石黒正数 「木曜日のフルット 3巻」 感想

石黒正数氏によるダメかわいい猫マンガ
「木曜日のフルット」の3巻が一年数ヶ月ぶりに発売。
基本的に毎回2Pということで刊行ペースが遅いから気づかないけど
もう4年以上も連載してるんだねこれ。

そんなこんなていつの間にかかなりの長期連載になっている本作、
カッパの親子や沢村さんなどの新キャラの登場はあるものの
基本的にはいつものメンバーでのゆるっとしたエピソードが展開。
個人的にはフルットが磁力を帯びる「フルットの巻(46)」や
正統派の風刺+逆転ネタの「ゴミの巻」なんかがお気に入り。

また1巻の感想で「じゃりン子チエに雰囲気が似てるかも」と書いたけど
人間と意思の疎通が出来ないもどかしさがネタになっている
「闇の商人の巻(5)」や「軍手の謎」なんかはまさにそんな感じだなあ、と。

あと猫の手術後のアレを「エリザベスカラー」っていうのを初めて知った。
そんな名前がついてたのか……。

 

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