3人目のヒロインとなる「天乃原すばる」の登場でますます盛り上がる
『超可動ガール1/6』の単行本3巻が発売。

2巻ではファンタジー世界の勇者、ベルノアとの
常識の相異を中心としたギャグが中心だったけれど
今回はすばるが理解力と適応力の高いキャラということもあり
ストーリーが大きく進んだ印象。

それにしてもすばるさんはいいキャラだなあ。
『男爵校長』シリーズなど日常四コマ漫画を多く手がけてきたOYSTER氏だけあって
女子高生という現実味のある設定の彼女が一番魅力的に動いている感じ。
ウルトラクイズの問題や格ゲーの強キャラ説明が妙にガチだったりするあたりも
いかにもOYSTER氏らしいこだわりだね。

そして親友、冠成次郎の社会的な立場が明らかになることで
前回の「クサビちゃんのフィギュアは販売されていない」という
伏線をこっそりと消化していたりと
ストーリー物ならではの細かい謎が入り混じる展開も見所。
特にノーナの<チャンピオン・システム>やベルノアの宿敵、竜魔王の意外な正体など
これまで触れられていなかった「各キャラの作品世界のクライマックス」に
大きく関わってくるであろう設定が出てきたのも気になるところ。
「空手魔王の性能がすばるに似ている」というのも同じ感じの伏線っぽいし
今後はどんどんゲームやアニメの世界がメインになっていくのかな。

そんなこんなで月刊誌で刊行ペースがゆっくりなこともあり
とにかく次回が待ち遠しい『超可動ガール1/6』。
メインヒロインであるはずのノーナの影がどんどん薄くなっちゃってる気がするけど
作中作「少女→惑星探査」の終盤のストーリーは全く明かされていないし
彼女の本格的な活躍はそれまでお預けなんだろうなあ、と。

  

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ・漫画

VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
ついに二ケタの大台に突入した紅白レビュー第10回だよ!
ついでに計算が正しければ今回でちょうど折り返し地点になるんだよ!


No.053 マンドラゴラ・ホラー・ショー~作者コレクター~

 ko2014re-053.jpg

謎の屋敷に招かれた主人公が恐怖の日々を過ごすことになる短編見るゲ。
導入部やところどころの演出はいかにもホラーといった感じだけど
直接的な恐怖表現は少なくどちらかと言えば不条理系に属している印象。
地味に主人公の年齢やパラメータがしっかりと設定されており
ややステレオタイプながらもラストの流れに上手く絡んでいる感じだね。
マップの通路や部屋があっさりしすぎているため
作中の雰囲気に合わせるという点でもうちょっと凝ったマップにしてほしかったかも。


No.055 VXAceの世界に舞い降りた魔王把握にありがちなこと

 ko2014re-055.jpg

アレックスがVXAceの世界で吹っ飛ばしもしもに挑戦する短編見るゲ。
合間合間に分かりやすい機能紹介が入る丁寧な作品であるものの
「200XユーザーにVXAceを紹介するよ!」的なコンセプトが強いため
VXAceユーザーとしてはちょっと物足りない部分もちらほら。
おまけのダンジョンゲーは一風変わった編成システムや技の習得方法が搭載されており
育て方次第でボムのようにLv1から大技を撃てるのがリソース管理的に面白いところ。
バランス調整はエターなったらしいけどストーリー部分は作り込まれており
道中の選択肢で会話イベントやボス戦の流れが大きく変化するのが嬉しいね。
一枚画すら存在しないというシンプルな潔さがある作品だけど
拠点での移動などは画がないせいで逆に分かりにくくなっちゃってるのが残念。


