外国人なのに誰よりも日本人っぽい小学生「リズ」を主人公とした
下町日常系四コマ漫画「うぃずりず」もとうとう今回で最終巻。
話としてはいろいろすれ違いがあったけど全てが元の鞘に戻った大団円、
となるんだろうけど「ようやく終わったか」という気持ちも少しあったり無かったり。

最終回で「家出したけどすぐに戻ってきた子供のような気まずさ」と
リズが自虐的に言っていたけれど読者から見てもそんなふうに感じてしまうんだよなあ。
ある程度の着地点が見えているだけに
ラスト数話がどうしても冗長に思えてしまったのがちょっと残念なところ。
じいさんの夢(回想)と現実が交互に展開するところなんかは
四コマならではの演出で良かったんだけど。

そんなわけで作品全体を見返してみても
特に後半、リズを中心とした複雑な家庭環境が明らかになってからは
「人の死」を意識せざるを得ないシリアス展開が多くなって
随所に思い出したように入ってくるギャグとのバランスにちょっと違和感があったり。
そういう意味ではイズが転校してきて四人でドタバタやってた2~3巻あたりが
一番面白かったなあ、というのが正直なところ。

絵柄もどんどん頭身の高いほうに変わってるし
現在連載中の「トランジスタ・ティーセット」なんかを見ても
四コマ漫画よりストーリー漫画のほうにシフトしていっている気がするなあうーん。
個人的には作者様がWEB漫画で描いていたような「健康的な腹黒さ」を
もっと見せて欲しい感じ。

  

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  四コマ漫画, アニメ・漫画

大財閥の跡継ぎ息子である「大蔵直人」とそのSPである「五条都」の二人を
中心とした日常を描いていく四コマ漫画「えすぴー都 見参!」も今回でとうとう4巻目。
初期は名前の無いことがネタにすらされていた親友やメイドさんたちにも
名前や個別エピソードが与えられて
少しずつ群像劇っぽくなっていっている本作品だけど
今回のキモはやっぱり新キャラの「御影院大志」と「蛍」の登場。
作中で直人の父、霧人が「今まで直人は好意的な人に囲まれていた」と言っていたように
その境遇や二人の関係など大志たちはまさに直人たちの影とも言える存在。
こういう日常四コマって新キャラを出すタイミングがなかなか難しいと思うんだけど
この二人の立ち位置は上手いなあ。

そして変わらないように見えて少しずつ直人が成長しているところを
ちゃんと見せてくれているのもいい感じ。
漠然としか考えてなかった将来のことに目を向けるようになったり
SP仲間の雪さんや親友の並木も含めてなかなか複雑になっている恋愛模様がある中で
直人がどんなふうに考えて選択していくのか、がラストになるんだろうか。

岬下部氏は「ふーすてっぷ」「ことゆいジャグリング」などの全一巻の作品でも
主人公たちの成長をしっかりと描いてきれいに完結させてくれているだけに
四コマ作品としてはかなりの長丁場になっている「えすぴー都 見参!」を
どんな形に持っていくのかも安心して楽しみに出来る感じ。
実は岬下部氏の作品で一番好きなのって「ことゆいジャグリング」なんだよね。

   

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  四コマ漫画, アニメ・漫画

今のところは欲しいゲームもないし買う予定はないんだけど
噂の3DSが今日発売ということで一種の祭り気分を味わいつつ
試しに触ってみようと某大手量販店に足を運んでみる。

試遊台にはロンチタイトルのうち4本のゲームがあったけど
その中から「戦国無双 Chronicle」を選択。
そしてプレイ。
…なるほど、これが噂の裸眼3Dか。
確かに画面が飛び出して見える…というか奥行きがしっかりとある。
自機はもちろん一つ一つのユニットがきちんと立体的に見えるのには驚いたし
各種のシステムメッセージやウインドウが一番手前に飛び出て見えるようになってるのも
分かりやすくて「3Dのゲームを遊んでいる」って気分になれていい感じ。

本体は既存のDSとそんなに変わらない操作感だけど
やっぱりアナログスティックと十字キーの二つがあるのは嬉しいところ。
特に今回試遊した「戦国無双 Chronicle」みたいなのだと
なおさらアナログスティックの重要性を感じるね。
あと本体横の3Dボリュームをスライドさせるだけで
見え方がグニャグニャ変わるのが地味に面白い。
たぶん小学生の自分だったらこれだけで一日潰してるわ。

あと個人的に気になっていたのが目への負担なんだけど
まあ携帯機の小さい画面という時点である程度目に悪いのは当然だろうし
「3Dだから極端に~」ということは無い感じ。
2Dでも3Dでも気を付けなきゃいけないのは変わらんぜ!
ただちょっとでも本体の角度を変えて横から見ようとすると
画面がぐちゃぐちゃになって目に刺さるような気分になって
バルス喰らったムスカ状態になるのは注意しなきゃいけないところ。
そうか! これは「正しい姿勢でゲームしろ」っていう任天堂のメッセージなんだね!
よい子は目を離して背筋伸ばしてゲームしようぜ!

というわけで自分の3DS初体験はそんな感じ。
まあいつかは買うと思うけどすぐ欲しいわけじゃないしそんな拘りもないし
買うのは2~3年くらいして別タイプが出たり安くなった時でも構わないくらい。
なにせSFCと同時購入したソフトがFF6だったくらいだし。

…どうでもいいけど「戦国無双 Chronicle」って
シリーズ物のマンネリ感が強すぎて正直ゲームとしてはそんなに(ry

※あくまでも試遊15分のファーストインプレッションだよ!

