『そうか……俺は石になればいいのか。』

第1話に続いて非常にテンポの良い展開を見せてくれた
「セイクリッドセブン」の第2話。
・セイクリッドセブンが持つ力や悪石と良石の違いについて
・アルマと若菜の出会った時の出来事
・ルリが悪石たちと戦う理由
・過去に出会っていたアルマとルリ

などなど普通のアニメなら中盤以降に明かされるような数々の謎を
ぽんぽんと説明してくれるからすごい展開が早く感じるなあ。
最近は変に引っ張って肩すかし、的なものも多いからこういうのは嬉しいね。
1クールアニメで中だるみとかしないよなあ…と
逆に不安になってしまうくらいがちょうどいいと思うんだ。うん。

また今回もギャグとシリアスが入り混じった展開が多く
特にルリが飛行機を飛び出してから「今必要なのはパラシュートだ!」までの
一連の流れは大爆笑。どこの洋画コメディだよこれ。
登場人物がみんな大真面にやってるからこそ生まれる面白さ、という感じ。
その後の空中戦も敵が巨大なこともあり
怪獣映画的なダイナミックな構図でしっかりと見せてくれて大満足。
ボードに乗る主人公と言うことで
「交響詩篇エウレカセブン」や「Get Ride! アムドライバー」なんかをちょっと思い出すね。
それにしてもセイクリッドセブンの力は万能だなあ。
第2話にしてここまで万能だと今後がいろんな意味で楽しみだ。

また今回の説明で一つ気になったのが
鬼瓦や源義経にも影響を与えたという「過去に飛来したセイクリッドセブン」の話。
このあたりが単なる設定で終わるのか本筋に大きく関わってくるのか
はたまたあざといメディアミックス展開のために取っておいているのかは謎だけど
アルマが赤鬼のイメージで描かれてて
第1話の敵がメドゥーサ、第2話の敵がアメリカから襲来ということで
日本妖怪VS西洋妖怪みたいな構図に持っていくのかもなあ、と思ったり。

そして「OP映像にあった感嘆符の視覚化=実は鬼瓦の力」などのように
単なる演出だと思ってた部分にはっきりとした理屈が付けられているのには素直に感心。
作品テーマに深く関わってきそうなアルマと若菜の回想なんかもだけど
大胆な部分と繊細な部分のバランスがすごい取れてるアニメ、といった印象。
いやあ本当にテンポ良くて面白いわ。

ところでサブタイトルが公式サイトだと「瑠璃色のキズナ」で
本編中の記載だと「ルリ色の絆」になってるんだけどどっちだよ!
ここは大事なところだよ! 記事タイトル書く時に困るんだよマジで!

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

『とりあえず……君のイシは受け取った!』

最近アニメ見てないなあ…なんか面白いのないかなあ…
今どんなのやってるんだっけなあ…。
というわけで目についたのがこの「セイクリッドセブン」。
正統派ヒーローアクション+原作なしのオリジナルということで
今期アニメの中では一番気になってたんだよねこれ。
当然のようにTV本放送はしてない地方民だけど
ありがたいことにバンダイチャンネルで無料配信してるのでさっそく視聴。

……いやあいいわ。こういうの大好き。
過去の暴力事件から誤解されクラスで孤立し、
数少ない理解者にも冷たく当たる主人公。
そんな彼の前に現れる謎の少女+鬼畜眼鏡(ここ重要)。
そして暴走から謎の少女=ヒロインの協力を得て真の力が覚醒、と
まさに正統派ヒーローものの導入部、といった感じ。

また「ただの正統派」に留まらず、理解に苦しむ格好としか思えないメイド隊など
「おバカアニメ」(褒め言葉)的な部分もあり
(「超重神グラヴィオン」っぽさを感じたのはこのメイド隊のせいかな?)
サービス精神旺盛というかエンターテイメントに徹してるなあ、というのが1話の印象。
ルリを守りつつ背中でサムズアップ+記事冒頭のセリフなんかはまさにその真骨頂。
ああもう格好いい。ハッタリ効きすぎて逆にダサ格好いい。たまらないわ。
主人公アルマの「二枚目なビジュアル+微妙にヘタレた性格+ドスの効いた声」
なギャップもいい感じ。
OP曲とED曲が両方とも格好いい+作品をイメージした歌詞なのも嬉しいね。

一つ気になったのは「丹童子アルマ」という変わった名前の主人公や
今回のサブタイトル「イシの目覚め」(石+意志)など
ダブルミーニングでいろいろな伏線やキーワードを盛り込んでいそうなところ。
作中の描写などを見ても童子=鬼のイメージ(+ヒロインの羽ルリとの対比)
で描かれていることはほぼ間違いないだろうし
「青鬼」に相当するような謎の騎士が1話ラストで姿を見せているのも興味深いところ。
ED曲のタイトル「輝跡」は「輝石+奇跡」なのかなあ……などなど変に勘ぐっちゃうね。

というわけで久しぶりに最新アニメの視聴を決定。
じっくり楽しむことにしよう。うん。

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

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というわけでマインをスイープするアレを作ってみる。
実際に本編で使うかは未定。

