「サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR 第8話」 感想

今年最後の更新となる「サイボーグ009完結編」の漫画版第8話。
今回からは主人公を005とするエピソード「ガイアの都」が始まり
小説では中巻のP16~P40に当たるストーリーが展開。
小説は中巻が出るまで数年待たされちゃったし
005の話が始まるといよいよ中盤戦に突入といった感じがするなあ。

そんなわけで今回も小説に忠実に進んでいっているんだけど
特にアマゾンの描写や005の独白、精霊たちの声にウエイトが置かれており
これまでのエピソードと比べると文字が多くて密度が濃い印象。
アマゾンの緻密な画なんかは見てるだけでワクワクするね。

ただ「植物達は、お喋り、だ。」「言ったり、している。」のような
石ノ森テイスト溢れる独特の句読点の使い方が無くなってしまったのだけは残念。
このあたりは読みやすさとの兼ね合いもあるんだろうけど
個人的には小説の文体やリズムをそのまま貫き通してほしかったところ。

それにしても首吊りや腕が千切れているコマなど
前回から妙にモロ的な描写が増えてきた気がするなあこの漫画版。
やっぱり小説の下巻がアレでアレな展開だったことを意識してるんだろうか。

   

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