ばらスィー 「苺ましまろ 7巻」 感想
約4年ぶりの新刊となる「苺ましまろ」の7巻が発売。
いつの間にやら1~6巻が押し入れの奥深くまで追いやられてしまっており
部屋の掃除をしながら既刊を久しぶりに発掘。
「かみちゅ!」や「トリコロ(電撃版)」なんかが一緒に出てきて懐かしい気分になったり。
ああそういえば同時期だったっけ。
そんなこんなで久々の苺ましまろ。
さすがに初期と比べると微妙に絵柄も変わっちゃってるけど
シュールなギャグや繰り返しネタによる面白さは今回も健在。
コピー多用で「これでもか」というほど連続で畳み掛けてくる
『episode.61 いいわけ』をはじめとして
不条理な扱いを受けていた笹塚くんのまさかの逆襲劇『episode.64 桃太郎』
1話丸ごと4コマ形式の『episode.65 4コマましまろ』などが展開。
個人的には3巻に出てきたリコちゃんハウスが再登場する
『episode.69 バッタとリコちゃん』がお気に入りだったり。
1コマ抜き出すだけで笑える絵面の面白さは他の追随を許さないねこれ。
ただ5~6巻あたりからネタが固定してしまっているというか
「美羽が話を掻き回して千佳がツッコミをする」という流れが完全に確立して
この2人だけで話が完結しているエピソードが多いのがちょっと気になったり。
伸恵お姉ちゃんの学校話なんかすごい好きだったから
次回はそこらへんを増やしてほしいなあ、と。
それにしても作中のクロスワードを真面目に解こうとした自分がバカだったよ! くそっ!
「付喪草子」小説版第5話更新。
WEB小説版『付喪草子』の第5話を更新しました。
『付喪草子』目次
https://ncode.syosetu.com/n9514bn/
『付喪草子』第5話
https://ncode.syosetu.com/n9514bn/6/
『付喪草子』紹介ページ
https://box.tktkgetter.com/tsukumo/index.html
気分的には今回から第2章。
区切りのいいところがなかったので本作初の「次回に続く」な感じとなります。
そろそろストーリーが動き出す……といいなあ。
「付喪草子」小説版第4話更新。
WEB小説版『付喪草子』の第4話を更新しました。
『付喪草子』目次
https://ncode.syosetu.com/n9514bn/
『付喪草子』第4話
https://ncode.syosetu.com/n9514bn/5/
『付喪草子』紹介ページ
https://box.tktkgetter.com/tsukumo/index.html
勝った! 第1章完!
というわけで今回までが導入部みたいな感じです。
とりあえず一区切り。
「サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR 第12話」 感想
2週間ぶりの更新となる「サイボーグ009完結編」の漫画版第12話が公開。
今回も張々湖編に続き作画はシュガー佐藤氏が担当。
てっきり早瀬マサト氏と交互にやっていくのかと思ったけど
これは完全に交代したってことになるんだろうか。
個人的には早瀬氏に比べて線が細い感じで
『完結編』の雰囲気にはこっちのほうが合っている気がするしいいかな、と。
そんなわけで今回はブリテンを主人公として
小説では中巻のP164~P214に当たるストーリーが展開。
アクションシーンや場所の移動が少ない回ということもあって
ブリテンの視点で感情の機微、少しずつおかしくなってゆく舞台練習の様子が
しっかりと描かれていて今まで以上に一本筋の通ったストーリーになっている印象。
いや今までのエピソードで一番面白いかも知れないわ今回。
特に1ページ目、酩酊しているブリテンを
「頭が瓶に変身してしまっている」ことで表現しているところなんかは
小説版にもない漫画ならではのアレンジでかなり巧いと思ったり。
ただ小説版の感想でも「和製ホラーっぽくて雰囲気が合わない」と書いたように
「死んじまえ~」のくだりなんかはやっぱり少し違和感があったり。
このあたりは画にしちゃうと逆に陳腐になっちゃうかもしれんね。
というわけで次回も2週間後で「幽霊劇場」の後半が掲載。
「天空の食」や「幽霊劇場」は小説版が約100Pとかなりのボリュームだけど
シュガー佐藤氏は幼年誌でのコミカライズを手がけていたこともあってか
要所を押さえてまとめるのがすごい上手いね。次回も楽しみ。
それにしても映画『RE:CYBORG』BD特典冊子の漫画も描くみたいだし
かなり筆が早い人なのかな。