永井豪 「真マジンガー 衝撃!superH編」 感想
アニメ「真マジンガー」の放送中に掲載された短編「真マジンガー衝撃!H編」が
「superH編」となってチャンピオンREDの付録小冊子に登場。
69Pも加筆され約3倍のボリュームになっているその分量もさることながら
「H編」のリメイクが「superH編」というネーミングが素晴らしすぎてなんとも。
このセンスにはもう苦笑するしかないわ(褒め言葉)。
というわけで以前の「H編」をとっておいたということもあり
1Pずつしっかり比較してみることにしよう。
・P004~P036……………加筆ページ(P001~P003は表紙+扉ページ)
・P037~P045……………「H編」のP002~P010(P001は表紙)
・P046~P057……………加筆ページ
・P058~P059……………「H編」のP011~P012
・P060~P061……………加筆ページ
・P062~P075……………「H編」のP013~P026
・P076~P079……………加筆ページ
・P080~P085……………「H編」のP027~P032
・P086~P087……………加筆ページ
・P088~P089……………「H編」のP033~P034
・P090~P103……………加筆ページ
・P104~P105……………「H編」のP035~P036
・P106~P107……………加筆ページ
・P108~P110……………「H編」のP037~P039
H編→全39P
superH編→全108P
パッと見比べてみたところこんな感じ。
計算は間違っていない…はず。
基本的な流れは変わらないけれど
前日談的な話(出てくる機械獣の名前が「ゼツリオンH69」というのがまた…)が
30Pほど入っていたり後半の戦闘シーンが細かく描かれていたりと
確かに「H編」のパワーアップ版、完全版みたいな感じだなあ、と。
新作ページではさやかを助けに来た弓教授の活躍が増えていたり
「H編」で出番の無かった三博士やブロッケン、ボロットなどが出演しているのも嬉しいね。
大胆にアレンジを効かせていた今作のアフロダイが
「アフロダイAネオ」という新名称だったというのも興味深いところ。
そして何と言っても今回の冊子の見どころは巻末の
中島かずき氏をはじめとする超豪華メンバーのお祝いメッセージ。
特に「コードギアス」の谷口監督など、
近年に活躍しているクリエイターさんの永井豪作品へのコメントっていうのは
これまであまり無かっただけにかなり新鮮。
そうだよこれだよ! こういうのを読みたかったんだよ!
最後に豪ちゃんの見開きイラスト+コメントページもあるし
これは表紙に書いてあるように紛れもなく永久保存版だね。
「superH編」も今後の単行本に収録されるかどうか分からないし。
ところで谷口氏のコメントにある
「美樹ちゃんを埋葬した後に明と了が出会い、最終決戦になる流れ~」って
これオリジナル版じゃなくて愛蔵版だよね。いや別にいいんだけど。