夏は無理だけど紅白はバリバリ出る予定だよ!
「輪姫少女」2011年冬公開予定だよ!

……とでも宣言しておかないといつまでたっても牛歩状態のような気がする。
大長編ってわけでもないのにこれ以上ずるずる引き延ばしてもいいことなさげだし
マジで今年中には何とかしたいところ。
ちなみに目処は全くついてない。

 20110801.png
あまりにも寒すぎるギャグ展開に嫌気が差して中途半端にシリアス分が混じることを
「逆ギップル現象」と呼ぶことにしよう。

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  輪姫少女(ツクール2000), RPGツクール

プリンセス♀を主人公とするオリジナルストーリーが展開する
漫画「世界樹の迷宮III~深海の戦姫~」のクライマックスとなる下巻が発売。

上巻の感想を書いた時は
・ゲームをプレイしていない人を置いてきぼりで専門用語がぽんぽん出てくる
・中盤に大きな分岐がある「~III」のストーリーをどう締めるのか
などの点が気になった本作だけれど
実際に蓋を開けてみれば予想以上にきれいに纏まってるなあ、というのが第一印象。

特に原作での主要キャラを全く登場させずに
後半のストーリーを「主人公たちVSフカビト」の単純な図式に持っていったのは
英断にして正解だよなあ、と感心してしまうところ。
こうすると短い尺の中でも「倒すべき敵」がはっきりしてくるし。
ラストの締めが原作では微妙すぎる某リミットスキルなのもいい感じに盛り上がるね。
それにしてもシノビスキルの「肉弾」はビジュアル的に見るとやけにシュールだ。
シリアスで泣ける場面なはずなのに。

ただ上下巻だとどうしても尺が短く感じてしまう部分もあり
深都での修行があんまり活かされてなかったり
(修行で強くなった、っていう描写が少なすぎて説得力がないような気が)
後半の和解から共闘の流れなど強引すぎる展開もちらほら。
ラストの決戦なんかもせっかく相手が「明確な人間の敵」なんだし
他ギルドも交えての総力戦っぽいのも見てみたかったところ。

やっぱり「II」の漫画版に比べると今回の「III」は
王国の滅亡や兄妹の対立などが絡むスケールの大きい話になっちゃってるから
どうしても同じ尺だと短く感じてしまうなあ。
上巻の感想でも書いたけど
ホーク、メイリン、カザンの三人のドタバタなんかはかなり面白かったから
そのあたりのエピソードがもっとたくさん入れられれば
また印象は変わってただろうし。

そんなわけでもしまた「世界樹」のコミカライズがあったら
今度は上中下の全三巻がいいな!
「I」だけ漫画化されてないのもモヤモヤするし頼むよ一迅社さん!


上巻の感想はこちら

  

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  世界樹の迷宮, アニメ・漫画, ゲーム

『……俺たちは、自由な存在だ。』

1~2話よりやや勢いを落としての「セイクリッドセブン」の第3話。
今回はライバルキャラの輝島ナイトをはじめとして
研美所長やそのSPなど一気に増えた新キャラたちの顔見せ的な話ということで
ストーリー的にはあまり進んでない感じだけど
アルマとナイトの問答など本作のテーマがはっきりとした話だったなあ、という印象。

神にも悪魔にもなれる」というどこかで聞いたことのあるフレーズを持ち出すまでもなく
全体的な雰囲気がダイナミックプロ的だと思うんだよねこの「セイクリッドセブン」。
特に「良いアシと悪いアシも本質的には何も変わらない」という所は
完全に「デビルマンレディー」な感じだし。
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「デビルマンレディー」ではデビルマンと敵であるデビルビーストに違いはなく、
人間社会に反抗するかしないかというその思想で区別されていた。
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で、そうした中で主人公のアルマが
最終的に「(人間にとって)良いアシ」になるのか、
それとも「(人間にとって)悪いアシ」になるのか。
それを決めるのは第1話からずっとキーワードとして登場している
アルマ自身の「意志」なわけで。
今回はいろんな組織や設定、敵対関係が見えてきた話だけど
はっきりとアルマを中心としてテーマが語られているからとても分かりやすい感じ。
一本筋がしっかりと通ってるのはいいなあ。

それにしても研美所長って
「自ら変身して戦う金持ち」ってところで「アイアンマン」の社長を思い出すね。
あの三角形のエフェクトとかアークリアクターっぽいし。

そんなわけで主要キャラが出揃って「起承転結」の「起」が終わった感じの本作、
次回は学園が舞台の文化祭話ということで
・石をアシを倒すための消耗品としてしか見ていないルリ
(今回冒頭のオークションのように)と
・根っからの石好きである若菜
の二人の対比が描かれそうな感じでこのあたりも楽しみ。

まあ今回一番驚いたのは新キャラの翡翠がボクっ娘だったことなんだけどね!
そんなふうに思ってなかったからマジびっくりだよ!