No.056 もしもわてりが退化したら

 ko2014re-056.jpg

とある事故で記憶を失ったウォーターIが
存在の消滅を防ぐため魔法の片鱗を集めるアイテム探索アクションゲーム。
インターミッション的な見るゲ部分にもかなりのボリュームがあり
名前入力を使ったヘルプ機能やヒントなどは
ちょっと面倒な部分もあるけれど斬新で拡張性もあるので面白いところ。
メインとなるアクション部分は魔法を使った多彩な行動が可能であり
ノックバックを利用して移動する必要があったりと
力押しだけでは突破出来ない本格派アクションといった印象。
ただ全体的に操作感の癖が強くジャンプの慣性的なバウンドが大きいため
穴がなかなか跳び越えられなかったり
窪みに嵌ってあっという間にスライムにハメ殺されたりと大混乱。
何度もやり直して攻略ルートを見つけていく覚えゲー的な部分が大きいので
繰り返しプレイが苦にならないくらいの手軽な難易度のほうがよかったなあ。


No.057 ポピラッポイ

 ko2014re-057.jpg

アレックスが特に理由もなく旅に出てお使いしながら音ゲーに励むリズムゲーRPG。
メインとなっている音ゲーの部分が非常に丁寧に作り込まれており
滑らかな操作感や豊富なオプション、コンボ+スコア計算の仕様など
とにかく本格的で快適な音ゲーを楽しめるのがたまらない作品。
「初心者向けでも上級者向けでもない中途半端な難易度になってしまった」とのことだけど
十数年前に初期のビーマニとかその辺をちょっとかじった音ゲー出戻り組としては
自分のレベルよりちょっと上くらいの歯ごたえのあるいいバランスだった印象。
各地の会話のネタや選曲センスには妙なノスタルジーを感じるね。
『宇宙から来たかんづめ』の名前をまさかこんな所で見るなんて。


No.058 ながされてうんこ

 ko2014re-058.jpg

文字通りに生まれ落ちたうんこが旅に出て
産みの親であるうん子や仲間たちと共に冒険を繰り広げる短編RPG。
完全に出オチ的な設定にも関わらず意外に作り込まれている良バランスの戦闘や
主人公がうんこであることを最大限に活用したイベントの数々、
衝撃のボーカル付きエンディングなどなど
まさに本気で作られたうんこゲーといった感じ。
「うんこだから梯子を上れない」は今回の祭りで最高級のギャグだと思う。


コメント (0) | トラックバック (0)

  紅白2014レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

シレーヌのデーモン・アーマーの登場により物語が動き出した
『デビルマンサーガ』の第4話。

今回気になったポイントは研究で明かされた
デーモン・アーマーの自己再生能力やその構造の特異さ。
特に「内部にトゲが張り巡らされている」というのは
鎧を纏うことで肉体と完全に一体化する、みたいな意味だと思われるし
今後の展開にも大きく関わってきそうな部分だなあ、と。

また白縫女史が無意識のうちにアモンの名前を呼ぶところは
「豪ちゃんマガジン」に載っている短編『シレーヌ誕生編』を思い起こさせる展開。
近年のデビルマン関連作ではアモンに対するシレーヌの「愛」が
強調して描かれることが多いけど
本作でもその要素が入っている感じだね。

そんなわけで気になってくるのは本作での不動美紀=美樹ちゃんの存在。
現時点で既に「既婚者の主人公の前に現れた真ヒロインの白縫」
みたいな雰囲気が強く出てしまっているし
このまま完全に噛ませ犬的な存在になってしまうんだろうか。うーん。

そんなこんなで早くも次回は第5話。
今度開かれるというパーティが原作のサバトになるのは間違いないだろうし
いよいよストーリーが急展開を見せる感じかな。
ここまではゆっくりペースで比較的落ち着いた話運びだったから
そろそろド派手なバトルアクションを見せてほしいところだね。

   

コメント (0) | トラックバック (0)

  デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

2015/02/09までの進み具合です。今週はこんなことをしてました。

・データベース作成
・状態異常のバグ修正

 20150209-1.jpg 20150209-2.jpg

第一章のマップ作りにようやく一区切りが付いたので
データベースの作成に入りました。
アイテム名やスキル名は名前だけ設定して後は空っぽでしたが
これからは中身をどんどん作っていくのです。

