安部真弘 「侵略!イカ娘 10巻」 感想
アニメ第2期が放送中の「侵略!イカ娘」の10巻が発売。
ついに二桁に突入してかなりの長期連載になってるはずなんだけど
いまだに作者の安部先生に「期待の新人」的なイメージがあるのは自分だけだろうか。
なんなんだろうこのイメージ、本当に。
今回はカラーページの登場人物紹介が見開き2ページで一新されるなど
大台に乗ったことによる仕切り直し的な部分が見られるようになった感じ。
ただページ数の関係だろうか夏以外を舞台とした「~in ○○」が
なくなってしまったのがちょっと残念なところ。
そして本編はイカ娘を中心とした話作りから少し離れて
南風とおっさんとクラーク、早苗と清美など
今までにはあまり無かった変わった組み合わせがメインで動く話を見せてくれた感じ。
こんなふうにイカ娘が中心でなくてもすんなりと話が動いていくのは
単行本10巻ぶんのキャラの積み重ねがあってのことだよなあとしみじみ。
特に南風のおっさんとクラークの組み合わせは予想外だったわ。
ちなみに最近のお気に入りはシンディーだったり。
3バカのせいでツッコミ役の常識人に思えてしまったり
デザイン的にも格好いい系からかわいい系の顔立ちに変わってる気がするし
(特に今回の103P、UFOを見つけて喜ぶところの顔とか)
初期とは別の形での魅力が出てきた感じだなあ、と。
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