今後のキーキャラクターとなるであろう竜アスカにより
どんどん話が掻き回されていく『デビルマンサーガ』の第6話。

今回のポイントは前回ラストで登場したアスカの
「男として育てられた両性具有であり、勇希の前に女装して現れた」という衝撃の設定。
『デビルマン』から始まった明と了の関係に比べて
『デビルマンレディー』のジュンとアスカの関係は
女性同士の情欲が強調されたものになっていたけれど
本作『デビルマンサーガ』はそれを更に押し進めて一味捻ったばかりに
何とも奇妙なキャラ設定になってしまった感じだなあ。

そしてそんなアスカに対する勇希の台詞が
「オ、オレが好きだったのは男の君だ」という絶妙なズレっぷり。
違う、そうじゃない。その台詞回しはヤバい。

その結果今回の見所となるであろう見開きページが
「カツラを取った女装男(?)と主人公の濃密なキスシーン」ということに。
oh…一体この作品はどこに行こうとしてるんだ……。

というわけでいろんな意味でショッキングな展開に加えて
白縫女史、亀井教授、貝阪氏の新たな三角関係(?)などの
気になるシチュエーションもいくつか登場したけれど
休載を挟んだ割には本筋のストーリーはほとんど進んでないなあ、という印象。
性差を超えたエロティシズム、みたいなこともやりたいのかな、
というのは何となく分かるけど
そろそろSFバイオレンスアクションを見せてほしいなあ。

   

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デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

陰謀渦巻くパーティの中で主人公、不動勇希の困惑と苦悩が描かれる
「デビルマンサーガ」の第5話。

今回のストーリーの中心は自分の意思とは裏腹に
軍事開発に巻き込まれていく勇希が必死にそれを否定しようとするところ。
続々と登場する新キャラの中に日本人が混じっている、というのが
いい感じの皮肉になっていて上手い演出だね。

ただちょっと展開がゆっくりというか
勇希があまりにも軍事産業に拒否反応を示しすぎているせいで
ストーリー全体にブレーキがかかってしまっているような気も。
永井豪氏は以前にエッセイで
「不動ジュンが真面目すぎて『レディー』の序盤は話を大胆に動かせなかった」
みたいなことを書いていたけれど
本作の勇希からもそれに近いような雰囲気を感じるなあ、と。

また次々と登場する兵器群がどれもこれも個性的で
運用法なども含めてしっかりとデザインされているのが個人的に気になるところ。
「魔王ダンテ(平成版)」では超能力兵器と融合してダンテたちが誕生していたし
本作のこれらの兵器もただの使い捨てではなく
ストーリー的に大きな役割を果たすんじゃないだろうか。

そして今回の最後のページでは本作のサタンと大きな関わりがあるであろう
「竜アスカ」が勇希の知り合いとして登場。
アモン、シレーヌ、そしてサタンと
ここでようやくデビルマン作品には欠かせない役者が全員揃った感じだね。
しかしアスカまで女性になると美紀ちゃんの影が更に薄くなるなあ。
『レディー』のアスカ蘭の二番煎じ的な印象も強いし。

   

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シレーヌのデーモン・アーマーの登場により物語が動き出した
『デビルマンサーガ』の第4話。

今回気になったポイントは研究で明かされた
デーモン・アーマーの自己再生能力やその構造の特異さ。
特に「内部にトゲが張り巡らされている」というのは
鎧を纏うことで肉体と完全に一体化する、みたいな意味だと思われるし
今後の展開にも大きく関わってきそうな部分だなあ、と。

また白縫女史が無意識のうちにアモンの名前を呼ぶところは
「豪ちゃんマガジン」に載っている短編『シレーヌ誕生編』を思い起こさせる展開。
近年のデビルマン関連作ではアモンに対するシレーヌの「愛」が
強調して描かれることが多いけど
本作でもその要素が入っている感じだね。

そんなわけで気になってくるのは本作での不動美紀=美樹ちゃんの存在。
現時点で既に「既婚者の主人公の前に現れた真ヒロインの白縫」
みたいな雰囲気が強く出てしまっているし
このまま完全に噛ませ犬的な存在になってしまうんだろうか。うーん。

そんなこんなで早くも次回は第5話。
今度開かれるというパーティが原作のサバトになるのは間違いないだろうし
いよいよストーリーが急展開を見せる感じかな。
ここまではゆっくりペースで比較的落ち着いた話運びだったから
そろそろド派手なバトルアクションを見せてほしいところだね。

   

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デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

前回に続いて古代文明の分析がメインとなる
『デビルマンサーガ』の第3話。

今回気になったポイントは
デーモン・アーマーの未知の金属が別次元のものという推測がされていること。
『デビルマンレディー』では物質世界は神が創造した宇宙の一つであり
次元の異なる宇宙が他にも存在している、という説明がされていたけれど
本作でもその設定を踏襲しているのかな。
データ数値が常に変化している……というのは
重くなったり軽くなったりする『マジンサーガ』のZの彫像を思い出すね。

また今回は日本の詳しい描写が初めて登場。
いかにも10年後の近未来、といった建物群が登場しているアメリカに比べると
日本側にはアンドロイドの存在以外あまり変化がないというか
現代とかなり近い印象。
ロボット工学がすぐ戦争に結びつけられてしまうのは
良くも悪くも近年の永井豪氏の思想が色濃く出ている感じだね。

そんなこんなでストーリーが大きく動き出しそうなところで次回に続く。
神話時代の精神体(?)が白縫女史の心の中に呼びかける……という描写は
『Zマジンガー』あたりを思い出すなあ。

 

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デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

永井豪氏の新たなる悪魔伝説となる『デビルマンサーガ』の第2話。

今回のポイントは超古代のロボットたちと
悪魔の鎧「デーモン・アーマー」の登場。
古代に存在した機械的な超文明ということで
ますます『平成版ダンテ』に似てきた感じだね。

もしこのまま『平成版ダンテ』的な展開が続けば
序盤は生身のままアーマーを着て戦い
中盤以降に精神力によってアーマーと融合=真のデビルマンの誕生!
みたいな流れになるんじゃないかと予想。

そして幼少時の永井豪氏に多大なる影響を与えたという
ギュスターヴ・ドレの挿絵がモチーフとしてカラーページに登場。
ドレの画が出てくると90年代に発表された『ダンテ神曲』を思い出すね。
原作『デビルマン』を人間・不動明が地獄に導かれる『神曲』と考えると
今回『神曲』に相対する形でミルトンの『失楽園』に言及されているのは
非常に興味深いところだなあ。

   

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