「サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR 第26話」 感想

サイボーグ戦士たちが更なる進化を遂げる
「サイボーグ009完結編」の漫画版第26話が更新……ってあれ?
今回の扉ページって前も見た気がするんだけどもしかして使い回しかなこれ?
微妙に手抜き臭が漂うしそもそも最終章後半で赤コスチュームなのがおかしいし。

……というわけで1ページ目からなんか不安な気分にさせられた今回は
「~覚醒~」と題して小説のP157~P179までを漫画化。
いやあ今回も悪い意味でテンポが速い速い。
精神攻撃を受けた8人の自殺未遂と新たな能力のお披露目を
わずか40Pでやってるから単純計算でも1人の割り当てが2~3Pという超強引展開。
イワンの長セリフや全員で進化するために力を合わせるところ、
思考が能力に直結するそれぞれの新しい力といった
「文章で書くとどうしても味気なくなってしまう部分」を
しっかりとビジュアル化してくれるのが漫画の醍醐味だと思うんだけど
これじゃあ小説読んでるのと全く変わらないなあ。
ジョーやジェットのテレポーテーションなんかは
それこそ見開き1ページ使って大袈裟に表現してもよかったんじゃないだろうか。

また今回の長老やイエティとの会話は
完結編の根幹の設定に関わる部分なんだし
このあたりもイメージ映像を加えてじっくりやってほしかったところ。
超重要なのに会話の中であっさりと流されちゃってるのは残念だわ。
やっぱり詰め込みすぎだね今回も。

そんなわけで次回からは世界各地で神々との戦いが再開。
ほんの2~3話前にパワーアップして日本で戦ったばっかりだってのにもう再戦か……。
次回は戦闘シーンも入ってくるし
もうちょっとゆっくり話を進めてほしいね。

あと今回の見所というか一番ショッキングなコマは
やっぱり紹介ページのトップにも載ってるフランソワーズ。
妙に大ゴマでインパクト重視というか
精神攻撃というより和製ホラーにしか見えないのがアレだけど。
別にこういうドッキリは求めてないんだけどなあ。まあいいか。

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