永井豪 / 星和弥 「破獄のマジンガー」 第8話 感想

シレンの戦い方を認めないブレイのマジンガーとの戦いが描かれる
『破獄のマジンガー』の第8話。

というわけでルストハリケーンを持つブレイの機体との戦いが中心となった
今回の『破獄のマジンガー』。
前回、前々回は謎解きメインでストーリーが大きく進んだ印象でしたが
今回は純粋に分かりやすい敵が出てきてのバトル展開ですね。
ルストハリケーンの強酸が諸刃の剣となる、という描写は
マジンガー作品では時折見受けられますが本作でも上手く使っている感じです。
相手をボロボロにする残酷な兵器であるルストハリケーンを敵側の武器にすることで
シレンの不殺を際立たせる効果も出ているんじゃないでしょうか。

また個人的に気になったのが黒幕である創造者が
「忘れた頃にかき乱す」「ルール無用で困った奴だが歓迎する」と
今回のブレイの行動については予想外だった、と思しき言動をしていたところ。
今回はまだまだ想像主の掌の上のようですが
こうやってそれぞれの人物が自分たちの意思で予想外の動きをしていくことが
最終的な「反逆→破獄」に繋がっていくのかもなあ、と思います。

あ、それとブレイ打倒後に仲間たちが「アンタの顔を立てることにする」と
シレンの不殺に賛同するシーンは何だか嬉しくなりますね。
こうやって主人公が認められていく展開はやっぱり好きなのです。

Sponsored Link

コメント (0) | トラックバック (0)