機動戦士ガンダムAGE 第15話 その涙、宇宙に落ちて 感想
第一部フリット編の最終話となる「機動戦士ガンダムAGE」の第15話。
さすがに最終決戦だけあって前回、前々回同様の良作画で迫力満点。
ただラスボス的存在のギーラ・ゾイとの戦いは
もっとしっかりやってほしかったというか大物感を出してほしかったなあ、と。
前回のデシルなんかもそうだったけど
それまで余裕綽々だった敵がたった一度の反撃を受けるだけで
いきなり狼狽しまくる流れがすごい気になる感じ。
少しずつ攻撃が届いていくとかもうちょっと上手い見せ方があると思うんだけど
そのあたりは尺の関係もあるんだろうか。
そして大方の予想通りに明らかになった「UE=人間」という事実には
あーあ、と正直ため息をつきたいところ。
前から何度も書いてるけど本当にこれだけはやってほしくなかった。
敵が人間であり地球側に非があるという設定の時点で
最終的に和解してのEDが約束されてしまったようなものだし
下手をすると第1部のここまでの流れが
単なる茶番にしか見えなくなってしまうんだよなあ。
実際に第1部は一言で言ってしまえば「復讐の連鎖」を積み上げるだけだったし
復讐うんぬんは当然のように2~3部で否定されていかなければならないだろうし
あくまで今後の展開の前座でしかなかったことを考えると
「UE=人間」は15話かけて引っ張るほどの話だったんだろうか。
あとは前回デシルと普通に戦ってたりするのに
今回いきなり「人間だって?」と驚かれても困るというか何というか。
前にも書いたような気がするけど「ガンダムAGE」ってこのあたりの
「誰が何を知っていてどのくらいの情報が開示されているのか」がメチャクチャなんだよね。
それこそ制作スタッフ側に共通認識があるのか疑ってしまうくらいに。
まあ何はともあれ次回からは第2部。
世代交代で仕切り直しということで
これまでのキャラがどんな立ち位置になってるのかは気になるところ。
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