前から気になっていた「孤独のグルメ」のスラーメンを作ってみることにする。
正直「すごい美味そう!」とは思えないんだけど気軽に試せるということで。

「孤独のグルメ 鳥取県鳥取市役所のスラーメン」 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-418.html

とりあえず作中の描写や説明を見る限り
・麺つゆにラーメンの麺を入れる
・油分がないのでたっぷりの天かすでごまかす
・コショウをドバドバ入れてごまかす
・何だか自分をダマしているみたいですね
がポイントらしい。

 20121121-1.jpg

というわけで材料。
天かすを一人分だけ用意するのが面倒だったので
総菜のかき揚げで妥協することにする。
要は油分があればいいので問題ないはずだ。ネギくらいは自分で切ろう。
ラーメンと蕎麦つゆを同時購入したので
レジの人に「アンタそれ違うよ」と思われたかもしれない。まあいいや。

 20121121-2.jpg

そして完成。かき揚げがあるのでモヤシその他の具は抜きで。
……うん。作中で「おやつ麺としてスゴクいい」と評されていたように
まさに軽いラーメンといった味だ。
スープがあっさりしているため麺がかなり強く主張しており
「ラーメンの匂いってこんなに強かったっけ?」と一瞬戸惑ってしまう感じ。
個人的にはラーメンと温そばの中間みたいな感じで悪くないと思うけど
カン水の匂いが苦手な人にはきついかもしれない。

あと量的に少ないわけじゃないので
「軽い味だなあ」とか思って食べてると妙に腹にたまることに気付く。
これの後にカレーとか普通にきつい。

  

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  グルメ漫画, アニメ・漫画

青森を舞台としたスーパー1編が完結した「新仮面ライダーSPIRITS」の7巻が発売。

ここまで変身不能だったスーパー1の満を持しての大暴れや
今後の日本全国大逆転への布石となるであろうバダンシンドロームからの解放など
見所はたくさんあるけれど
個人的に「おお」と思ったのは73ページのゼクロスが
「俺達仮面ライダーの仲間」という台詞を言っているところ。
以前は『仲間』なんて言葉はもちろん仮面ライダーであることすら否定していた村雨が
皆との共闘の中でここまで変わったんだなあ、と感慨深くなったり。
しかしもう何年前の話だ……。

ただこのスーパー1編、あまりにも長くやり過ぎたせいか
正直「やっと終わったか……」という気持ちのほうが強かったり。
特に九死に一生を得た義経はキャラ描写や死亡フラグを積み重ねすぎたせいで
死んでも生き延びてもモヤモヤ感が残ってしまう感じに。
前巻の描写を考えるとさすがにご都合主義っぽい気もするし。

そして舞台は関東へと移り
いよいよ集結する10人ライダーVSデルザー軍団の総力戦が開幕。
かつて7人ライダーと戦ったデルザー軍団に対し
最初に駆けつけたのが8人目(スカイ)と9人目(スーパー1)、
そして最終ページで1号とゼクロスの分割ページという演出が上手いわ。
否が応でも盛り上がるね。

それにしても滝とスカイってもしかしてこれが初顔合わせか?
もう合計で23巻にもなってるというのに。

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  アニメ・漫画, 仮面ライダーSPIRITS

神山監督自らが筆を執った
映画『RE:CYBORG』の公式ノベライズが発売。

ピュンマの発掘シーンが冒頭に入っていたり
「トモエ」の外見は学生時代のフランソワーズに瓜二つだった、など
無意識下でのジョーとフランソワーズの関係を補足する描写もところどころにあるけれど
映画の内容を完全ノベライズ、という触れ込み通り
基本的には良くも悪くもそのまま映画を文章化したという印象。
既に映画を観た身としては
最初から最後までほとんど同じというのはちょっと物足りなく感じたり。

……というところで思い出したのが
かの問題作(あえてこう書く)『機動警察パトレイバー2 THE MOVIE』を
押井監督自らが小説化した時の解説文。

フィルムでのみ表現可能だった世界を、言葉だけの世界に再構築する──
映画のノベライズとは、本来、そういう作業のはずである。
<中略>
これまで彼の映画につきあったことのある者にとって、興味深いのは
押井守が、言葉だけで、その世界をどのように語るかだろう。
もしかしたら、映画監督としての
手の内をさらすことになりかねないのだから…。
監督自身の手によるノベライズを読む──これはめったにない、
すこぶるスリリングな体験なのだ。

