森橋ビンゴ/ドリル汁 「ゲッターロボ牌」 第11話 感想

単行本の1巻も無事に発売し
「近代麻雀」誌での連載も新章突入となった『ゲッターロボ牌』の第11回。

というわけで今回の『牌』は新型ハイビースト・ゲリュオーンを相手に
1ページ目からラストまでとにかくバトル描写のみの戦闘回。
パイロットが三人揃った! という余韻もほとんどなしに
次の戦いに問答無用でなだれ込んでいくこの勢いは
正しくゲッター漫画、といった感じですね。
相変わらず麻雀をやっているんだかやっていないんだか
何が何だか分からない戦闘ですが
このわけの分からなさが『牌』の魅力として確立しちゃってる気もします。
変形合体を駆使するゲッターらしい戦闘も見られて満足満足。

そんなこんなで政府からのあまり良くない介入を示唆しつつ次回に続く。
敵の性能はゲッターとほぼ互角ということで
最終的にモノを言うのは精神力、パイロット3人のチームワークを見せつつ
決着を付ける形になりそうですね。いやあ楽しみです。

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あ、それと先日発売した単行本の表紙がすごい格好いいですね。
『アーク新装版』『DEVOLUTION』と近年のゲッター単行本は
いずれも素立ちのゲッターが表紙になっており
よく言えば統一感のある、悪く言えば動きのない表紙イラストでしたが
『牌』は思いっきり動きを付けたカラフルでド派手なイラストになってますね。
とにかく勢い重視の作風にも合ってますし非常に好みです。
永井豪先生のデビルマージャンな描き下ろしイラストも見逃せないところです。

しかしこうやってカラーでまじまじと見ると
思った以上に顔の彫りが深かったり赤と言うよりピンク色だったりと
ゲッター紅虎は既存のゲッターとはちょっと変わった顔をしていますね。
デザイン的なアプローチとしては『機動戦艦ナデシコ』のエステバリスなどに
近いようにも感じます。

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