清水栄一×下口智裕 「ゲッターロボ DEVOLUTION 第14話」 感想
単行本の第2巻も無事に発売となった
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第14話。
というわけで今回も前回に引き続き戦闘はなく
研究所での各キャラの動向を描きつつ世界の謎に迫っていく展開。
それにしても本作のムサシは非常に親しみやすくていいキャラですね。
3号機パイロットはムードメーカー的な役割を担うことが多いけど
本作のムサシはそれ以上に年相応というか
学生らしい等身大の明るさがある気がします。ああアジフライ。
そして隼人が研究所のコンピュータに侵入する中で
平行宇宙の「恐竜帝国」や「百鬼帝国」の存在の他、
まさかの「第三次オリオン大戦」の語句が登場し
最初の宇宙≒原作漫画の宇宙? をはじめとする無数の宇宙が
ゲッターエンペラーによって消滅してしまっていた……
というショッキングな事実が明らかに。
平行宇宙を持ち込んできたあたりで薄々そんな気はしていましたが
このあたりは完全に『真マジンガーZERO』的な設定だなあ、と。
それにしてもここで思いっきり『サーガ』に踏み込んできましたねー。
原作漫画(と思われる)世界がエンペラーによって消滅してしまった、
というのは賛否両論を巻き起こしそうなかなりの冒険だと思いますし
この設定のまま『DEVOLUTION』が続いていけば
原作で結局語られることの無かった
エンペラーの目的、進化の果てにあるものは何か、
という部分に踏み込んでいかなくてはならないので
そのあたりは楽しみでもあり不安でもあるところ。
あ、それと先日発売した単行本の2巻ですが
1巻ほどでは無いにせよセリフの差し替えや細かい加筆がちらほらありますね。
何だか間違い探しをしてる気分になってきました。
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