機動戦士ガンダムAGE 第49話 長き旅の終わり 感想

勝手に自滅したヴェイガンを助けたらなぜか和解出来たでござる の巻

長きに亘る百年戦争を描いた「機動戦士ガンダムAGE」も
今回の第49話でいよいよ最終回。
今、3つの運命が歴史になる───!!!

そんなわけで全ての人々にとって脅威となる
ヴェイガンギア=シドとの最終決戦が描かれた「ガンダムAGE」の最終話。
ゼラ・ギンスという共通の敵を作ることによって
連邦とヴェイガンの和解が成るという流れはまあ予想出来ていたんだけど
そこまでの流れが悪いというか
・暴走するゼラ
・都合良く襲来するシド
・ピンポイントにピンチになるヴェイガン側の要塞
などの展開が強引すぎて
カタルシスやワクワク感以上にご都合主義と感じてしまうのは何とも。
いや個人的にはご都合主義とかお約束とか大好きなんだけど
それが視聴者側に丸分かりになってるのは嫌だなあ、と。

特にキオの説得によりあっさり心変わりしたフリットには思わず閉口。
ここにきてこれか! 結局最後まで茶番かよ!
「もう誰も死なせない」とゼラもしっかり助けたキオには納得出来るんだけど
ここまで出てしまったたくさんの犠牲についてはもう少し考えてほしいなあ。
キオの考えが手放しで肯定されてしまうのはちょっと違う気がする。

そしてラストのフリット銅像+100年戦争の終結モノローグには爆笑。もとい失笑。
いやギャグでしょこれ! ツッコミ待ちでしょ! だって100年も戦争してないじゃん!
……これ多分「百年戦争」「フリットが英雄となり銅像が建てられる」っていう
語句とシチュエーションだけが先に出来てたんだろうなあ。
この結論ありきで作ってて過程をあんまり考えてなかったから
収拾つかなくなってムリヤリ100年にした感じがぷんぷんと。
そうでもなければこんな矛盾ばっかりのEDは有り得ないわ。

というわけでいろいろ言いたかったり
勿体ないなあ、と思うところはあったりしたけれど
1年間のロボットアニメをちゃんとやってくれたのはやっぱり嬉しかったり。
特に終盤は週1アニメとは思えないほどの作画クオリティで
それを維持したまま最終話まで完走してくれたのには大満足。

ありがとうガンダムAGE! さようならガンダムAGE!
でもどうせやるならやっぱりもっとはっちゃけて欲しかったよガンダムAGE!

   

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