永井豪 / 星和弥 「破獄のマジンガー」 第9話 感想

単行本の第1巻が発売しプラモデルもいよいよ来月発売となる
『破獄のマジンガー』の第9話。

というわけで前回のラストで現れた巨大なバケモノに加え
さっきまで味方だった3人が敵陣営となる展開から始まった今回の『破獄のマジンガー』。
四面楚歌となったシレンが孤軍奮闘するバトル描写がメインとなりますが
何と言っても見所は敵に回ってしまった3人のうちの1人、キッドが
自らの意思で決められた陣営を無視してシレンを助ける側に回ったところ。
このあたりは「創造者を無視してシレンの敵に回った」前回のブレイの行動と
対になっている感じですね。

ただ「罪を憎んで人を憎まず」はこの状況にはそぐわない表現な気がしたので
この台詞回しだけはちょっと気になってしまったり。

そんなわけで「シレンの行動に周りが感化され、創造者に反逆する」
ところを見せてくれた今回の『破獄のマジンガー』ですが
次回はバケモノとの決着の他にも
結果として創造者に歯向かってしまったキッドがどうなってしまうのかが気になるところ。
真紅郎のエピソードでは「存在が消滅されられる~」みたいな雰囲気もありましたし
何らかのペナルティ、マジンガーの搭乗者たちが創造者に逆らえない理由、みたいなものが
次回ははっきりと出てくるんじゃないでしょうか。

そして次回の配信予定日はなんと1月1日。
元旦に最新話を読むことが出来る、というのもWEB連載ならではですね。
何はともあれありがたいことです。

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