石ノ森章太郎/村枝賢一 「新仮面ライダーSPIRITS 6巻」 感想

変身不能だったスーパー1が復活し、
ようやく次回大逆転! というところまでやってきた今回の「仮面ライダーSPIRITS」。
いやあここまで本当に長かった。
単行本で2巻半、雑誌連載では1年以上変身不能の状態が続いたわけで
名作揃いだった第1部が単行本3冊に収められていることを考えると
本当に最近はテンポが悪くなっちゃってるなあ、と。
そこらへんは前巻に続いてかなり不満だったところ。うーん。

バダンシンドロームに冒されながらも戦意を失わなかった
目黒隊長のアドバイスによる逆転劇や
宇宙を飛ぶバダンの竜や大首領たちをビジュアル的に見せてくれたりと
今回も見所はたくさんあるんだけど
スーパー1=沖一也を中心として考えると
どうにも今回はフラストレーションが溜まり続けるエピソードだなあと感じてしまったり。

まあ5~6巻は明らかにそういう「溜め」の話なんだろうし
ラストでドグマ怪人軍団と対峙するスーパー1の見開きページは
本当に格好いいから次回以降の活躍に大期待。
ZXがどのように一也や竜に干渉したのか、
バダン内部で竜をコントロールしようとするライダーマンの行動が今後どう関わってくるのか、
などなどの謎も次巻では明かされるだろうし
とにかくスーパー1編が終わってからいろいろと考えることにしよう。

……しかし6巻って現在発売中の月マガのエピソードまで収録されてるのね。
月刊誌にしては毎回のページ数もやけに少ないし
余裕の無さとかがちょっと不安だったり。

  

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