長谷川裕一 「機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 4巻」 感想

ついに〝ファントム〟がその力を発現させた
「機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト」の4巻が発売。

何と言っても今回の見所は〝ファントム〟の大活躍。
全身にIフィールドの鎧をまとっているという尖った性能や
機体の強制冷却を必要とする未完成とも言える部分、
ビームシールドを斬り裂くフレイムソードを主武装とする接近戦特化なところなど
木星製のMSでありながらしっかりと
「クロスボーンガンダム(特にX3)」の血脈を受け継いでいるのが嬉しいところ。

また今回は主人公フォント君の活躍も目立っており
ギゾ中将に高らかに宣戦布告をして海賊軍に正式に加入、
更にとっさの機転でヴェスバーを分散させたりジャックと個人的に交渉するなど
今回の事件を経てしっかりと成長している感じ。

それにしてもジャックがどんどん重要キャラになっていくなあこれ。
彼の動向が読んでいて一番面白いところでもあるし
フォント、カーティスに次ぐ第3の主人公的な立ち位置にいるんじゃないだろうか。

そして次回以降は舞台が地球、ジャブローへと移っていきそうな感じ。
無印「クロスボーン」や「鋼鉄の7人」でも地球での戦いはあったけど局地戦だったし
「ゴースト」での地球での戦闘がどんな形で描かれるのか、
またガンダムシリーズにおいて要衝であったジャブローが
Vガンの時代にはどうなっているのかなども気になるところ。

もしかしたら1stやΖの時代のMSが残っていて
フォント君のMSの知識が役に立つ場面なんかも出てくるのかなあ、と。

   

Sponsored Link

コメント (0) | トラックバック (0)