーリー的にはほとんどノータッチだったから
今後はそのあたりに踏み込んでいくエピソードになるのかな。
見知ったクラスメイトたちが侵食されていく、という
夢路が立ち上がるのが分かりやすい展開になりそうだし。

そして6巻は2月発売予定…って本当なんだろうか。
月刊連載で2ヶ月ペースの発売とか信じられんわ。

それにしてもジョンがここまで萌えいじられキャラになるとはなあ。
初期の頃はラスボスっぽい雰囲気すらあったのに。
いや実は今でも少し「こいつがラスボスだろ」って思ってたりするんだけど。

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  夢喰いメリー, アニメ・漫画

ダイナミックOVA最新作「マジンカイザーSKL」の連動企画として
ケータイコミックで連載されてた作品の単行本化。
アニメは地方民でBD/DVD待ちだからストーリーはよく分からないけど
こっちの漫画版は〝外伝〟あるいは〝短編集〟という位置付けでいいんだろうか。

それよりもこの単行本をいきなり本屋で見つけた時のほうがびっくりしたり。
今月発売だったの全然知らなかったわ。
新レーベル〝エモーションコミックス〟の単行本らしいし
「CANAAN」「英雄伝説」など有名作品のコミカライズとかもあるみたいだから
もうちょっとプッシュしてもよかったんじゃないだろうか。
それとも自分が知らなかっただけかな。

で、内容だけどバイオレンス部分がやけに強調されているというか
全体的にマジンガーというよりOVAゲッターに近い雰囲気なんだよなあ。
本作の主人公、海動と真上もゲッターの竜馬と隼人を更に好戦的にしたような感じだし
もちろん嫌いではないんだけど「ダイナミック作品ってこういうんだよねー」
みたいな感じで雰囲気が画一化されてるのがちょっと気になったり。

とは言えジンメンモチーフの人質を取った敵を
勢いに任せて救出して解決してしまうのはこれまでに無いアレンジで
賛否両論あるだろうけど個人的には好きだったり。
OVA真ゲッターでも同種の敵が出てきたけどその時は人質は全員救えなかったし、
同じことやっても仕方ないと思うからこういう大胆な展開はいいなあ。

ただ短編連作の形で進んでいるせいか
「続きがあまり気にならない」というのがちょっと問題かなあ、と。
WEBコミックとして1話ずつ読むのならいいのかもしれないけど
単行本でまとめて読むとちょっと物足りなく感じてしまう。
今回の1巻でもラストに敵の幹部か親玉っぽいのが出てきたけど
特に謎や伏線などを提示した感じではなかったし。
まあアニメと比べてみないと何とも言えない部分もあるし
ケータイコミックという媒体にしては画もかなり描き込まれてて
(個人的には石川賢+津島直人÷2みたいな印象。)
良くも悪くも安定してる一冊…かな、と偉そうに言ってみたり。

ところで「ガンダムUC」もそうだけどOVAの先行劇場版ってやめてほしいなあ。
東京やその他主要都市数カ所でしか上映しない規模だし地方民にはつらいね。

   

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  アニメ・漫画, ダイナミック系

現在アニメ放送中の「侵略!イカ娘」の8巻が発売。
10月に7巻が出たばかりだから2ヶ月で1冊のなんというハイペース。
2本立て掲載とかあったからページ数的にも足りてるんだろうけど
アニメ放送中に1冊出したいとかの理由もあるんだろうなあ、
と穿った見方もしてみたり。

というわけで今回も
エビ断ちしたりプールに行ったりイエローカードで調子に乗ったり
そんな中でライフセーバー話のようなちょっといいエピソードがあったりと
いつもの雰囲気のままのイカ娘なんだけど
一つ気になるのが後書きに「終わり」を意識してるような文章が見受けられること。
6~7巻あたりからはずっと季節が変わらないことを逆手に取った
カレンダーネタ(逆に言えばネタ切れ的な?)とかも出てきたし
ずっと夏という舞台で続けることは難しいんだろうなあ、と感じたり。

とは言え本巻でようやく名前が明らかになった偽イカの中の人鮎美ちゃんとか
男装ネタで新たな引き出しが出てきた渚ちゃんとか
サブキャラを掘り下げていけばまだまだ話は作れそうだし
もうしばらくは続いてほしいなあ、というのが正直なところ。
あと巻頭カラーのトナカイ早苗かわいいな!
各キャラの冬服とか着ぐるみとかも普通にもっと見てみたいわ。

ところで男装は別にいいけどオールバックはさすがにやりすぎだと思うんだよ!

  

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  アニメ・漫画