3月よりロングラン上映中の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に
一部カットの差し替えや修正を行った「3.0+1.01」版が
本日6/12より上映開始ということでさっそく観てきました。

映画 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1347.html

シンエヴァは初日に通常版を1回、その後にIMAX版で1回観ているので
今回が3回目の鑑賞になります。
まあ3回だけでは「差し替えここかな?」という部分はいくつかあっても自信がないので
ちゃんとした比較は何十回も劇場に足を運んでいるようなガチ勢に任せることにします。
とりあえず中盤に入るアイキャッチはちゃんと「1.01」になっていた……と思います。

いやーしかしアレですね。
3回目ともなると全体のストーリーは完全に頭に入ってることもあって
終盤の旧作映像が出てくるあたりからラストにかけて
「さぁーアニメの時間は終わり終わり、切り上げて行こー!」
って庵野カントクが腕をグルグル回しながら入ってきたような気分になるんですよね。
まあ実際そういう作品ではあるんでしょうが。

そして同じく今日から始まった入場者プレゼントの冊子
『EVA-EXTRA-EXTRA』(通称:シンエヴァの薄い本)も無事にGET。
貞本義行氏が漫画はおろかイラストの寄稿もしていないところには
何だか大人の事情を感じてしまいますが
(貞本氏はシン・エヴァの制作には直接関わっていないようですし)
収録されている漫画「EVANGELION:3.0(-120min.)」は
背景や影の描き方、効果線などをかなり貞本エヴァに寄せているというか
非常にリスペクトを感じる作品になっていますね。
ただ漫画の内容としては文字通りの「(-120min.)」でしかないので
サイトの紹介文にあるような「これまで語られることのなかった前日譚」
あるいは「破とQの空白を埋める物語」などを期待していた場合は
ちょっと肩すかし感もあるような気がしますね。

そして漫画以外の描き下ろし寄稿も
本編のストーリービジュアルやイメージボード的なものから
上映から3ヶ月が経ってネタバレ上等だからこそ出来る
「あったかもしれない世界、これからあり得るかもしれない世界」
を描いた日常系のものまでバラエティに富んだイラストが盛りだくさん。
特に日常系イラストは今後のエヴァの可能性も感じられて何だかほっこりします。
そうそうこういうのでいいんだよ。釣りエンドでもいいんだよ。的な。

A4の大判サイズで下手な映画のパンフレットよりもボリュームがありますし
700円くらいでファンブックとして売られていても納得出来るようなものなので
「え? これ本当に全員サービスでいいの?」って気分になりますね。
まあここまでエヴァを追ってきたファンへのサービスなんだと思って
有り難く戴いておきます。やったぜ。

そんなわけで上映3ヶ月目にして装いを新たに始まった「EVANGELION:3.0+1.01」。
数字だけを見ればバージョンアップ版ということになるんでしょうが
今後発売するであろうBlu-rayなどの収録状況によっては
初期上映版「3.0+1.0」のほうがレアになってくる可能性もあるんじゃないですかね。

エヴァは本放送時から制作スケジュールの混乱などが多かったせいか
とにかくバージョン違いやソフト化での修正や編集がメチャクチャ多くて
「DEATH & REVERSE」のDEATH編(劇場公開版)などは
2015年発売のBlu-rayに収録されるまでは
当時映画館に行った人しか観たことがない幻の作品みたいな扱いをされていましたし。

それにしても今日は土曜日で
恐らく客層がかなり被っているであろう『閃光のハサウェイ』の
公開後最初の週末ということもあってか映画館がやたらと混んでましたね。
平日だった3月の上映初日よりも席が埋まっていたような気もします。
個人的には土日は人が多すぎて嫌なので平日に動き回りたいんだけどなあ、と。

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ映画, アニメ・漫画, 映画

他者を犠牲にする「悪魔の戦争」を主張するザンの卑劣な戦法に苦戦する
アモンが描かれた『デビルマンサーガ』の第105話。

というわけで今回も前回に引き続いてアモンvsザンが中心の展開。
ここ数話はバトル回ということもあってダイナミックな構図が多くていいですね。
アモンとザンが互いの超能力をぶつけ合うシーンなんかが
スピード感があってお気に入りです。

またザンが主張する「無関係の者を容赦なく巻き込んでいく悪魔の戦争」は
『デビルマン』や『レディー』の終盤で描かれた状況そのままですね。
『デビルマン』では疑心暗鬼に囚われた人類が
周りの人々をデーモンと見なして次々と巻き込んで自ら滅びの道を歩んでしまいましたし
『レディー』では自死を選んだ不動長官に代表されるように
神々の戦いに対し「人間の出る幕では無かった」と
無力感に苛まされながら滅びてしまった流れですし。

そしてシレーヌとカイムがアモンに加勢したところで次回に続く。
この3人が協力して共通の敵を倒す、というのは熱い展開ですが
逆に言えばそれだけザンが強いってことですね。
非情になれないアモンの戦い方も一つの要因ではあるでしょうが。

コメント (0) | トラックバック (0)

  デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

シレーヌを倒されたことで怒りに燃えるアモンが
ついにザンとの決戦に挑む『デビルマンサーガ』の第104話。

というわけで今回は国軍省内部での戦いに決着がつき
あとはアモンとザンの大将同士の頂上決戦を残すのみ、といった展開。
今回の見所は敗北したシレーヌの勇希=アモンへの愛の描写と
アモンとザンの空中戦の二つになりますが
翼のないザンがアモンと同等に空を飛んでいるあたり
ザンの超能力の強さを感じますね。
落ちた車を巧く下ろした際の「オレにも出来た」というアモンの台詞からも
ザンのほうが超能力には一日の長があることが窺えます。

