HEROMAN(ヒーローマン) 第23話 ソルティ 感想
全ては、一つに繋がっていた──。
これまでに起こった一連の事件は、スクラッグの残党の暗躍によるものだった。
ウィルの真意を知りジョーイは安堵するも、
人類がその事実に気付いたのは余りにも遅すぎた。
スクラッグ残党に操られる植物兵器、占拠されるホワイトハウス。
そして、確実に近づく首領ゴゴールの復活の時。
人類にとって絶体絶命の危機が迫る中、ジョーイに迷いは無かった。
全てに決着を付けるため、今、ジョーイとヒーローマンは空を駆ける。
最終章・序章といった雰囲気の第23話。
サイやデントン先生、そしてリナと別れ
ヒーローマンと共に敵に真っ向から突っ込んでゆくジョーイ、と
否が応でも盛り上がる展開。
「必ず帰ってくる」「もう思い残すことはない」と
着実に死亡フラグを立て続けるジョーイに果たして明日はあるのか?
…という冗談は置いておくとして
残念ながらヒーローマンの〝新しい力〟とアクションシーンはまたも次回にお預け。
次回予告ではスクラッグ軍団を相手に大立ち回りをしているし
来週こそは新必殺技を観られるだろうか。
そして今回の見所は何と言っても「こんなこともあろうかと」
開発していた強化装甲に身を包んだフルアーマーヒーローマン(仮称)。
…うーん、いい感じに微妙なデザインだ。
これ以上マッチョにしてどうしようって言うんだろうデントン先生は。
この完全に間違ったベクトルでのパワーアップは
まるで「ヤマトタケルOVA」のスサノオ第三形態を見た時のような違和感があるなあ。
ただ以前暴走した時のレッドヒーローマン(仮称)と比べると
「人の手による強化」と「ヒーローマンの意思による強化」の方向性の違いが見られて
これはこれで面白いかもしれない。
しかしこういう追加装甲パワーアップだと
「熱血最強ゴウザウラー」のガクエンガーVS機械神のような
攻撃を受け装甲を破壊されながら突撃→勝利の演出を期待してしまうなあ。