これでおわり。

◎ゲームの状況に応じて処理を変える命令
○スイッチのオン
○スイッチのオフ

200個まで使用可。
使ったスイッチにチェックマークが付くプレビューシートが便利。
ただしオン/オフのチェックはしてくれないので他の何かで管理したほうが確実。
○はい/いいえ
選択肢は二択のみ、メッセージ内容変更可。
分岐内に更に「はい/いいえ」を置くことも出来るが不具合があるらしいし
分岐が深くなりすぎるとプレイする側も混乱するので二択と割り切ったほうがいい気がする。
○確率分岐
10%刻みで変更可。PCツクールには存在しないコマンド。
PCツクールで乱数を代入+条件分岐で行っているものを簡単に出来るので便利だが
完全に運任せになるので使い方によっては諸刃の剣。
DPモード+ツクールDS未所持だとセーブロードも出来ないし。
○戦闘分岐
戦闘に勝った場合/負けた場合の分岐が可能。
PCツクールでは「戦闘の処理」の中でまとめられてるしそのほうが分かりやすいと思う。
○乗り物の出現/消去
PCツクールでは乗り物を移動させる際に座標の取得や「乗り物の位置を設定」を
することが必要だったが、ツクールDSの乗り物は主人公がテレポートした時に
自動的に主人公の近くに移動してくれるので非常に優秀。
しかし自分のゲームでは乗り物自体をほとんど使わなかったりする。
○セーブ禁止の変更
特に問題なし。
ただこれまで何度も書いているようにツクールDSのゲームは
セーブ出来るプレイヤーと出来ないプレイヤーがいるので
あんまり深く考えないようにしている。

◎ゲームの共通機能を使う命令
○戦闘
イベントコマンドの「戦闘」で設定した戦闘からは逃げることが出来ない。
そのためにボス戦などでの使用を想定しているんだろうが
なぜか不意打ち/先制攻撃まで普通に起こる。
それくらいは有無を設定出来るようにしてほしかった。
○お店
一度に店に並べられる商品は8種類まで。
少ないように見えるが各種アイテムの最大作成数が50であることを考えると妥当な数字。
○セーブ画面
セーブ画面を開く。上記の「セーブ禁止の変更」で書いたように
セーブの有無については自分はスルー気味。
○ゲームオーバー
ゲームオーバー画面表示後にタイトルに戻る。
普通の「タイトルに戻る」が無いのは解せない。
下に書くけど「エンディング」には結構問題があると思うし。
○エンディング
スタッフロール表示後、タイトルに戻る。これもPCツクールではピクチャ(ry
ちなみにスタッフロールでは「作者名/企画/ゲームデザイン/シナリオ/進行/テストプレイ」に
それぞれ名前を入力することが出来る。
いくらデータのやり取りが出来ると言っても基本的には個人制作だろうし正直いらない。
それだったらフリーエリアにしていろんな文章とか表示できるようにしてほしかった。
サンプルゲームの「だれか」に突っ込んだユーザーは数知れずという噂。

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更に続き。

◎プレイ画面を演出する命令
○画面だけを移動
いわゆる画面のスクロール。
PCツクールとの違いは移動後自動的にフェードアウトして元の場所に戻ること。
これは正直余計なお世話。下に書くけどフェードアウト長すぎだし。
○画面のフェードアウト
○画面のフェードイン
PCツクールにおける「画面の消去/表示」。
「画面の色調変更」ではないのでメッセージなども見えなくなる。
一番の問題は恐ろしくウェイトがかかること。4~5秒とかこの半分でいい。
「暗転って便利だよね~」と多用した日にはテンポ悪すぎて死にたくなる。
○画面の色を変更
PCツクールの「色調変更」ほど使い勝手は良くないがセピア調やモノクロにも出来る。
変更にかかる時間は瞬間/3秒/5秒の3段階。これも半分でいいと思う。
イベント中に何もしないで待つ3~5秒というのは体感的にかなり長い。
○フラッシュ
○シェイク
○天気の変更
継続時間などの細かい変更は出来ないもののPCツクールとほぼ同じ。
使い勝手も悪くない。
○アニメーションの表示
かなり種類が豊富で使い勝手のいい素材がたくさんある。
しかし容量を考えると使いづらい。
○アイテムイラストの表示
これもPCツクールでは自前でピクチャで用意する必要がある。
演出としても使えるし「アニメーションの表示」よりは容量も圧迫しない。

◎主人公やパーティの状態を変える命令
○お金の増減
○アイテムの増減
○武器の増減
○防具の増減
○HP・MPの増減
○状態の変更
○全回復
○レベルアップをさせる
○特技を覚える
○メンバーの入れ替え

コマンド内容も直感的に分かるし問題なし……と言いたいが痒いところに手が届かない。
装備品の増減は可能なのに組み合わせてよく使われる
「○○を装備する」や「○○を外す」が無いし
特技も覚えられるのに忘れられない。
欲を言えば能力値の増減もあればよかった。

◎イベントの停止と音楽を再生する命令
○ウェイト
0.0秒から60.0秒まで可能。
○BGMの演奏
テンポを50%~150%まで10%刻みで調節可。
PCツクールでよく使うボリュームの調節やフェードイン/アウトは出来ない。
○効果音の演奏
ピッチを50%~150%まで10%刻みで調節可。
こちらもボリュームの調節が出来ない。

つづく。

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イベントコマンド一つ一つの簡単な比較やら考察……というか自分の印象。

