前々から行こうと思っていた仙台市博物館で開催中の特別展
「空海と高野山の至宝」に行ってきました。
現在は後期展示になっていますが自分は先週、7月中に行ったので前期展示。
前期展示のみの国宝「阿弥陀聖衆来迎図」が見たかったんです。
数年前に東京国立博物館で開かれた「日本国宝展」の時に一度見ていますが
あのインパクトをどうしてももう一度味わいたかったのです。
教科書にも載っている超有名な品物ですが
あの大きさと迫力は本物じゃないと分かりません。
そして通期で見られる密教法具、五鈷杵も個人的に見たかったもの。
漫画『虚無戦史MIROKU』に登場する御神器と言えば
分かる人には分かるアレです。
いやーそれにしても展示の目玉である「八大童子立像」やその他の国宝を
前期と後期に分けて展示しているというのが嫌らしいですね。
さすがに2回行くのは予算的にも時間的にもキツいです。
それと空海の偉業や高野山の歴史について
パネルで詳しく紹介していたんですが
空海と並んで語られることの多い最澄について全く触れていなかったのは
なんだか意図的なものを感じますね。
このあたりは非常にデリケートな話題というか
伝記マンガなんかだと「空海>>>>>>>>>>最澄」みたいな感じで
完全に最澄が噛ませ役になっていた記憶がありますし
下手に触れると優劣を付けざるを得ないところなので
わざと外したんじゃないでしょうか。
そんなこんなで有名な品物も数多く展示されており
ミュージアムショップには各種グッズの他に美味しそうな名産品が並んでいたりと
非常に楽しめた今回の特別展「空海と高野山の至宝」。
夏休み中なのに家族連れが少なかったのがちょっと意外でした。
そして次回の特別展は生誕450年記念を迎える「伊達政宗」とのことですが
こちらは実はあんまり興味が無かったりします。
自分は古代史が好きなので
仙台の歴史と言うと判を押したように伊達政宗、江戸時代以降になってしまうのが
非常にモヤモヤするというか何というか。
ほんと江戸時代以降の歴史の話はさっぱりなんですよ。うーん。