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  輪姫少女(ツクール2000), RPGツクール

設定資料や各未収録話を引っさげて
有賀ヒトシ氏の「ロックマンマニアックス」が満を持して発売。
価格は税抜2500円と今までの「メガミックス」「ギガミックス」と比べると
かなり割高に感じるけど
400ページ超えのボリュームに加えてカラーページもあり
実際に手に取ってみるとまあ納得の価格設定。本棚での存在感も大きいし。

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そして内容は初期の四コマや短編ギャグをはじめとして
エンターブレイン版には入らなかった「旧破壊指令」「Xメガミッション」などの中編作品、
更に無印9を題材にした近作「誰が為に」までちゃんと収録されており
絵柄の変化も併せて歴史を感じさせられる「集大成」に相応しい一冊といった感じ。
設定資料も単にこれまでの再録に留まらず新規イラストも多めで
特に「ギガミックス」部分の新規設定資料では
コラムのような感じで超エネルギー元素の裏設定なども書かれており興味深いところ。
ただ「最終決戦で登場したスカルマンの幻影」に
超エネルギー元素を絡めてしまっていたのは個人的にはちょっと不満だったり。
このあたりは変に理屈付けして欲しくなかったなあ、と。

そして何と言っても今回の見所は
約20ページにも亘る初代企画マンA.K氏と有賀氏のスペシャル対談。
敵の配置や出現数によるアクションゲームのバランス調整の話なんかは
純粋に読み物としても面白いし
「メタルマンがメタルブレード2発で倒せる理由」など
シリーズのファンなら思わず頷いてしまうような部分にも言及されており
とにかく読み応えが抜群。

というわけでファンアイテムとして考えれば間違いなく「買い」な一冊なんだけど
唯一不満だったのが紙質の悪さ。
「メガミックス」「ギガミックス」もそうだったんだけど
今回の復刊ってA5サイズの本として考えると紙質すごく悪いんだよなあ。
特に本作「マニアックス」はイラスト中心の設定資料集という側面もあるんだし
値段的にももうちょっと頑張ってほしかった、というのが正直なところ。
分厚くてページめくりにくい部分もあるしけっこう気になったり。うーん。

  

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  ロックマン, アニメ・漫画, ゲーム

先日「なんか映画でも観ようかなあ…」と近所のTSUTAYAへ。
特に観たいものがあったわけではないのでぶらぶらと一時間ほどさまよう。
そして借りてきたのがこれ。

 teko.jpg

テコンV
言わずと知れた韓国製の超有名ロボットアニメである。
昨年リマスター版として日本で上映されたのが話題になってたけど
いつの間にDVDなんて出てたのか、と正直びっくり。
何かもうこのDVDジャケットを見つけただけで満足してしまった部分もあるんだけど
ロボアニメ好きとして、そしてダイナミックプロ好きとして
いろんな意味でこれは見ておきたいなあ、ということで借りてきた次第。

そして視聴。
……いや、これ面白いわマジで。
テコンドーの達人である主人公の紹介からテコンVでの初出撃、戦闘と
80分の中編アニメとして非常に分かりやすくよくまとまっている感じ。

特に敵のスパイであるアンドロイド少女、メリー周りのエピソードは秀逸で
彼女にしっかりと救いを残しているおかげで
主人公が敵の博士に「殺してやる!死ね!」と言い放ち
実際に崖から落ちて死ぬというラストにもかかわらず、
さほど後味の悪さを感じさせない作りになっているのは見事。

ただメリーにウエイトを置きすぎたせいで
本来のヒロインであるヨンヒの描写が不足してしまっており
「空気の読めない嫌な女」にしか見えなくなっているのが気になるところ。
存在意義の全く分からないヤカン君にかなりの尺が割かれているのも疑問だし
ヤカン君パートをヨンヒとメリーの交流にでもしてくれれば
かなり印象は変わったのになあ、とちょっと残念。

そして劇場版の一本アニメとして観てみると
バンクシーンが異様に多いのも何とかして欲しかったなあ、という感じ。
特にテコンVが「バク転→中段構え」のポーズを取るシーンは
6~7回は出てきたような気がする。80分しかないのに。

そんなわけでいろいろ粗かったり気になるところはあるけれど
なかなか…というかかなり面白かったアニメ「テコンV」。
今回のバージョンはデジタルリマスター版ということで音声も一新、
字幕版と吹き替え版、そして正直いらないバカリズム版の三つが収録されているけれど
やっぱりここはオリジナルに一番近い字幕版で楽しみたいところ。
70年代アニメらしいやや強引な展開と
微妙にズレた字幕が謎の化学反応を起こし何ともいい味を出しており
早く人間になりたーい!」「光子力ビームを付ければテコンVは無敵だ」
などの問題発言迷台詞が続出。
個人的に一番ヒットしたのは黒幕であるカーフ博士の「私の頭を馬鹿にしたな!」
頭って言葉通りの意味かよ! 頭脳とか研究とかじゃないのかよ!

ちなみにテコンVの光子力ビーム胸の赤い放熱板から出ていた。
ああこれってブレストファ……げふんげふん。

 

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  アニメ映画, アニメ・漫画, 映画