「機動戦士ガンダムAGE」のアセム編以降のストーリーを
アセムとゼハートに焦点を当て再構成したOVA「MEMORY OF EDEN」。
へーこんなの出るんだ、新作部分は気になるなあ……と思いつつスルーしてたんだけど
最近見る機会があったのでようやく視聴。久しぶりだねガンダムAGE!
っていうか2時間半の本編をわざわざ2枚組にしてるのが一番の驚きだったり。
映像特典も特にないみたいだし意味あったんだろうかこれ。
というわけでフリット編は吹っ飛ばしてアセム編からいきなり始まる本作、
最初の45分はほぼ完全新作になっており
アセムとゼハートの出会いやMSクラブへの加入の過程などもTV版から大幅に変更。
結果としてアセム、ゼハート、ロマリーを中心とした「青春部活学園モノ」として
かなり分かりやすい構成になっているなあ、というのが正直な感想。
合宿中のケンカとか浜辺でぶん殴るシーンとかニヤニヤしっぱなしだったわ。
いやあこういうベタベタな古臭い演出大好き。どこのテイルズオブリバースだよ。
学芸会でアセムが海賊役をやってるような細かい伏線もいい感じ。
また新ウェアのAGE-1ソーディアは騎士っぽい出で立ちだと思っていたら
初出がゲームだったのねこれ。確かにそんな感じだわ。
接近戦でMSの腰に一瞬「捻り」が入るのは「ガンダムAGE」独特の演出だよなあ、と
TV版を思い出して妙に懐かしい気分になったり。
そんなこんなでアセム卒業+ゼハートの正体バレまでは
ほぼ全編作り直しで大満足だったんだけど
それ以降は基本的にTV版のぶつ切りで目新しいところもなく
思いっきり駆け足になってしまっているのが残念なところ。
やっぱりAGE-2はいつの間にか完成してるしキャラ同士の交流もほとんどないし。
フリット編を経てない「MEMORY OF EDEN」単体じゃ
ミレース艦長やウルフ隊長もぽっと出のキャラになっちゃってるし
アリーサ以下のクルーとか完全にモブじゃないかこれ。
あくまでもキャラ主体のファンディスクで本筋ストーリーに関しては二の次ってことか……。
そんなこんなでアセム、ロマリー、ゼハートの再会を経て前編は終了。
新作部分がすごい上手くまとまってたから後半は正直微妙に感じてしまったんだけど
尺の問題もあるし仕方ないかなあ、と。
後編の感想はこちら。