有賀ヒトシ 「ロックマンギガミックス設定画集」 感想
まさに「忘れた頃に~」という感じで
ロックマンメガミックス+ギガミックスの全巻購入特典だった
「ロックマンギガミックス設定画集」が到着。
もともと抽選のはずだったのがいつの間にやら応募者全員サービスになっていたりと
いろいろあったなあ、時間がたつのは早いなあ、としみじみ。
何はともあれ全員サービスにしてくれて本当にありがとう!
というわけで今回の設定画集、
収録されているイラストは既刊「ロックマンマニアックス」とほぼ同じで
収録数も「~マニアックス」より少ないけれど
こちらのほうが大判なのではっきりとした線で読めるのと
イラスト一つ一つに有賀先生のコメントが載っているのが大きな違いという感じ。
特に「ブレイクマン=ブルース」が明確にされていたり
デューオのボディがコサック博士製だったりという
「ギガミックス」オリジナルの設定にしっかりと触れているのが嬉しいところ。
「~マニアックス」やEB版メガミックスの設定資料は市販向けを意識したのか
説明や紹介を重視した堅い解説文だったけど
とにかくこっちはディープなファンを意識して生の声が載っているという印象。
そして一番気になるのは
ページ数やあまりにもハードな展開のせいでお蔵入りになったという
「ギガミックス最終章の没ストーリー」に言及しているコメントがちらほらと見られるところ。
スペースルーラーズ一人一人にスポットを当てたエピソードやワイリーナンバーズの葛藤など
断片だけでわくわくしてしまうコメントの数々はまさに
ああ読みたい! じっくりしっかり読みたい!
限定品の画集コメントだけじゃ本当にもったいない! というのが正直なところ。
わがままな一読者としてはどんな形式でもいいから
まとまった形で読みたいなあ、と言ってみたり。
というわけで有賀先生のコメントがびっしりで
個人的には「~マニアックス」の設定資料よりも読み応えがあった今回の設定画集。
とにかくファンなら抑えておきたいコメントや裏設定などが多くて
まあおまけのようなものだしなあ…
とあんまり期待していなかった自分としてはまさに嬉しい誤算という感じ。
こういうの見るとまたメガミックス~ギガミックスと全巻読みたくなるね。
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