山形駅周辺のいろんな施設を回ってきた日記の後半です。

山形駅周辺を回ってきました。(1)〜霞城セントラル・山形県立博物館プライム企画展『さくらんぼ~山形県民、挑戦の結実~』など〜
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前半では山形駅から霞城公園に入って公園内の施設を見学していきましたが
後半は東側の二の丸東大手門から公園を出てすぐそばにある山形美術館に入館。
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山形県立博物館には何度も行っていましたが美術館は初めてですね。
今回の『古代エジプト美術館展』が開催されていなければ
今後も行く予定はなかったのでそういう意味でも良い機会でした。
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美術館は博物館などと比較して写真撮影などが厳しいイメージがありますが
今回の『古代エジプト美術館展』は一部を除けは撮影自由なのが嬉しいですね。
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そして展示品はレリーフやミイラ、神々の像や木棺などの荘厳なものから
日常的に使われていたような器やアクセサリーなど
当時の人々の生活や文化が垣間見られるものまで大ボリュームで
どこをとっても非常に見応えのある内容。
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デザインの流行が王朝レベルになっているのは非常にスケールが大きいですね。
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また個人的に面白かったのがこちらのシャブティ像。
「来世も働くのがイヤだったので代わりに働いてくれる代理人の像を作った」
「代理人も労働がイヤだったので365体の像を作って交代で働けばいいようにした」
「更にちゃんと働いているかを監視・監督する像を作った」
という話は非常に親しみが持てるところであります。
いつの時代も働きたくないでござる! 年に1日しか働きたくないでござる!

そんなわけで一つ一つの展示品はとても面白いんですが
「エジプト美術」展ではなく渋谷にある「エジプト美術」展であるところに
微妙に言葉のマジックがあるというか
いわゆる時代ごと、王朝ごとにまとめられている展示ではなく
初期王朝のものから末期のものまでがぐちゃぐちゃに並べられていた感じだったので
そのあたりにはちょっと戸惑いがありましたね。

古代エジプトの歴史は「第◯王朝」「◯王国」などの語が混在していて
とっつきにくい、イメージがしずらいところがありますし
自分自身もそれが理由で高校世界史を挫折したところがあったりするのです。
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この「非常に高度な技術を持つ職人」による器は
紀元前3000年くらいの初期王朝のものだということを踏まえての説明だと思いますし
そういう意味でも時代が分かるようなパネルが欲しいなあ……。

……と、そんなことを思いつつも展示を見ていったんですが
最後の最後、それこそミュージアムショップの手前に
非常にわかりやすい年表と神々についての紹介パネルが展示されており
「これをもっと先に見せてくれよ!」と思わず叫びそうになってしまいました。
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いやー本当にこれ分かりやすくて凄いですよ。
一見シンプルでありながら必要な情報が過不足なく、しっかりと分類されており
これがあれば自分も高校世界史を挫折することは無かったのに、と
思えるくらいに理想的な年表です。
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そんなこんなでミュージアムショップではクリアファイルの他
ちょっと気になった「サハラ砂漠の砂」を購入。
コレクションがまた一つ増えました。
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そして美術館の常設展示室(こちらは当然ながら撮影不可)を
のんびりと観てから次は隣の最上義光歴史館へ。
県立博物館や美術館ほど大きな施設ではないですが無料なのが嬉しいところです。
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ちなみにこちらでは企画展『妖怪博覧会』(大手町会場)が開催中。
山寺の山寺芭蕉記念館では毎年妖怪関連の企画展を行っているん印象があるんですが
今年は大手町会場として最上義光歴史館でも開催になっているんですね。
酒呑童子や茨木童子退治などの絵巻物に加えて
「現代の作家が妖怪・地獄をテーマに描いた」的な作品も多く
こちらも見応えがありました。
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そして15分ほど歩いて本日最後のスポットとなる山形県郷土館「文翔館」へ。
映画のロケ地などにもなっている有名な観光施設ですがこちらも初めての来館になります。

