清水栄一×下口智裕 「ゲッターロボ DEVOLUTION 第35話」 感想

人類の根絶を宣言した宇宙の意思=ゲッターウィルに対し
異なる世界のゲッターチームが手を組み6人での最終決戦へと挑む
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第35話。

というわけで掟破りの「6人乗りであらゆる世界の記憶を持つゲッターロボ」による
ストナーサンシャインの一撃でゲッターウィルとの一大決戦が始まった
今回の『DEVOLUTION』。

ゲッターサーガの謎の一つであった
「未来のエンペラーと人類の目的」に言及しているのも注目すべきところだけど
ちょっとこのあたりはさらりと流しすぎかなあ、という気もしますね。
クライマックスに向けて加速しているのはいいんですが
前回のウィルの自分語りといい散々もったいぶった謎があっさりと説明されると
もっと盛り上げてほしいなあ、とも思ってしまったり。
このあたりは戦いの前に全部説明しちゃうんじゃなくて
戦いながらお互いに言葉をぶつけ合う感じにしても良かった気がします。

とりあえず本作の設定としては
創造主=ゲッター線が宇宙でネットワークを作ったものの
そのネットワークが狂って「人類を滅ぼすウィル」となってしまう未来を知ったから
ゲッター線がウィルに対抗するために自らと人類を進化させていた……
という図式でいいんでしょうか。
そこに仮想世界とかが入ってくるのでああややこしいややこしい。

あと「目をちょっと閉じただけでゲッターが6人乗りに変化」は
まあそういう設定だから、でご都合主義でもいいんですがちょっと味気なかったというか
せっかく漫画なんだから画で見せてほしかった気もしますね。
イメージ的にはゲットマシンの操縦席が
モーフィング変形でグィーンと前後に広がった感じになるんでしょうか。

そんなこんなで次回に続く。
次回はゲッターウィルの反撃が描かれるかと思いますが
どんな攻撃をしてくるのか楽しみですね。
中身はともかくエンペラーの姿をとっているわけですし。

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