「とりあえずじゃなくて……君のイシを受け取る。」

鬼瓦の合わせ目を消したい衝動に駆られる「セイクリッドセブン」の第8話。
今回は鬼瓦の計らいによってデートをすることになった
アルマとルリのすれ違いと和解の話…ということで
アルマの変身もアクションシーンも皆無の完全な人間ドラマ中心のエピソード。
あれだけすれ違いを続けていた二人が
口で言ってくれないと分からないよ! はっきりせんかい!」(意訳)で
あっさりと和解してしまうのはちょっと違和感があったけど
そういう簡単に解決するようなことをグダグダとやってしまうのが
アルマの不器用さとルリの面倒臭さなんだろうなあ、と思ったり。
個人的には「不良にルリが絡まれてアルマが助ける~」みたいな
苦笑してしまうくらいベッタベタなことをやってくれてもよかったんだけど。

そしてちょっと残念なのは
アルマの「とりあえず~」がこれからは聞けなくなっちゃうんだな、というところ。
全く意識していなかった口癖が持つ無責任さに気付く…
という話の流れとアルマの成長には確かに頷けるんだけど
一つの台詞としては結構好きだったんだけどなあ「とりあえず~」。

ところで今回数カットだけの回想で終わってしまった
「子供時代のアルマとルリ」については今後しっかりと語られることになるのかな。
今までのカットだけでも「子供時代のアルマが力を発揮してルリを助けた」
という簡単な流れだけは掴めるようになっているし
変に回想をダラダラやられるよりはボカしたままのほうがいいなあ、と思っていたり。
1クールだと話の尺的にもそろそろキツそうだしね!

どうでもいいけど砂浜のシーンのアルマがあまりにも悟りを開ききったような表情で
ルリ「洗脳完了!」みたいに思えてしまった。
ああ面倒臭い女ってそういう……。

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

いつの間にやらかなりの長寿連載になっていた「ひだまりスケッチ」の6巻が発売。
当初は「新キャラ」というイメージの強かった後輩たちもすっかり溶け込んで
絵柄も3~4巻あたりからは大きく変わらずに安定している気がするし
良い意味で「いつものひだまり~だなあ」と安心して読める最新巻、という感じ。
個人的には「夏休み終わ朗」のようなシュールなネタが微妙にツボに入ったり。
ただ乃莉ちゃんの数少ない見せ場でもあるPCネタがほとんど無かったのはちょっと残念。

そしてゆっくりながらも作中の時間は確実に進んでおり
今まであまり認められることのなかったゆのの画がパンフレットに採用されたり
吉野家先生が先生らしいところを見せるヒロさんの進路の話など
各キャラが少しずつ確実に成長しているなあ、と感じられるところもちらほら。
特に修学旅行や夏期講習、ひだまり荘での勉強会など、5巻あたりから
先輩たち二人の卒業を見据えたエピソードが少しずつ増えているのが気になるところ。
連載初期の頃は先輩たちの卒業で一区切りだし最終回になるのかな……と思ってたけど
後輩キャラも増えた今の流れを見るとそこで終わりそうにはない
身も蓋もない言い方をしてしまえば編集部が終わらせない)し、
そのあたりはどんなふうに描いていくんだろうか。

こういう4コマ漫画での先輩たちの卒業というと
「ひだまりスケッチ」と同誌で連載している「CIRCLEさーくる」なんかが
かなり早期から卒業後の進路の話なんかに踏み込んでいるけれど
あっちはある程度自由に動ける大学が舞台だし
「ひだまり~」はまた違った印象になるんだろうなあ、と思ったり。

そう言えば帯の「アニメ第4期製作決定!」のアオリ文で思ったけど
「ひだまりスケッチ」はアニメが長く続いても
あくまでも原作は原作の雰囲気のまま続けてくれるのが嬉しいね。
アニメは映像メディアで尺の違いなどもあり
それに合わせてモブキャラたちにもかなりスポットが当たっているみたいだけど
アニメ版には興味がなく一話も観てない身としては
そういう「アニメだけの設定」を必要以上に持ってこられると戸惑ったりするわけで。

正直「らき☆すた」なんかはアニメやゲーム版設定の逆輸入が多すぎて
途中からわけが分かんなく(ry
何の説明もなく無駄にキャラ増えすぎなんだよ!

  

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  四コマ漫画, アニメ・漫画

価格据え置きで260Pという大ボリュームで「成恵の世界」の12巻が発売。
今回出るペース早いよ! すごいよ! なんて一瞬思ったけど
よくよく振り返ってみると11巻が出たのってもう一年以上も前なんだよね。
確かに10巻~11巻なんかと比べると十分早いペースなんだけど
なんかもういろいろ麻痺してる気がする。うーん。

そんなわけで11巻にも増して圧倒的な情報量を誇る本巻は
地球と銀連世界との関係や
知性の衝突により進化を促す蛇の目的など数々の謎が明らかになり
更にはあらゆる平行世界を巻き込んでの「アルマゲスト」との一大決戦と
クライマックス(もうちょっと続くみたいだけど)な雰囲気。
成恵の「もういないことも含めてお母さん~」から始まる台詞に集約されているように
今まで築き上げてきた世界と絆によって「幸せな世界」を掴み取ろうとする展開は
帯のアオリ文にあるようにまさにオールスターキャスト。
ページ数も合わせてすごい密度だわ本当に。

