ムック本 「完全保存版 デビルマン大解剖」 感想

永井豪先生の誕生70年を記念したムック本
『完全保存版 デビルマン大解剖』が発売。
目立ったアナウンスも無く本屋でいきなり平積みになっててびっくりしたわー。
もちろんそのままレジまで直行です。

 デビルマン大解剖

こちらのムック本、ページ数のやや少ない(約130P)大判の装丁ということで
深く切り込んだ研究本ではなく
「広く浅くデビルマンを網羅しよう」的なコンセプトの本という印象。
ストーリー紹介やキャラ紹介、カラーイラストを収録したページが多く
恐らく未読の人でもこれ一冊で「デビルマン」がどういう話なのかは
理解出来るんじゃないかなあ、と。

また「広く浅く」とは言ってもその範囲がかなりのもので
近年の「改訂版」までのバリエーション違いの単行本の紹介や
派生作品となる『ジャック』『レディー』最新作『サーガ』はもちろん
『マジンガーZ』のデビルマン風呂を始めとする他作品へのゲスト出演、
『オモライくん』の最終ページの予告にまで触れているのがすごいところ。
ただ「ラストシーンの真実」の特集コーナーだけは蛇足というか野暮な気もするね。
今さら「正しい結末の解釈はこれだ!」とドヤ顔で言われてもなあ……。

他には「デビルマンが後年のクリエイターに与えた影響」
というのを一つのテーマとしており
寺田克也氏(ネオデビルマン)、衣谷遊氏(AMON)、高遠るい氏(デビルマンG)などの
錚々たる納得のゲストが登場しているのが嬉しいところ。
シュガー佐藤氏がデビルマン&ジョーのイラストを寄稿しているのは
『サイボーグ009完結編』の単行本に豪先生が寄稿したイラストへの
お返し、という感じもするね。
高遠先生の代表作は「ミカるんX」じゃなかったのか……。

そして何と言っても特筆すべきは「原画で読むデビルマン」として
原作の最終話が収録されていること。
単行本とは比べものにならないこのサイズで最終話が読める、というだけで
このムック本の価値はあると思います。はい。

というわけでデビルマンを全く知らない人への入門書としても
ファンアイテムとしても十分楽しめる『完全保存版 デビルマン大解剖』。
ムックだから出来る大判+カラーでイラストを堪能出来るのはやっぱり嬉しいね。

デビルマン大解剖

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