※富士見ファンタジア文庫『機動警察パトレイバー TOKYO WAR <前編>』より引用

つまり監督自らがノベライズするからには小説ならではの追加エピソード、
あるいはボツ設定や裏設定を流用し再構成した物語
(『逆襲のシャア』に対する『ベルトーチカ・チルドレン』などのように)
が読みたいわけで
そういう意味でも今回のは映画に忠実すぎて
あくまでファンアイテムだなあ、というのが正直なところ。
映画を未視聴の人がストーリーを理解するには分かりやすくていいんだろうけど。

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009 RE:CYBORG

009 RE:CYBORG

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  アニメ映画, アニメ・漫画, 映画, サイボーグ009

小説版が無事に完結した「サイボーグ009完結編」の漫画版第7話が公開。
単行本作業が入ったのか10月は更新がなかったし
ずいぶんと久しぶりに感じるなあ。
小説の刊行や映画『RE:CYBORG』など話題には事欠かなかったんだけど。

今回はハインリヒを主人公としたエピソード『妖精街道』の後編ということで
小説版では201Pから233P(文庫版234P~273P)に当たるストーリーが展開。
内容的にはこれまでと同じように小説版に忠実で
変更点や見るべき所は余りないんだけど
イエレがハインリヒに自分たちの正体を告白する部分やカトウリクスとの決闘シーン、
ハインリヒが「戦い続けるのが俺たちの指名なんだ……!」と告げるところなどで
ヒルダの画や仲間たちの姿がイメージシーンとして挿入されており
分かりやすく、読みやすくなっている感じ。
こういう回想シーンやイメージなどをしっかりと画で見せてくれるのは
小説では出来ない表現だけに嬉しいところ。

ただ後半に<クロウ>が登場してからは完全に迫力に欠けてしまっているというか
今回の完結編の丸っこいマイルドな絵柄が悪い形で出てしまっている印象が。
絵柄のせいで事の重大さや緊張感が完全に削がれてしまっており
はっきり言ってしまうとまるで幼年誌の漫画を読んでるかのようなコミカルさが
全体に漂っているんだよなあこれ。
首や腕が吹っ飛んだりと起こっていることはかなり凄惨なはずなのに。

何はともあれ今回でハインリヒのエピソードも完結し
次回からはいよいよ小説2巻の内容に突入。
今のペースでじっくり描いていくと終わるのは2~3年先になりそうな気も。
先は長いなあ。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009

現在発売中の「ゲッサン12月号」に
島本和彦氏による「サイボーグ009」の短編が掲載。

正直最近の島本氏の漫画は悪ノリが酷くてあんまり好きじゃないんだけど
今回はそういった勢いのあるギャグは完全に鳴りを潜めており
至って真面目な短編という印象。逆に新鮮だわこういうの。

ストーリーは島本氏のコメント通り『天使編』の続きを想定して書かれており
世界各地に現れた天使たちとの戦いが繰り広げられているという設定。
登場するのが009と003、そして001の三人だけというところなど
(この短編だけだと002が死んでるようにすら思えたり……)
単発作品ならではの思い切った部分が多い感じ。
一見さん完全に置いてけぼりなんだけどいいのかこれ。

とは言え「抵抗することによって自分たちの意思を示す」というテーマを
ヨミ編ラストの自己犠牲と結びつけてしっかり描いているのはさすがに上手いなあ、と。
天使たちに加速装置が通用しない以上
残された対抗手段はまさに「あとは勇気だけだ」なわけで
こういう部分は映画『RE:CYBORG』も同じかもしれない。

それにしてもこの短編ですごいのは
コマ割や会話のテンポ、雰囲気が完全に石ノ森氏のものを踏襲していること。
もちろん絵柄は違うんだけど作品全体に漂う石ノ森リスペクトがたまらんね。

 

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  アニメ・漫画, サイボーグ009