ちなみに霞城公園内にある「旧済生館本館」は山形郷土館で
全く違う施設なんですがこのあたりはちょっと分かりにくいですね。
県庁所在地と都道県名が同じだとこういう弊害があるのか……。
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そしてこの文翔館ですが建物が丸ごと資料館となっていることもあり
軽く1周するだけで2時間くらいかかりそうなとんでもないボリューム。
近代の雰囲気を味わえるだけかと思いきや展示や解説もたっぷりで
資料館としても非常に充実した施設でした。
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そんなこんなで暑さに負けそうになりながらも中庭に出たりして見学完了。
今回はパスした「山形市郷土館(旧済生館本館)」や「山形まるごと館 紅の蔵」、
「クリエイティブシティセンターQ1」なども以前に来訪しているので
山形駅周辺の施設は結構いろいろと回ってきた感じですね。

日帰りでいろいろ見ようとするとどうしても駅の近くだけになってしまうので
徒歩圏内にいろいろあるのは本当に便利で嬉しいのです。ありがとう山形。

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てのひら博物館 古代エジプト

てのひら博物館 古代エジプト

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山形駅周辺の施設で気になる展覧会がいくつか開催されており
丸一日かけてそれらを一気に観てきました。
メインの目的は山形県立博物館の企画展『さくらんぼ~山形県民、挑戦の結実~』と
山形美術館の特別展『古代エジプト美術館展』で
それに加えて近隣の施設をいろいろと回ってきた感じです。
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というわけで山形駅に到着後、まずは駅から直結の霞城セントラルで
展望台や山形県産業科学館をのんびりと見学。
特に産業科学館はいろんな企業が宣伝も含めた協力をしているためか入場無料であり
全3フロアにもなるこの規模の科学館がタダというのは本当にすごいです。
吹き抜けに設置されたフーコーの振り子は複数フロアならではのものですね。
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その後はのんびりと歩いて霞城公園内の山形県立博物館へ。
こちらには何度も足を運んでいるので
今回は常設展はそこそこに企画展の『さくらんぼ』をメインに観ていきます。
とは言え国宝の「縄文の女神」は外せないのでここだけはしっかりと見ていきます。
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それと公園内に「山形城VR/AR」なるものが点在しているなど
山形城周辺はここ数年でいろいろと新しいものを取り込んでいる感じもしますね。
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博物館内の展示もちょこちょことマイナーチェンジをしているようで
例えばこの地学クイズのディスプレイはちょっと前まではなかったはずです。
この説明のお姉さんかわいくて好き。
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そして企画展の『さくらんぼ~山形県民、挑戦の結実~』は
さくらんぼの多種多様な品種の紹介はもちろん、虫や動物たちとの関わり、
宮崎安貞の『農業全書』の展示や佐藤錦の誕生、更には戦時中の話などの歴史の分野、
そして現在のさくらんぼ農家の生活まで
「さくらんぼ」をテーマにあらゆるジャンルに話を広げている見ごたえのある内容。
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食べ物系の展覧会って美味しそうで好きなんだよなあ、と軽い気持ちで観に行ったものの
予想以上にじっくりと楽しむことが出来ました。
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この「氷温」のグラフなんかは実生活でも役立ちそうな気がしますね。
さくらんぼは氷点下のほうがうまいゾ!
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そして博物館を出てせっかくなので現在開放中の「二ノ丸東大手門櫓」を見学。
こちらも毎年春〜秋にかけて行われているので何度も観ているんですが
ちょこちょことサブテーマなどが毎年変わっており
今年は現在上映中の某人気アニメのポスターやパネルが展示されていました。
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全国各地のお城にも『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が登場!炭治郎POPやポスターを展示決定!
https://kimetsu.com/anime//news/?id=68213

「鬼瓦とかの関係かな」と思ったんですが
どうやら山形城に限らず全国の城でキャンペーンを行っているようですねこれ。
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平成10年は10年前! ヨシ!
……いやまあ毎年わざわざ書き換えるようなものではないことは分かるんですが
さすがに20年近くも変わらないのはどうなんだろう、と。

そんなこんなで後半につづく。

山形駅周辺を回ってきました。(2)〜山形美術館特別展『古代エジプト美術館展』・最上義光歴史館・山形県郷土館「文翔館」など〜
https://tktkgetter.com/blog-entry-1635.html

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