そして民間人を助けている間に仲間のデビルマン・ラーゴが倒されたところで次回に続く。
ここ数話はとにかくザンの強さが強調された展開だったので
最終的にどうやって倒すことになるのかが気になりますね。
やっぱり奥の手のデビール変身でしょうか。

コメント (0) | トラックバック (0)

  デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

いうわけで一昨日あたりからわちゃわちゃと混乱していて
サイトが繋がったり繋がらなかったりページが消えたり画像が消えたり
ブログのほうまで表示が変になったりとぐちゃぐちゃになっていたかと思いますが
ようやくサイトのリニューアルが完了しました。
書いてある内容としてはぶっちゃけほとんど変わってないんですが
画面幅などは一応最近の時勢に合わせた形になったと思います。
レスポンシブ対応なんてもうやりたくないよ……。

そしてサーバー移転したらやりたいと思っていた
ツクールMV作品『微睡少女』の自サイトへのアップロードも
なんとか完了しました。数分で軽く遊べるのでよろしくです。

紹介ページ
https://box.tktkgetter.com/madoromi-top.html
ゲーム本体(直リンク)
https://box.tktkgetter.com/gameplay/madoromi_01/

微睡少女_SS
ちなみにブラウザ版とダウンロード版では特に違いはありませんが
使用しているフォントが異なっています。
上のスクリーンショットやサイト上の画像などはダウンロード版のものです。

これは制作中に使わせてもらっていた「Kゴシック」が
ゲームでの利用等について埋め込み可、再配布不可という規約だったからなんですね。
つまりパッケージングが可能なダウンロード版はOKなんですが
ファイルを生でアップロードすることになるブラウザ版ではNGになってしまうんですよ。
(少なくとも文脈から自分はそう理解しました。)
自分はてっきりパッケージングしたものも
そのままUPすればブラウザプレイ出来るんだろうと勘違いしていたので
直前になって慌ててフォントを差し替えた次第です。

そんなわけで自分にとってはいろいろと未知数だったブラウザの上でのゲームの公開ですが
とりあえず手持ちの端末で調べた限りでは
Windows、Android、iOS全てで無事に動きました。
初回プレイ時に画像と音楽を全部読み込むようにしているので
回線などによっては最初だけ画面が暗くなったり画像が出なかったりするかもしれませんが
そのあたりはどうするのが最適なのか現時点ではよく分からないので
仕様だと思って下さい。参考までにデータ量は30MB前後です。

ちなみにこんな感じでテストプレイしてました。
うわあなんだか凄いことになっちゃったぞ。

コメント (0) | トラックバック (0)

  雑記, 微睡少女(ツクールMV), RPGツクール

先週5/21より販売が開始された
『劇場版 GのレコンギスタⅢ 宇宙からの遺産』のムビチケカード。
カードは通常版の他、ムビチケ通販サイト「メイジャー」では
別デザインの3~5部のムビチケ+収納フォルダの限定セットの取り扱いがあるということで
もちろん限定版と通常版の両方を購入しました。


いやーいいですねー。
特に上映館が少なくムビチケが存在しなかった第1部、第2部に関しても
収納できる特製カードを用意してくれているのが嬉しいところ。
全5部の作品なのでやっぱりコレクターとしては5枚セットで眺めたいですからね。

そして第1部と第2部にムビチケカードがなかったのは
3月に刊行されたエッセイ「アニメを作ることを舐めてはいけない」や
各所でのインタビュー等を見るに恐らく商業的な理由
(反響次第では5部まで上映出来ずに打ちきりになる可能性もあった)からだと思うので
今回こうして5部までのムビチケがセット発売されたことで
完走がほぼ約束されたというのが
何よりの朗報と言えるんじゃないでしょうか。ひゃっほい。

そんなわけで前売券も販売され上映まで2ヶ月を切ったGレコ第3部。
昨今の事情もあって第2部から1年半の間ができたこともあって
「アニメを作ることを舐めてはいけない」の内容が
微妙に今後のネタバレっぽくなってしまっていますが
特に気になるのはP238に
映画Ⅳに登場するバララ・ペオールが操るユグドラシル
という記述があったこと。
そのままTV版通りに5~6話ずつ編集したらユグドラシルの登場は第5部になると思うので
それが第4部に入ってくるということは
終盤は新作部分もたっぷり入れて思いっきり膨らませてくれそうで楽しみです。

それと「アニメを作ることを舐めてはいけない」はエッセイとして刊行されていますが
実際はGレコ世界の歴史の教科書みたいな本でしたね。
おハゲ様がGレコという一つの世界を構築するのに
3億年前の大量絶滅から10億年後の気温上昇まで地球史レベルで考えていたりと
どれだけ「リアルな考え方の延長線上の物語」に心血を注いでいたのかが良く分かります。
最終的には「それを語って論文になってしまってはいけない」という自戒と共に
アニメ本編ではそのあたりにまで触れることは無かったみたいですが
そこまで考えたからこその「アニメを作ることを舐めてはいけない」発言なんだなあ、と。

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ映画, アニメ・漫画, 映画