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  ゲーム

ツクールシリーズ素材集 和
https://tkool.jp/products/material/index.html

どうやらツクールシリーズで使える素材集が出るらしい。
正直ゲーム制作ツールとしての基本機能や拡張性はVXでほぼ完成してるし
次のツクールは一体どうなるんだろうと思ってたけど
なるほどまずはこう来たか、という感じ。
ただ気になるのはその価格設定。

>従来品の『RPGツクールVX』に、価格は据え置きで
>武将や妖怪などの和風素材をプラスしたセットパッケージが登場。

うんうん
>※すでに『RPGツクールVX』をお持ちの方のために、追加素材は
>『ツクールシリーズ素材集 和』として素材のみのパッケージでも販売いたします。

…うn?

…おかしいな、この理屈だと既VXユーザーは無料でダウンロード出来るようになっても
おかしくないような気がするんだけど。

いやいろんな事情があるということはわかりますよ
アペンド版と考えれば納得は出来ますよ
でもやっぱり3000円はちょっと高いと思うんですよ
3000円あったらリボルテック一体買えますよ! ねんどろいどもいいぞ!
SFタイルや巨大キャラチップを
ブログで無料配信してた気概はどこに行っちゃったんだよエンターブレイン!
ちなみにブログ素材は自作品「機神少女(VX版)」でしっかり使わせて頂きました!
ありがとうエンターブレイン!

というわけで何だかよく分かんない文章になってきたけど
自分も含めて
・くやしい…でも買っちゃう!(ビクッビクッ
・既存の素材で何とかしてやる!
のどっちかで悩んでいるVXユーザーはかなりいるんじゃないだろうか。
まあまだ数ヶ月先のことだしその時になったら考えることにしよう。

以下、素材に関する簡単な所感。
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公式ページのタイトルタグが
「新たな戦国時代が、キミの手で幕を開ける! ツクールシリーズ素材集 和」
ってなってることもそうなんだけど
和=戦国時代っていう安直なイメージは古代史好きな自分としては
個人的にどうなんだろうと思ったり。
いやもちろん戦国時代も好きなんだけど。

また誰が見ても織田信長や武田信玄、伊達政宗しかイメージ出来ないような
汎用性という意味では疑問がある顔グラが見受けられるのも気になるところ。
別に戦国時代だからって必ず信長出さなきゃならない決まりはないと思うんだよ!
大河ドラマ「毛利元就」は地味だけどけっこう面白かったと思うんだよ!

とまあ偉そうに言ってみたけれど
やっぱり和風タイルセットが丸ごと手に入るのは嬉しいし
漢字一文字の格好良い状態異常アイコン、
高解像度になったことでなかなか新しいのが作りづらい戦闘アニメなども魅力的。
あと個人的にツボに入ったのは虚無僧。
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※追記
「ツクールシリーズ素材集 和」を購入しました。
簡単な考察記事はこちら

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  RPGツクール

先日本屋に行ったところ
岡崎優氏による「機動戦士ガンダム」のコミカライズ、通称「岡崎ガンダム」が
「サンライズロボット漫画コレクション」として復刻されているのを発見。
10年ほど前にも一度復刻されたこの作品、
「第2次スーパーロボット大戦α」のインターミッションでネタにされたり
作者の岡崎優氏も最近になって永井豪氏の「激マン!」の中で
当時のアシスタントとして紹介されていたりするけれど
「岡崎ガンダム」と聞いて自分が最初に思い出すのはこれだったりする。
20110224-1.jpg

ガンダム20周年を記念してアスキーから発行された
ガンダム・トリビュート・マガジン「G2O」。
「機動戦士ガンダムSEED」はおろか「∀ガンダム」すら
放送前~放送中という時期に全9号で発刊されたもので
この雑誌が岡崎ガンダムを紹介したことが10年前の復刊に繋がった…と記憶している。

そんなわけで何だか懐かしくなって「G2O」を
本棚から引っ張り出してきたんだけどやっぱりいろんな意味ですごいわこれ。
現在角川書店から出てるガンダム雑誌「ガンダムエース」がある意味ライトな方向性で
幅広い読者層に支持されているのに対してこちらは完全に読者を限定した作り。

何しろ中身がこれである。
 20110224-2.jpg
ランバ・ラルの副官であるクランプが表紙になるような謎のチョイスに始まって

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中古模型屋で発見されたという「RX-78メインテナンスハッチ・オープンモデル」なる
幻の模型(自分はよく知らないけどすごい物らしい)の特集を数ページに亘って組んでいたり

他にも
台湾で放送されたラジオドラマ版ガンダム紹介
コミックボンボン創刊時に子供だった「G2O」ライターと本屋のおばちゃんのやり取り
ガンプラ抱き合わせ販売の原初体験
などが赤裸々に書かれておりガンダム抜きでもいろんな意味で楽しめてしまう。

 20110224-4.jpg 20110224-5.jpg
その一方でニュータイプ論やスペースコロニー論などの堅い文章も大量にあり
誌面のほとんどは上の写真のような圧倒される量の文章で埋め尽くされている。
もちろん漫画は一切なし!

一読者でしかない自分が偉そうに一言で言ってしまうと
ガンダムとサブカルと下ネタと悪ノリをぐちゃぐちゃにかき混ぜたような雑誌
だと思うんだよなあこの「G2O」。
当時中学生だった自分も「これ売れてるのかな」「わけ分かんない記事もあるな」
と思いながら全号揃えた記憶があるくらい。

そう言えば最終号の編集後記では10年後の「G3O」が予告(妄想?)されていたんだけど
結局出ることはなかったな…。
まさかあの時はアスキーがこんなことになるなんて。

   

復刻版なんて出てたのか…初めて知ったわ。

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  アニメ・漫画