ついにエルクレスとの決戦が始まった「夢喰いメリー」の第10巻。

それぞれが死力を尽くしての戦いや絶望からの大逆転、
そして主人公である夢路の能力をフルに使った駆け引きなど今回も見所は満載。
前回に引き続きリーダー的な役割になっているジョンがエルクレスの目的を聞き出したり
メリーが夢路との絆を振り返るシーンで「幼少時の夢路」を出していたりと
いよいよ最終回に向けていろいろな謎や設定をまとめに入っている感じがするね。
まさかクリオネちゃんが一番最初に退場するなんて……。

ただまだまだ引っ張っている謎も多いし
最後の鍵を握っているであろう白儀くんも未登場、
エルクレスもどんどん小者臭がしてくるしで
10巻だけを読むと話があまり進んでないように感じられてしまったり。
結局今回は最初から最後までずっとバトル展開だったなあ、と。

とは言えこのペースだと最終回は近いだろうし
最後まで楽しみにすることにしよう。

どうでもいいけどエルクレスが死んだ夢魔の形をした炎を喚び出すところで
「烈火の炎」なんかを思い出した。

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  夢喰いメリー, アニメ・漫画

VIPRPG2013GW祭り作品を偉そうにレビューするよ!
いよいよ2ケタの大台が見えてきた祭りレビュー9回目だよ!
最後までゆっくりまったりやっていく予定だよ!


No.55 zapping
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4つのエピソードがあり選ぶ順番によってストーリーが変わる短編見るゲ。
登場キャラクターが同じで「宝探し」という共通のテーマがあるにもかかわらず
導入部から途中の展開から宝の正体まで全く別の話になっていくのが面白いところ。
エンディングの雰囲気によってはスタッフロールが流れたりと細かい変化もあり
自分の好きなストーリーを探したりグッドエンド的なものを目指したりと
ただ読むだけでなくプレイヤーが能動的に話を作っているような
ゲームブック的な楽しさが生まれている感じ。


No.56 ウォーターⅢプッシュゲー+α
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タイトル通りウォーターIIIが主人公の作品を中心とした短編見るゲ集。
シリアスなものから一発ネタ、ちょっとした解説ゲーまで多くの作品が収録されており
おまけとして没ストーリーや次回作の体験版的なものを読むことが出来たりと
一つ一つは短いながらも全体としてはかなりのボリューム。
魔王&アレックスやザックのザックザックなど
個人的には没になったエピソードのほうが好きだったりする。


No.58 MSM異種格闘戦vol1
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デュラハン&ザンニンニンの司会で行われる
血で血を洗う無差別級デスマッチを描いた短編連作見るゲ+α。
「勝てばよかろうなのだァァァァッ!」的な雰囲気で行われる各試合は
まさに何でもありのフリーダムな展開で
描写だけを見ればかなりエグいはずなのだが
全体的にドタバタ感が漂っていることもあって謎の爽快感を味わえる不思議な作品。
生真面目ないじられキャラになっているデュラハンさんも可愛いなあ。


No.59 機動紳士ガンホル
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タイトル通り某有名ロボットアニメを元にした一発ギャグゲー。
ヤバい。まじヤバい。大爆笑。
今回の祭りで一番笑った作品かもしれん。
ガンダム00の発想はなかった。


No.60 クソゲーランド
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ある秘密を持つ主人公カコ様の一人旅中編RPG。
時事ネタや政治ネタが随所に入る不謹慎ゲーっぽい部分もあるものの
全体の雰囲気は勧善懲悪の古き良き王道RPGといった感じ。
高いエンカウント率や一人旅ゆえの序盤がきついバランスは確かにレトロゲー風なんだけど
クリアまでを通しての戦闘バランスはかなり考えられており
「そろそろ楽になってきたかな……」というところで
ベギラマや連続攻撃をしてくる敵が出てきたりと
最初から最後まで適度に歯ごたえのある戦闘を楽しむことが出来る。
名声システムはFCの騎士ガンダム物語3を思い出した。

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  2013GW祭りレビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

OVA付きの限定版が同時発売となった「侵略!イカ娘」の第14巻。
今回も変わらぬ雰囲気のまま続いており
ギャグやオチも少なく全員で協力する姿が見られる「つかみ取りじゃなイカ?」や
すっかり変人キャラが板についた鮎美ちゃんを主人公とする「慣れなイカ?」など
まったりとした「侵略コメディ」なエピソードが目白押し。

また新たにレギュラー化した看護師の白椙姉さんや
彼女の幼馴染みの幼稚園の先生など
「大人の女性キャラ」が目立っていたのも今回の特徴。
10巻以降はたけるの先生や悟郎の母ちゃんもレギュラー入りしているし
海の家以外で活躍するキャラが増えているのは
イカ娘の行動範囲がどんどん広がっているからなんだろうなあ。

そんなこんなで次回はついに15巻。
いくら単行本サイズとは言えそろそろ本棚を圧迫してきたぞ。

  

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  アニメ・漫画

VIPRPG2013GW祭り作品を偉そうにレビューするよ!
作品番号も50を越えてそろそろ後半戦に突入する祭りレビュー第8回だよ!
このペースだと6月中には終わる予定なんだよ!