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

『そうか……俺は石になればいいのか。』

第1話に続いて非常にテンポの良い展開を見せてくれた
「セイクリッドセブン」の第2話。
・セイクリッドセブンが持つ力や悪石と良石の違いについて
・アルマと若菜の出会った時の出来事
・ルリが悪石たちと戦う理由
・過去に出会っていたアルマとルリ

などなど普通のアニメなら中盤以降に明かされるような数々の謎を
ぽんぽんと説明してくれるからすごい展開が早く感じるなあ。
最近は変に引っ張って肩すかし、的なものも多いからこういうのは嬉しいね。
1クールアニメで中だるみとかしないよなあ…と
逆に不安になってしまうくらいがちょうどいいと思うんだ。うん。

また今回もギャグとシリアスが入り混じった展開が多く
特にルリが飛行機を飛び出してから「今必要なのはパラシュートだ!」までの
一連の流れは大爆笑。どこの洋画コメディだよこれ。
登場人物がみんな大真面にやってるからこそ生まれる面白さ、という感じ。
その後の空中戦も敵が巨大なこともあり
怪獣映画的なダイナミックな構図でしっかりと見せてくれて大満足。
ボードに乗る主人公と言うことで
「交響詩篇エウレカセブン」や「Get Ride! アムドライバー」なんかをちょっと思い出すね。
それにしてもセイクリッドセブンの力は万能だなあ。
第2話にしてここまで万能だと今後がいろんな意味で楽しみだ。

また今回の説明で一つ気になったのが
鬼瓦や源義経にも影響を与えたという「過去に飛来したセイクリッドセブン」の話。
このあたりが単なる設定で終わるのか本筋に大きく関わってくるのか
はたまたあざといメディアミックス展開のために取っておいているのかは謎だけど
アルマが赤鬼のイメージで描かれてて
第1話の敵がメドゥーサ、第2話の敵がアメリカから襲来ということで
日本妖怪VS西洋妖怪みたいな構図に持っていくのかもなあ、と思ったり。

そして「OP映像にあった感嘆符の視覚化=実は鬼瓦の力」などのように
単なる演出だと思ってた部分にはっきりとした理屈が付けられているのには素直に感心。
作品テーマに深く関わってきそうなアルマと若菜の回想なんかもだけど
大胆な部分と繊細な部分のバランスがすごい取れてるアニメ、といった印象。
いやあ本当にテンポ良くて面白いわ。

ところでサブタイトルが公式サイトだと「瑠璃色のキズナ」で
本編中の記載だと「ルリ色の絆」になってるんだけどどっちだよ!
ここは大事なところだよ! 記事タイトル書く時に困るんだよマジで!

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン

『とりあえず……君のイシは受け取った!』

最近アニメ見てないなあ…なんか面白いのないかなあ…
今どんなのやってるんだっけなあ…。
というわけで目についたのがこの「セイクリッドセブン」。
正統派ヒーローアクション+原作なしのオリジナルということで
今期アニメの中では一番気になってたんだよねこれ。
当然のようにTV本放送はしてない地方民だけど
ありがたいことにバンダイチャンネルで無料配信してるのでさっそく視聴。

……いやあいいわ。こういうの大好き。
過去の暴力事件から誤解されクラスで孤立し、
数少ない理解者にも冷たく当たる主人公。
そんな彼の前に現れる謎の少女+鬼畜眼鏡(ここ重要)。
そして暴走から謎の少女=ヒロインの協力を得て真の力が覚醒、と
まさに正統派ヒーローものの導入部、といった感じ。

また「ただの正統派」に留まらず、理解に苦しむ格好としか思えないメイド隊など
「おバカアニメ」(褒め言葉)的な部分もあり
(「超重神グラヴィオン」っぽさを感じたのはこのメイド隊のせいかな?)
サービス精神旺盛というかエンターテイメントに徹してるなあ、というのが1話の印象。
ルリを守りつつ背中でサムズアップ+記事冒頭のセリフなんかはまさにその真骨頂。
ああもう格好いい。ハッタリ効きすぎて逆にダサ格好いい。たまらないわ。
主人公アルマの「二枚目なビジュアル+微妙にヘタレた性格+ドスの効いた声」
なギャップもいい感じ。
OP曲とED曲が両方とも格好いい+作品をイメージした歌詞なのも嬉しいね。

一つ気になったのは「丹童子アルマ」という変わった名前の主人公や
今回のサブタイトル「イシの目覚め」(石+意志)など
ダブルミーニングでいろいろな伏線やキーワードを盛り込んでいそうなところ。
作中の描写などを見ても童子=鬼のイメージ(+ヒロインの羽ルリとの対比)
で描かれていることはほぼ間違いないだろうし
「青鬼」に相当するような謎の騎士が1話ラストで姿を見せているのも興味深いところ。
ED曲のタイトル「輝跡」は「輝石+奇跡」なのかなあ……などなど変に勘ぐっちゃうね。

というわけで久しぶりに最新アニメの視聴を決定。
じっくり楽しむことにしよう。うん。

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  アニメ・漫画, セイクリッドセブン