VIPRPG 紅白2014 作品感想 その03

VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
まだまだ序盤の祭りレビュー第3回だよ!
早くもこの前置き文のネタが無くなってきたけど
レビューとは全く関係ないし気にせず進めていくつもりだよ!


No.012 妖精の狩りの達人

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妖精さんが仲間を集めつつ魔王打倒を目指すダンジョンクリア型RPG。
味方の最大Lvが10のデフォ戦、「食べる」ことによる成長と
No.11の『ごちむす』と似たシステムでありながら
正反対の明るい雰囲気に仕上がっているのが興味深いところ。
もどり玉やワープキーによる場所の記憶など
拠点との往復が苦にならないように作られているのがいい感じ。
ただ中盤以降のマップが異様にだだっ広く謎解きや仕掛けも特にないので
そのあたりはもうちょっと道中の密度を濃くしてほしかったなあ、と。
No.11と比べると強力なスキルが多く難易度はやや低いものの
実績ボーナスによるドーピング強化を前提としているような感じもあり
育て方によっては詰みかける部分もあるんじゃないだろうか。
デイジーのHPと敏捷性を上げて先制リカバーで完全安定余裕でした。
最大Lv10のバランスであの回復量はチートを超えた何かとしか思えない。


No.013 ヴァンパイアⅢ -RED DRAGON-

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カトリック教会に所属するハンターたちと「ユダの血族」との戦いを描いた
B級映画的な雰囲気が漂う長編見るゲシリーズの第三弾。
続きモノで登場人物が多いものの「前回までのあらすじ」が最初にあり
非常にアクの強い個性的なキャラクター揃いということもあって
引っ張られる感じですぐにストーリーにノっていける印象。
死にそうになかったキャラがあっさり退場したり
死亡フラグを立てまくったキャラが最後までどうなるか予想が付かなかったりと
とにかく総力戦で盛り上がる盛り上がる。
クライマックスに向けて各キャラの行く末が描かれる、という流れのため
群像劇的な性格が強く、そのぶん主人公おぜうの活躍は
次回を待て! な感じでちょっと控え目だったかなあ、と。


No.014 恐怖の屋敷あぱー☆

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ファルコン、リナックス&娘様、ニンニンといったメンバーが
謎の屋敷で惨劇に挑む探索ホラーAVG。
操作キャラが次々と入れ替わりアイテムだけを引き継ぐ、という仕様のため
ちょっとしたリレー形式な雰囲気を味わえる作品。
中盤まではシビアな避けゲーを強いられていただけに
ニンニン編に入ってからの「さあ反撃開始だ!」なカタルシスがたまらないね。
ラスボスも攻撃パターンがきちんと決められているため
攻撃を見極めて敵を倒す、というARPG的な楽しみ方が出来る感じ。
おまけその3に異様に力が入っていた。


No.017 ダージュの調律

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優秀な弟に劣等感を持つ青年ダージュを主人公とする
絵本的な雰囲気を持つ中編RPG。
シナリオ選択システムにより各エビソードを細かくやり直せるため
気軽に再挑戦したりストーリーを振り返ったり出来るのが嬉しいところ。
初見ではキツいアクションパズル的な操作を要求される場面が多いから
アイテムを取り逃しても「また今度」と思えるのが本当にありがたいね。
戦闘のバランスはやや厳しめなもののパラメータの割り振りに可逆性があるため
何度も試行錯誤をしてボス戦を突破する達成感があるのがいい感じ。
「ピンチのところに仲間が駆けつけてくれる」というパターンが多かったから
主人公の凡庸さを強調させるためにも
「援軍到着後は楽勝!」くらいの難易度でもよかったんじゃないかな。
王道の成長物語でありNPCの細かいセリフが後々の展開に関わってくるなど
隅々まで丁寧に作られたストーリーも魅力の一つ。
ただ弟が最初から最後まで非の打ち所のない人物だったため
主人公が勝手に僻んで勝手に自己解決してしまった感じだったのが引っかかったところ。
「弟が失敗したのに誰も信じようとせず濡れ衣を着せられる~」みたいな
兄が歪んでしまったのに説得力を持たせるようなイベントがほしかったかも。


No.018 かぎむしのあな

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かぎむしを上手く操作して行き止まりへと導いていく一筆書きパズルゲーム。
リトライがボタン一つで簡単に出来るなど操作性が非常によく
止め時を失ってついついプレイし続けてしまう中毒性のある作品。
「行き止まりで残り数値をゼロにする」のがクリア条件であり
特定の出口があるわけではないことに最初は少し戸惑ったものの
自分の体で行き止まりを作るテクニックや偶数奇数パネルの関係に気付いてからは
意外なほどにサクサク進めていけた印象。
解が複数あるようなステージもいくつかあり
「自分だけの答えを見つけたぞ!」な達成感を味わえるのも嬉しいところ。
かぎむしの動きがだんだん可愛く思えてくるから困る。


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