あと状態異常の付与率のところでとんでもないバグが見つかったので
今週は必死こいてそれを直してました。
前にも書いたように状態異常のメッセージの仕様に不満が多く
かなり手を加えているんですがそのせいでもう何が何やら。

自分でもすごいグチャグチャなことやってるなー、とは思いますが
まあとにかく力業で解決させていくのです。
適当にif文ぶっ込んで分岐させれば大抵のことは何とかなると思います(暴言)。

コメント (0) | トラックバック (0)

  妖鬼少女(現在制作中), RPGツクール

VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
何だかんだで9回目に突入する紅白レビューだよ!
作品ナンバーも50を超えてもうすぐ折り返し地点になるんだよ!


No.048 デュラハンさんの頭をお持ち帰りする

 ko2014re-048.jpg

どこかへ吹っ飛んでいってしまったデュラハンさんの首を
トリッシュが胴体のところまで送り届けていくパズルゲーム。
操作方法やクリア条件はシンプルであるものの
壁のすり抜けによって行きと帰りで別のルートを構築する必要があるため
「行きは良い良い帰りは怖い」「一粒で二度美味しい」的な面白さが生まれている作品。
ゲーム画面のレイアウトやビジュアル的なメニューなどもあり
とにかくプレイしていて楽しい気分になれるのがいいなあ。
後半は操作キャラの交代などやれることが増えていくけれど
必要以上に複雑にはならず序盤のテクニックがそのまま通用するのも嬉しいところ。


No.049 へんないきもの

 ko2014re-049.jpg

古代生物キンベレラが弱肉強食の時代を生き抜く出オチ的な掌編RPG。
職業が「軟体動物?」になっていたり拠点の名前が「エディアカラの園」だったりと
一発ネタを細かい所まで大真面目にやっているところがすごい好き。
アノマロカリス戦は連続攻撃が厳しいため
装備による回避率上昇や痛恨回避がしっかり役に立つ意外な良バランス戦闘だった。
敵グラの切り抜きはもうちょっと頑張ってほしかったなあ。


No.050 わてりが頑張るゲーム

 ko2014re-050.jpg

ウォーターIがウインドIのために装備で身を固め森で薬草を探す短編AVG。
選んだ装備によってストーリーが変わる、というシンプルなシステムながら
選択肢による会話や立ち絵の変化が非常に細かく
何だかんだで皆に愛されているウォーターIや
面倒見の良い勇者らしいアレックスなどを見ることが出来る作品。
BADENDも複数用意されておりいろんな装備の組み合わせを試したくなるので
2週目以降のOPスキップなんかが欲しかったかも。


No.051 現実はゲームであり、ゲームは現実である。

 ko2014re-051.jpg

非常によく似た二つの世界を舞台とする短編AVG。
「見た目も住人もそっくりなのに一つの要素が異なるだけで全く違う世界になる」
というホラー的な不条理さが魅力の作品だけど
マップや宝箱の謎解きなどがあっさり目であり
どちらかと言えばインパクト重視の一発ゲーになってしまっているのが勿体ないところ。
町の密度を濃くして各所のイベントを増やし
「二つの世界を行き来しながら謎を解いていく探索AVG」
みたいに話を膨らませても面白かったんじゃないかなあ、と。


No.052 ツクスレビンゴ

 ko2014re-052.jpg

オートシステムやお助けアイテムが搭載されている9*9の穴埋めビンゴゲーム。
一見ランダム要素の強い運任せゲームに思えるものの
アイテムの使い所や実績ボーナス的な神々の達成度など
やればやるほどゲーム的にもしっかり練られていることが分かってくる作品。
9個というストック数の意味が最後の最後で明らかになる感じなのが上手いなあ、と。
示されたエリアの名前や場所がパッと見で把握しにくく
「離れているマスほどエネルギー消費が激しくなる」という仕様にも
最後まで慣れることが出来なかったので
このあたりは分かりやすさ重視でもうちょっとシンプルにしても良かったかも。


コメント (0) | トラックバック (0)

  紅白2014レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール