久住昌之/谷口ジロー「孤独のグルメ 三鷹のお茶漬けの味」 感想
週刊誌での不定期連載ということで小まめにチェックしておかないと見逃してしまいそうな
「孤独のグルメ」の最新作が6/28発売の「週刊SPA!」に掲載。
今回は映画「お茶漬けの味」に感化されたゴローちゃんが
お茶漬けを食べるためだけに飲み屋に入るという話で
当然のように注文で失敗して「落ち着け一見さん」と独白したり
「なにしてるんだ俺」と自問しながらアタリメを噛みちぎるオモシロ展開が満載。
そして何と言っても今回の見所はあのハンバーグランチ以来久々に見せてくれたアームロックゴローちゃんのアクションシーン…では無く
いろいろあってやっぱり店で茶漬けを食べられなかった哀愁…でも無く
「人生には大嫌いなものを黙って食べなきゃならない時もある、
だけど、人が嫌がるものを無理矢理食わせる権利は誰にもない」という名台詞。
食べることが癒しであり食べている間だけ自由になれる井之頭五郎
(文庫版「孤独のグルメ」巻末エッセイより)ならではのセリフだなあ。
その次のページの「部下と食べものをもっと大切にしろ」もたまらないわ。
その二つが同列に語られるところがまさに孤独のグルメ節。
食べ物は人生。
というわけでいろいろ勿体ないなあ、と思いつつ
今回も「孤独のグルメ」のためだけに「週刊SPA!」を購入。
やっぱり自分みたいにこどグル掲載時だけ買う人って結構いるんだろうか。
今のペースだといつ単行本になるか分からないしなあ。
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