永井豪 「激マン! 1巻」 感想

今までありそうで無かった
(アフタヌーン20周年の時の数ページエッセイ漫画とかはあったけど)
ダイナミックプロの永井豪氏の本格自伝的漫画。
最初は「デビルマン編」ということで
氏の代表作「デビルマン」を書き始めた経緯や
ストーリーやキャラをどのように構想していったか、などが描かれているのだが
実際は「デビルマン」の描き直しのほうにページ数を多く割いており、
1巻では不動明がデビルマンに変身する直前までをじっくりと追っていっている
……って一冊でこれだと原作と同じくらいのペースだよ!

個々のエピソードは一部を除いて
これまでに出たエッセイなどと同じような話が多いし
やっぱり「デビルマンの描き直し」として楽しむのが一番なんだろうなあ。
既にサイコジェニーが登場していたりと後々の展開を踏まえたアレンジもあるし
ファンならそういうところでニヤニヤ出来てしまうこと請け合い。

それにしても雑誌連載を見る限りシレーヌとの対決は丸々やるみたいだし
了が重要キャラになっていく過程もじっくり描いていくだろうから
デビルマン編だけであと数年くらいはかかってしまいそうなのが気になるところ。
新デビやジャック、レディーにまで触れるとなると
それこそデビルマン関連だけで収集付かなくなりそうだしどうなんだろう。
そういえば「天空之狗」も和製デビルマン的な触れ込みだったっけ。

それともう一つ気になるのは
何でわざわざ「ながい激」という架空の名前にしたのかという点。
石川賢氏や辻真先氏といった人たちは実名で出てくるから
主人公だけ架空の名前っていうのがすごい違和感あるんだよなあ。
権利関係で何か問題があったとかそういうわけでも無さそうだし。

まさか「永井豪」のままタイトルを当てはめると「豪マン!≒傲慢」に
なってしまうから、とか言うくだらない理由ではないよなあ……。

   

コメント (0) | トラックバック (0)