「サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR 第25話」 感想

小説版の第2章部分に突入して新展開となる
「サイボーグ009完結編」の漫画版第25話が更新。

今回は「~神の罠~」と題して小説版のP136からP157までを漫画化。
神々によって「人間が持つ心の弱さ」を直接攻撃されるというのは
005の衝動的な森林の破壊、006の能力の悪用による犯罪なども含めて
原作「神々との闘い編」をなぞっている部分なんだけど
各キャラの話が余韻も前置きもなく2~3ページ単位で
ポンポンと進んでいっちゃってるせいでどうにも違和感が。

マイクの死やセシリアの記憶改変、「神の神」の再登場などなど
このあたりの流れをじっくり画にして描いたら
それだけでかなりのボリュームになるんじゃないかと思っていただけに
話の流れを全部独白でやってしまったのには少し拍子抜け。
正直こんなにハイテンポで最終章が進んでいっちゃうとは思わなかったわ。
小説も後半に入ってからかなりの駆け足になってたけど
漫画版はそれを更に圧縮してるからもう完全にダイジェストだねこれ。

あとモアイ崩壊以後の細かいエピソードが削られてるせいで
2ページ目の「半年後 2012年11月」が時間軸おかしくなっちゃってるね。
本来はモアイ打倒(2月)→半年後に帰国(8月)→精神攻撃(11月)なんだけど
漫画だけだと2月の半年後が11月というよく分からない状況に。
004とギルモア博士のエピソードなんかは
最終決戦への伏線を兼ねて絶対に入れなくちゃいけないと思うんだけど
そこもスッパリ消えちゃってるなあ。うーん。

そんなこんなで毎回毎回同じような感想になってる気がしないでもないけど
漫画としてちゃんとページ数かけてもっと丁寧にストーリーを追ってほしいねこれ。
映画「RE:CYBORG」の公開に絡んだ一連の企画も終わり
作中舞台の2012年ももう過去になって
完全にタイミングを逃したというか旬が過ぎちゃったのは分かるんだけど
何かこう読んでて「パッパと終わらせたい」ってのが見えて来ちゃうんだよなあ。
大人の事情ってやつなのかな。

それと1P目の「翡巫女」が「翡巫子」になってるけどこれ誤植かな。
前回まではちゃんと「翡巫女」表記だったし。

    

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