ひらふみ 「つくねちゃん+30 1巻」 感想

謎の鳥「つくねちゃん」と30歳OLの「都さん」の日常を描いた四コマ漫画。
独身OLとペットとの二人(?)暮らしの生活というのは
竹書房や芳文社などの四コマ漫画ではよく見られるシチュエーションだけど
この「つくねちゃん+30」が変わっているのはこの二人(?)の関係。
動物が出てくる四コマは「気まぐれなペットに振り回される飼い主」
という構図が多いけど本作はそれが真逆になっている感じ。
実際に本編でも「泣いて馬謖を斬る」のようなネタを繰り出すような
猪突猛進にしてアグレッシブな都さんにつくねちゃんがツッコミをするパターンが多く、
「謎の鳥」という設定であるつくねちゃんが
結果として一番の常識人=読者視点になるのが面白いところ。
徹頭徹尾こういう視点で進んでいく四コマっていうのはあんまりないんじゃないだろうか。
たぶん「ひまじん」の主人公が理沙ちゃんだったら
こんなノリになるんだろうなあ、と思ったり。

どうでもいいけど表紙の何とも言えないポーズが妙にじわじわくる。
「結婚出来ない独身女性の決めポーズ」として改めて見ると今度は泣けてくる。

  

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