アンドロメダ流国の襲撃により転移装置が暴走する中、
號の黒い真ゲッターの協力を得て拓馬たちが敵の宇宙へと突入する
アニメ『ゲッターロボ アーク』の第9話。
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というわけでタイトル通りの突入回となった今回の『アーク』。
転移装置に突入した先で謎のヘリに遭遇、武蔵と出会い次回に続く、
というクライマックス部分は漫画と同じであるものの
諸葛孔明(コーメイ)の襲撃によって作戦が決行される、という発端や
暴走した転移装置を號の黒い真ゲッターが制御するなど途中の経過が異なっていることで
基本的なストーリーラインは同じなのに新鮮な気分で楽しめた印象。
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また漫画では転移した先でいきなりの敵の攻撃を受けるなど
アーク単独での戦いもページ数を割いて描かれていたんですが
アニメではそのあたりがカットされており
その代わりに転移する前の恐竜帝国との共闘にウエイトが置かれていた感じですね。

地上でのD2 & ステルバーの防衛戦の様子も描かれていたり
吸い込まれそうになるザウルスをアークが助けるシーンがあったりと
今回のアニメ版はいろんなチームや組織が協力して一つの敵に挑む総力戦、
というシチュエーションを大事にしている気がします。

そんな本話の中でも最大の見所は
恐らく今回で退場になるのであろう號の黒い真ゲッターの最後の勇姿。
第5話での早乙女博士や弁慶もそうでしたが
「過去作のキャラが今の主人公たちに世界を託して消えていく」という
シチュエーションにはやはりぐっと来るものがありますね。
個人的には號には翔だけではなく隼人やシュワルツとも再会してほしかったところですが
尺の都合もありますし仕方ないのかなあ、と。
シュワルツの連合艦隊と共同戦線を張る號とか見たかったなあ……。

ちなみにこの黒い真ゲッターですが
公式サイトで「真ゲッターロボ タラク」という正式名称が公開されたみたいですね。

【公式】アニメ『ゲッターロボ アーク』
https://getterrobot-arc.com/

アーク、キリク、カーンに続いての梵字モチーフということで
石川作品の雰囲気を出しつつ真ゲッターのアナザーverっぽさもしっかり感じられる
非常にいいネーミングだと思います。
単なるカラーバリエーションとはちょっと違う存在ですし
安易に「ブラック~」としなかったのも好感が持てますね。

このタラクの正体については以前に
「火星に飛んだ真ゲッターが竜馬のゲッターと號のゲッターに分離した」
「真ゲッターのメインパイロットだった號が後の時代に出てこない理由になるのでは」と
前に予想していたんですが

アニメ 「ゲッターロボ アーク」 第7話 ゲッター同盟軍 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1390.html

公式サイトの説明文などを見てみますと
意外にもそれなりに当たっていたんじゃないでしょうか。
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未来世界のゲッター軍団は自分たちが直接過去の歴史に介入することを
危険視、ダブー視しているようですし
拓馬たちの手助けをするには同じ時代の存在である號を使うしかなかった、
みたいな感じなんだと思います。

そんなこんなでエンディングも「HEATS 2021」に変わり
いよいよ最終局面に向けて大きく話が動き出したアニメ版『アーク』。
漫画だと残り3話、アニメだと残り4話ということで
一体どこまでやってくれるのか、未来の戦いをアニメでどんなふうに表現してくれるのか、
そしてヤカンは出てくれるのかが本当に楽しみです。
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いやーそれにしても『號』のラストカットはいつ見ても素晴らしいですね。
スーパーロボットマガジンで『アーク』の連載が始まった時は
「ゲッターの新作!」「竜馬の息子!」「早乙女博士の最後の遺産!」で超盛り上がって
ゲッターサーガがどんどん壮大に広がってくれるのはもちろん嬉しかったんですが
地球での物語は『號』で終わらせておいてほしかった気持ちもあるのです。

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