石黒正数 「木曜日のフルット 5巻」 感想

「週刊少年チャンピオン」や「別冊少年チャンピオン」で毎回2Pで連載中の
『木曜日のフルット』の単行本第5巻が発売。
1巻や2巻の頃のような話題性はなくなったけれど
そのぶんしっかりと一つの連載作品として雑誌に溶け込んでいる感じだね。
それにしても始まってからもう5年以上になるのか……。

そんな『木曜日のフルット』は
今回も2Pでしっかりと楽しませてくれるエピソードが目白押し。
引っ張って引っ張って最後の一コマでオチを付ける正統派の「専門家の巻」や
「味のある皿」などの二重の表現で笑いを誘う「器の巻」、
皮肉の効いた描写が魅力の「白川先生の巻(12)」「お葬式の巻」、
二つのエピソードがしっかりと絡みあう「霊能者の巻」と「頼子の旅」などが
個人的には特に印象に残ったところ。

また最初の頃は「ダメかわいい」部分が強調されていたフルットが
ちょっとした機転を利かせたり他のネコを騙したりするしたたかさを見せたりと
5冊目ということでバリエーションに富んだ話も増えてきている感じ。

というわけで今回も安定して楽しめる『木曜日のフルット』。
1年数ヶ月に1冊とペースはかなり遅いけど
フルットにはこれくらいののんびりペースが似合ってる気もするなあ。

  

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