アニメ『ゲッターロボ アーク』の最終巻となる
特装版Blu-rayの第3巻が無事に届きました。
というわけで2巻までと同様に本編ディスクの他、サントラCDに
約50Pのブックレットが付属して今回も情報量がたっぷりのゲッターアークBlu-ray。
最終巻ということでメカニック紹介はエンペラーからバグに真ゲッタードラゴン、
そして本編ラストを飾ったゲッター天(ワン)まで載せている大盤振る舞いですし
設定画でも『號』の回想シーンで登場したメカザウルス
(ブックレット内では「ジャテーゴのメカザウルス」「超弩級メカザウルス」の名前で記載)
など見たかったものをしっかりと見せてくれたのが嬉しいところ。
逆に「アニメオフィシャルワークス」で目玉として紹介されていたザウルス2と3が
こちらにも何の説明もなく載っていたりと相変わらず内容の重複が多いのには
全部追ってるファンからすると「もっと別の設定画を見せてくれ」と思ってしまいますが
まあこのあたりは仕方ないですね。
そして川越監督のインタビューも最終巻らしく
過去のOVAを含めた企画の立ち上げから『アーク』終盤の展開までを総括する内容。
「百鬼羅王鬼の予定だったのがプロデューサーの意見も入ってウザーラになった」というのは
ここのインタビューで初めて出てきた情報なんじゃないでしょうか。
「百鬼帝国の残党が操るメカ」としては確かに羅王鬼のほうが妥当なんでしょうが
巨大なウザーラのスケール感が欲しかった、というのも頷けますね。
どちらにせよ原作にはない展開なので読者はビックリなのです。
またアークチームを演じた内田氏、向野氏、寸石氏の対談も今回のブックレットの見所。
竜馬や隼人をはじめとして本作は過去のOVAからの続投も多く
結果としてすごいベテランキャストが集まる作品になりましたが
その中でも本作がデビューとなる向野氏を初めとしたアークチームの面々は
文字通り「世代交代をした新生ゲッターチーム」なので
オーディションや収録時の話など初々しさのある内容だったのが新鮮で良かったですね。
これまでのインタビューでは川越監督をはじめとする主要スタッフが皆
ゲッターの原体験として70年代のアニメやサンデー版を語っていたのに対して
アークチームを演じた3人が揃って「ゲッターの入り口はスーパーロボット大戦」というのも
非常に新世代らしいところだと思います。
しかも世代的には恐らく第4次や新スパじゃなくてαやZシリーズですよね。
うーん新しい新しい。
あ、自分は第4次Sです。(隙自語)
それと本編ディスクのTV放送版(配信版)からの変更・修正点ですが
バグの攻撃を受けたアークの半壊の顔がアップになるシーンのCGが
滑らかになっていたところだけははっきりと分かりましたね。
TV放送版(配信版)では圧縮した画像データを強引に拡大したみたいに
不自然なドットっぽい粗さが残っていた場面でしたが
Blu-ray版では非常に綺麗になっています。うーんキレイキレイ。
もしかしたら自分が気づいていないだけで
メカCGについてはBlu-rayで改善されている部分が他にもあるかもしれないですね。
そんなこんなでTV放送+Blu-rayで
今年の下半期はすっかり夢中になってしまったアニメ『ゲッターロボ アーク』。
このBlu-ray3巻とほぼ同時に発送となった「お疲れさま本」も無事に届いていますし
明日あたりにそちらの記事をガーッと書いて投稿したいと思います。