◎文章を表示する命令
○メッセージの表示
一度に表示出来る文字数は19文字×3行(顔グラ有りの場合、14文字*3行)と
かなり少なく、改行などを考えるとPCツクールよりかなり面倒になる。
しかしツクール2000にはないプレビュー機能(VXにはある)が存在し、
実際にどのように表示されるかを簡単に確認できるのは非常に便利。
半角文字が入力できないのが地味にネック。当然制御文字などもない。
細かい印象は以前の記事の通り。
○テロップ
オープニングやエンディングにあるようなナレーションを表示できる。
PCツクールではピクチャを自作しないと出来ない演出。
しかしスクロールやフェードインの時間は変更出来ないため
見合った文章量、情報量を考える必要がある。
○デカ文字
画面中央を巨大な文字が躍る。
これもPCツクールではピクチャを使わなければ出来ない演出。
しかしやけにコミカルに表示されるためシリアス形のストーリーでは使いづらい。

◎主人公・イベントの位置や表示を変える命令
○場所移動
PCツクールと違い「イベント処理の中断」も兼ねている。
そのためPCツクールの感覚だと場所移動後のイベントが起こらず戸惑う。
○主人公の移動
斜め移動、スイッチの操作、効果音の演奏などが出来ないが、
使用感覚はツクール2000の「キャラクターの動作指定」とほぼ同じ。
しかし「指定動作の全実行」も兼ねており移動中は完全にウェイトがかかる。
よって主人公と他のイベントを同時に移動させることが不可能。
○このイベントの移動
○他のイベントの移動
上記の「主人公の移動」と全く同じ。つまり複数のイベントを同時には動かせない。
○イベントの引き継ぎ
コンシューマーツクールではお馴染みのイベントコマンド……らしい。
1ページのコマンド数に制限のないPCツクールには存在していない。
○表示・状態の変更
すり抜けONに透明化など、必要な物は一通り揃っている印象。
半透明がなぜか指定出来ないのが気になる。
○簡単アクション
「向きの固定」が無いので
後ずさりやバックステップが出来るこのコマンドはかなり便利。
しかし「一回転」だけは動きがシュールすぎて存在意義がマジで分からない。
○吹き出しアイコン
ツクール2000では戦闘アニメで再現、VXではデフォで存在。
マップチップやキャラチップのデザインもそうだが
やはりツクールDSはVXを意識していると思われる。
ちなみにウェイトがかかるので出しながら移動などは出来ない。
○心情アイコン
上記の「吹き出しアイコン」とよく似ているが、こちらは永続タイプ。
ウェイトがかからないので出しながら移動なども可能。

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自分用メモも兼ねてツクールDSのイベントコマンドを
PCツクールと比較しながらちょっと見ていこうかな、と。
なぜかというとイベントコマンドは公式ブログで詳細に紹介されているけど
それゆえに個人サイトで踏み込んでいるところがほとんど無いような気がするので。

まず、一つ一つのコマンドを見ていく前に押さえておきたいのは
イベントページの出現条件と開始条件。
というのもツクールDSにはイベントコマンドとしての「条件分岐」が存在しておらず
このイベント出現条件/開始条件が実質的な「条件分岐」となるため
------------------------------—
○イベント出現条件
・スイッチがON
・主人公がいる
・主人公がいない
・アイテムを持っている
・アイテムを持っていない
・お金を指定より持っている
・お金が指定より下
(以上から2つまでを条件に指定出来る)

一見シンプルだが、実はツクール2000から変数とタイマーを引けばほぼ同じ。
やはりイベントコマンドに「条件分岐」が存在するかしないかだけで
ずいぶんと印象が変わるということか。
もっとも、資金が1G単位で指定できるので
ツクールDSでもシステムメッセージの違和感などに目を瞑れば
資金を擬似的に変数として使うことが出来る。
------------------------------–
○イベント開始条件
・イベントに触れた時
・イベントを調べた時
・自動的に始まる

PCツクールとの大きな違いは
「イベントから触れた時」と「定期的に並列処理する」が存在しないこと。
前者はシンボルエンカウントにする際、後者は特殊なシステムを組む際によく使われる。
ツクールDSのように機能が簡略化されたツクールにおいて
全部デフォ任せでオーソドックスなRPGを作る場合はあまり必要ないのかもしれないが
デフォでのエンカウント率は「低」にしたとしてもかなり凶悪だったりする。
エンカウント幅もかなり大きいので計算式は恐らくPCツクールと同じか?
(※リンク先記事の下部にツクールVXのエンカウント計算式を載せています。)

つづく。

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一見するとどこぞの絵本のようにも見える表紙。
しかしよく見ると東京タワーにぶっかけられているのは……焼肉のタレ?
そうです、うさくんです。

成年誌のエロ、非エロ漫画からズボラ飯漫画まで幅広く活躍している漫画家、
うさくんのショートコミック集。
社員の企画する斬新すぎるゲームに振り回される社長を描く「にゃん天堂」シリーズを中心に
数誌に掲載された短編作品が一冊にまとめられた豪華仕様。

畳み掛けるようなギャグに、どこから突っ込みを入れたらいいのか分からないキャラクター。
ナンセンスともシュールとも普通のギャク漫画とも言えない独特の空気感は
まさしく帯にあるように「うさくんワールド」としか言いようがないもの。
どこから読んでも楽しめるけどやっぱりイチオシは「にゃん天堂」シリーズ。
ゲーム好きならニヤニヤしてしまうこと必至。

もう「うさくん抜きで」とは言わせない一冊。
ぬっく。

 

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