No.50 もしもゼビウスだったら。
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有名縦STGをモチーフにしているようであんまりしていない
いつもの吹っ飛ばしアレックス短編ゲー。
序盤こそそれっぽいマップ構成で進んでいくものの
魔王城突入後は向き固定が解除されたり普段と同じ会話ネタが入ったりと
「ゼビウスってなんだったっけ」と考えさせられる一作。
テンポがいいのでついつい繰り返しプレイしてしまう。


No.51 ウィンディの不思議なダンジョン-物忘れの迷宮-
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主人公ウインドIがダークネスIの経営する店を繁盛させるため
不思議のダンジョンに挑戦するローグライクダンジョンRPG。
初代「トルネコ~」の雰囲気やバランスを忠実に再現しており
魔導師に眠らされてタコ殴りにあったり敵の飛び道具を壁にぶつけて大量生産したりと
元ネタと同じようなシチュエーションやテクニックを楽しむことが出来る。
数時間の努力が運次第で台無しになることもあるローグライクは正直苦手なんだけど
本作はパラメータ引き継ぎ+薬草持ち込みなどによってある程度の成長要素があり
そのあたりのストレス要素が上手く緩和されている印象。
逆にそうした緊張感を楽しむプレイヤーも多いだろうから
完全に引き継ぎを前提としているHP1でのスタートなんかは評価が分かれそうな感じ。
まだまだ体験版ということで現バージョンでは有用なものも含めてバグが多い気がするけど
今後は店の拡張やもっと不思議なダンジョンなどが追加されそうだし
まだまだ遊べる要素がどんどん増えていきそうで完成が楽しみなところ。


No.52 核にゃんのシミュレーション
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主人公霊にゃんがダッツを生き返らせるために20万Gを稼ぐ短編SLG。
一つ一つの行動に多くの一枚画が用意されており
単調な作業になりがちな部分にしっかりとアクセントがついているのが嬉しいところ。
ゲームオーバーが存在せず、10%利子がつく銀行や体力が減らないアイテムなど
チート級の要素が揃っているためクリア自体は簡単でタイムアタックがメインな印象。
20万Gを溜めると強制的にクリアになってしまうので
エンドレスモードや隠し条件でのトロフィー取得みたいな
やり込み要素的なものもほしかったなあ、と。


No.53 フィオナちゃんのドキワク大冒険
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有意義なGWを過ごそうとするフィオナちゃんを主人公とする短編連作見るゲ。
最初こそ一発ネタっぽく話が進んでいくものの
ラストはそれまでのキャラが集合し
タイトル通りちょっぴりドキワクで賑やかなストーリーになっていく。
ところで2周目をやってて気付いたけど第5話が無いような気がした。


No.54 日本マンドラ昔話
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マンドラさんの災いの種によって世界がとんでもないことになる
まるで悪夢のような短編見るゲ。
最初こそギャグ調の明るい雰囲気で始まるものの
一気にカオスで恐ろしい崩壊ストーリーへとシフトしていってしまうギャップが魅力。
タイトルの暗いBGMが全てを物語っていた。っていうか普通に怖えよ!
それにしても日本昔話とはなんだったのか……。

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  2013GW祭りレビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

サイボーグ戦士一人一人を語り手として続いてきた各エピソードも
009編「女神の陰謀」に突入する「サイボーグ009完結編」の漫画版第16話。

今回は小説版中巻のP340からP389の漫画化。
平成アニメ版「Conclusion God’s War~序章~」で
すでに映像化されている部分ということもあって
ビジュアル的な目新しさはそんなに感じられないんだけど
ところどころのデザインが簡略化というか漫画的なものに変更されている印象。
特に翡翠のキャラデザインはかなり変わっており、アニメ版と比べると
「瓜実顔」「斜視気味にジョーを見る」(小説版中巻:P341~P343)という
小説版の描写に忠実に描かれている感じ。

また原作「神々との闘い編」から引用したと思われるカラーページ
挿入されているのも今回の特徴。
こういう過去作から引用する演出は漫画ならではで
いよいよ完結編もここまで来たか……と引き締まる感じ。

そして何より今回の見所は最終ページで崖の上に佇むジョーの顔。
「まるで廃人」「伸びきって荒れ放題の髪に髭」(小説版中巻:P389)という文章を
そのまま画にするとこんな感じになるのか……
なんかすごい新鮮だわ。

そして次回『中編』は6/28に更新予定。
初の3部作ストーリーになるみたいだし
翡翠との戦いや意識加速の部分をじっくり描いてくれるんだろうかと少し期待。
ジョー編終了後にはまた石ノ森パートを挟んだりするのかな。


手持ちの「神々との闘い編」(コンビニ版:サイボーグ009[GOLD編])との比較。
左が「神々との闘い編」、右が今回の完結編16話(P21)。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009