特に巻末コラムで既知臨界点:地球を基盤とした平行世界マップが示されたことで
作中の大きな設定はほとんど明かされたことになるんじゃないだろうか。
既刊を読み返すと2005年~2006年ころからの伏線もあったし
本当にここまで長かったなあ、という印象。埴輪とか最後に出てきたのいつだよ。

ただ今回のいろいろな共闘も共通の目的があったからこそであって
互いの遺恨が簡単に解決することはないだろうし
このあたりの「異文明の衝突」の結末が気になるところ。
「地球にこれ以上干渉していいのか」という名越大佐たちの苦悩も残っているし
やっぱりそのあたりの解決が最終エピソードになっていくんだろうか。

というわけでそろそろラストが見え始めた感じもする「成恵の世界」だけれど
個人的には2巻のぴーとさんとの会話などで提示された
「過去が現在に従う」という言葉なんかがいまだに気になっているところ。
今回明かされた平行世界設定と合わせるとぴーとさんの言葉にはかなり納得出来るし
「さよならダイノサウルス」的な結果が原因を作る逆説展開、
そして平行世界の融合or決別のようなラストに持っていくのかなあ、
と思ったり思わなかったり。

 

----------------
以下、本編とは関係無い話。

どうでもいいけど8~9巻あたりから作者コメントなどで
「読者はこんなSF展開望んでないだろうけどやってやるぞ!」みたいな
「自嘲+自意識過剰+愚痴」な部分が見え隠れするようになったのが
すごい嫌な感じ……というか引っかかるんだよなあ。
一読者としては正直そっちの事情なんてどうでもいいし聞きたくもないし
何も言わずに面白いマンガ読ませてくれよ、と。

っていうか「誰もそんなの望んじゃいない」なんて言い方は
一巻から十年以上リアルタイムで読んできた人たちに対して
すごい失礼なことだと思うんだけどなあ。うん。

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  アニメ・漫画

「お前に真実を教えてやる……来い。」

ナイトから語られるセイクリッドテイカーの人体実験、
翡翠の兄やSPの介入によって混乱していく事態、
そして遂にその片鱗を見せた研美の野望……などのイベントがてんこ盛りで
まさに「中盤の山場」的な雰囲気だった第7話。
アルマとナイトの激突を期待していたから
あっさりと二人が話し合いに入ってしまったのがちょっと拍子抜けな気もしたけれど
自分の「力」をそんなに快く思ってないアルマのことを考えると
こういう展開のほうが自然なんだろうなあ。
ただやっぱりバトルアニメとしては
主人公のアクションがあんまりないって言うのはちょっと寂しかったり。

しかしセイクリッドテイカーたちの人体実験なんかの設定を見ると
ますます「デビルマンレディー」っぽくなってきたなあ、と感じるね。
「理性を失うのを抑える薬」が存在するところなんかもほぼそのまんまだし。

そして何と言っても今回の見所はOPED曲を交換して送るまさかの新OP。
うおおおおおおおおいい! すごいよこれ! 燃え燃えだよ!
OPだから作画がいいのは当然なんだろうけどそれでもすごいよ! 圧倒的だよ!
6話までのOPはちょっと捻った彩色などで
「なんちゃってオサレ系」な雰囲気を出していたけど今回からのはまさに正統派。
これだよこれ! こういう超作画のアクションシーンが見たかったんだよ!
もともとEDも躍動感のある曲だったから違和感も全くないね。

それにしてもOPで戦ってる敵が思いっきり八岐大蛇デザインなのが気になるなあ。
やっぱり過去に飛来していたセイクリッドセブンに絡めて
「神話大戦」的な感じに持っていくんだろうか。
共通の敵を出せばナイトや研美との和解も上手く行くだろうし。

まあOP映像はただのイメージかもしれないけどね!
ここらへんは「真マジンガー」の時にOPで妄想しまくって
思いっきり肩すかしを食らった記憶があるからどうしても慎重になっちゃうんだよ!

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

毎回毎回「どんな感じにしようかなあ」と地味に悩んでいるのが
装備欄の5番目の「称号」だったりする。

というのも過去作では
パラメータが上がるだけなのでとりあえず順番に付け替えればいいだけだったり
最大Lvが50なのに40前後で仲間になるキャラがいるために
ほとんど意味がなかったLvUPボーナスだったりという反省点のようなものがあり、
今回はそれを踏まえた上で
・ザコ戦勝利に経験値/資金以外の付加価値を持たせる
・好きなキャラを使えば使うほど強くなる
・後半にパーティに加わる強キャラが極端に優位にならないようにする
みたいなものを目に見える形で入れたい、と考えていたため。

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そして試行錯誤の末に今回はこんな感じになる予定。
「成長する装備品」を一度やってみたかったんだよね。
簡単に言うと装備して一定数の戦闘をこなすことで称号Lvが上がって効果が上昇し、
LvMAXになると更に恒久ボーナスが追加されるという感じ。

たぶんこれでデータベースとシステム周りはほぼ完成……になるのかな?

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  輪姫少女(ツクール2000), RPGツクール