清水栄一×下口智裕 「ゲッターロボ DEVOLUTION 第15話」 感想

武蔵を中心とした新エピソードが開幕、といった感じの
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第15話。

というわけで今回は前回の戦いで活躍することが出来ず
自らの立ち位置に悩む武蔵から話が展開。

『DEVOLUTION』の特徴的な設定の1つとして
「武蔵が竜馬よりも先輩」というのがあるけれど
いつの間にか実力的には追い越されちゃってたんですね。
このあたりはちょっと唐突な気がしたので
もう少し説明というか説得力がほしかったなあ、と。

そして「巴武蔵を演じなければならない」ことに
彼が苦悩しているのが非常に特徴的なところ。
原作漫画での武蔵は「ムードメーカー」であり
「最期の自己犠牲」がとにかくフォーカスされがちなキャラだったし
そう考えると本作の武蔵は明るく振る舞い続けて死ぬことを約束された
悲しい道化的なキャラと言えるのかもしれないですね。

そして『デビルマン』のジンメンや『マジンガーZ』のグロゴスG5、
OVA真ゲッターのインベーダーなどの系譜で
ダイナミックプロ作品ではお馴染みとも言える
「人間を生きたまま捕らえる」不進化体が現れて次回に続く。
これまでの不進化体のデザインは
「ゲッターの姿を摸している」ことが強調されていましたが
今回は映画『宇宙戦争』とかそっち系統の王道エイリアンっぽい感じですね。
例によってまたまた擬態しそうな感じではありますが。

そんなこんなで次回に続く。
武蔵という時点で死亡フラグが立ってしまっているんですが
本作の武蔵は登場人物の中でも敷島博士(息子)と並んで
常識的で親しみやすい人物だと思うので
彼には是非とも平行世界の呪縛から解き放たれてほしいなあ。

  

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