アニメ 「ゲッターロボ アーク」 第7話 ゲッター同盟軍 感想

一大反撃作戦「ジュラ・デッド」に向けて共闘するアークチームと恐竜帝国、
そして地上での防衛戦と謎の真ゲッターの行動が描かれた
アニメ「ゲッターロボ アーク」の第7話。

というわけで前回は謎のブラック真ゲッターが話題を全て持っていった感じでしたが
今回の『アーク』の最大の見所は何と言ってもアバンタイトル、
隼人と翔が真ゲッターのことを回想する形で描かれた
「シベリア超特急便だ!」からの『號』ラストの最終決戦!
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一つ一つのシーンが構図から何から本当に漫画に忠実で大興奮です。
やっぱ『號』のラストはたまらないですね。
今回もアバンタイトルですっかりお腹一杯です。

しかしこれで第2話の出撃シーン、第6話の旅立ちのシーンと合わせて
『號』のクライマックスの大部分がアニメ化されたことになりますね。
放送前に発表されていたキャストや場面カットなどから
過去作のエピソードもいろいろ挟んでくれるんじゃないかと予想はしていましたが
まさかここまでやってくれるとは思いませんでした。本当に感無量です。
嬉しい……嬉しい……。

そして本編は原作通りに恐竜帝国でのアークチームの行動が中心となる展開。
基本的な流れは漫画と同じなんですが
ゴール三世との謁見中に諸葛孔明(コーメイ)の襲撃を受けるエピソード
(漫画ではほぼ1話ぶん)がバッサリ削られたり
その代わりに兵舎での生活や食事の様子が追加されたりと
良くも悪くもノンストップで行き当たりばったりな展開も多かった原作に比べて
話が落ち着いているというかかなり整理されている感じがしましたね。

とは言えバット将軍の登場シーンなど
原作ファンが見たいところはしっかりと外さずに押さえてくれていますし
昔話をしようとする将軍に獏が「聞いてやろうぜ」と反応するなど
漫画にはないちょっとしたアレンジも良かったところ。
このたった一言が入るだけで獏の性格が伝わってくるのは脚本の妙だと思います。
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欲を言えば「ゴール三世に慣れない敬語で質問する拓馬」が
改変されてしまっていたのが残念だったなあ、と。
このちょっと無理してる感のあるセリフが好きだったんですが。

ところでバット将軍の登場シーンは漫画ではこれで全部なんですが
アニメでは再登場の予定などはあるんでしょうか。
この2~3個のセリフのためだけに若本規夫氏を呼んだとすれば
それはそれですごいなあ、と思うんですが。

また「帝国での待遇に苛立つ拓馬」と「それを諌める獏」という構図が
漫画より強調されていたのも印象的。
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漫画では「コンビニのおにぎりを食べたい」と泣き言を言っていたのは獏のほうでしたが
アニメでは拓馬とカムイの口論を獏がコンビニのおにぎりを引き合いに出して宥める、という
逆のシチュエーションになっていましたね。
アニメ版は原作よりも三人の役割分担がはっきりしているというか
本音でぶつかりたい拓馬と自分の気持ちを押し殺すことが多いカムイ、
そしてその二人の緩衝材となる獏、というチームの形を分かりやすくしている気がします。

あ、それとカムイの母親には髪の色なども含めて大胆なデザインの変更がありましたね。
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原作の「初老の女性」っぽい雰囲気はなりを潜めており
「薄幸の美女」「カムイの母親」などの要素が強調された感じです。
拓馬の母親が漫画に忠実なキャラデザだったのとは対照的ですね。

そして後半の地上パートは再び出現した黒い真ゲッターが暴れ回る展開。
正直ブラック真ゲッターが再登場してここまで話に絡んでくるとは思いませんでしたよ。
こういう劇薬のような存在はゲストメカだからこそ出来ることだと思っていたんですが
それがガッツリ物語に関わってくるとなると本当にどうなるか分からなくなってきますね。

そんなこんなで原作既読組も未読組も
今のところ「俺の知らないゲッターだと!?」で見解が統一している
謎のブラック真ゲッターの正体ですが
現時点での自分の予想としては火星に飛んだ真ゲッターが分離して
「火星でエンペラーに進化するゲッター(竜馬・赤)」と
「地球に干渉してドラゴンを見守るゲッター(號・黒)」の
二体になったのかも、と思っていたりします。

真ゲッターが火星に飛んだ時のメインパイロットは號だったのに
それが進化したであろうエンペラーのメインは竜馬になっている、というのは
前々から『サーガ』の疑問の一つとしてあったんですが
もしかしたら本アニメのブラック真ゲッターは
その疑問への回答として産み出された存在なんじゃないかなあ、と。
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余談ですが自分は『號』ラストの
「1号機が號、3号機が竜馬」っていう組み合わせが大好きなんですよ。
石川先生は「だって主人公は號だし」と軽い気持ちでメインを號にしたのかもしれませんが
あの竜馬が1号機じゃない、っていう特別感がすごいツボに入ったんです。
自由な乗り換えが可能だったPSソフト『ゲッターロボ大決戦!』でも
真ゲッターの1号機に號、3号機に竜馬(2号機はとりあえず主人公)を
乗せてたくらいですからね。
ぶっちゃけゲーム中での実用性はゼロです。

 

 

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